ナースの進路相談①看護師気質ありますか？

看護師として働きたい・・そんな思いを持ち始めたのはいつですか？
この文章を読んでいる方、現役看護師はもちろん看護学生や高校生などもいるのではないでしょうか？
まず、看護師への憧れを持ち始めてどうしたらなれるのかということを調べる、聞くことが第一歩かと思われます。その一歩を歩みだすときに気をつけて頂きたいのが、看護師業務の中で言う情報収集です。

情報収集とは

実習や業務にてまず病棟業務でスタッフが朝来て最初に行っていることはカルテや検査データを確認することを行っているかと思うが、まず情報がなければ何事も判断できないでしょう。
業務以外のことももちろん同じである、テレビのニュース、新聞などで情報を得てそこから考えて何かの結論や結果を得て、そこから人間は成長していくものです。

看護師になりたいと思い、おそらく高校でその思いを進路相談で告げて、先生は大抵看護学校か大学の看護学科を進めてくるでかと思います。しかし、その先生は実際に看護師としては働いていない人です。
看護学校、大学の違いや看護師資格を取得してからさらにどのような仕事につけるのかということは正直に言ってしまえば何となくしか分からないかと思います。そして仕事の実態も。
また、あなたに本当に合っているのかということも真剣に考えてくれているかどうかも分からない、あなた一人のために先生がいるのではないのですから当たり前です。

そんな、進路相談で進路を決めてなんとなく勉強し、それで看護師になることができ自分の性にあっていたら良いが、合わなかった場合は再度別の道を探すことになってしまったり、、もしくは文句を言いながらなんとなく仕事をすることしかできなくなってしまう・・。
本当に適性がない方は学校を中退してしまう人もいます。実際にそうゆう方を見てきました。それでは、時間もお金ももったいないではないでしょうか？

この前置きで何が言いたいか、それは進路相談する上で最初の知識や情報を得るのは人の力を借りても良いがそれ以降は誰も助けてはくれない、すなわち自分で切り開くしかないのです。学校では教えてくれて当たり前と思って流れるままではいけないということですが、、では、実際にどのようにしていけば良いのでしょうか。

看護師って？

看護師という仕事についてはおそらくテレビや本、先生の話などで聞いているかと思うが実際の現場で働くとなると話は違います。ここではまず看護師としてあるべき精神面・体力面についてあげていき自分にその要素があるか、見つめなおして頂きたいと思います。

現場で働くとなると精神力と体力は重要で不可欠です。どんなに勉強ができてもそればなければつぶれてしまう、、その中でまず、精神面というメンタルの部分に焦点をあててみます。

精神的・体力的強さとは

メンタルが弱いと看護師はすぐに続けられなくなってしまいます。学校では生徒が辞めないように、看護師になれるようにと先生は指導するから最低限できれば卒業はできるできます。しかい、働くとなると話は別です。なかには、きつい先輩もいるし、看護師長は少ない人数で病棟を運営しなければならない、無理難題もふってくるでしょう。それにナースコールの攻撃、患者の無理難題、医者からの上から目線の言動。挙げていくと切りがないです。。それに耐えうる忍耐力、集中力、精神力がなければ長持ちしないでしょう。

現場には古い考えを持った看護師もいて、厳しくするのが当たり前という人もいます。また、そんな人が厳しくするのは新人で入ってきた看護師が受け身で教えてもらうのが当たり前という姿勢のためかもしれません。そんな、精神力は実習で育てられるかもしれない、これから育つかもしれないがそれに立ち向かう意志があるか見つめ直すことで本当に自分に向いているか考えることができます。

体力面としては夜勤や時間外労働に耐えることができるかどうかです。現場で働いている看護師で夜勤は病院、クリニックによって異なるが定時に帰れることはまずないと考えたほうが良いでしょう。そんな、時間外で働けるか、また業務だけならまだ良いが委員会や新人指導などのその他業務で時間外業務は膨大です。病院にもよるだろうが、この業務は大半が無償のサービス残業といえます。そんな割に合わないことに体力を使ってもいいと思える自分はいますか。

自分と向き合う

看護師になるということはよく大変だといわれているが、言葉で言うことと実際に働くことは全く違います。それを踏まえて、今後看護師を目指す方は自分を見つめ直して欲しい、現在看護師をされている方は今のままで良いのか考え直して欲しいと思います。

次回は、ナースの進路相談②学校選びは自由？です。