快適!布ナプキンのすすめPart2~ 準備と使い方の基本~
布ナプキンが注目されてきて様々な種類の布ナプキンがネットやショップで販売されるようになりどれを選んだらよいかわからないほどです。
そこでどのような種類があるのかどのような点に注意して選べばいいのか15年の経験をもとにまとめてみました。
布ナプキンの形状
プレーン型
四角のハンカチ型タイプです。3つ折りか4つ折りにし細長く折りたたんで使います。フェイスタオルぐらいの大きさのものが多いです。この2分の1ぐらいのタイプを販売しているメーカーもあります。
小さいタイプは、生理の終盤にさしかかって経血が少ない時や、おりもの用に使っています。
小さなひし形ハンカチにクリップがついてホルダーになるものもあります。
●メリット
汚れていない部分を中に折り返して使えます。また、広げると薄いので、汚れが落としやすく短時間で乾きます。
●デメリット
収納時にややかさばったり、洗濯後折りたたむ手間があります。固定するには、ホルダーと合わせて使うことが必要です。
成型
細長い小判のような形に縫ってあります。
●メリット
折りたたむ手間がありません。
●デメリット
厚みがあるものは、洗濯後、乾きにくいのが欠点です。固定するにはホルダーと合わせて使うことが必要です。
一体型
羽付きナプキンの形でスナップがついてショーツに固定して使います。多い時はその下に成型のものを挟んで使います。中に、防水布が組み込まれているものがあります。
●メリット
折り畳まずに簡単に装着できます。
クリップを利用し小さくコンパクトに収納できます。
●デメリット
厚みがあるものは汚れを落とすのにやや手間がかかり、洗濯後、乾きにくいのが欠点です。
布ナプキンの布地と色
カラフルに素敵な模様がついているものもあります。なかには、化学薬品で作られた染料で染められているものがあるのでよく調べて安全なものを選びましょう。
肌に当たる部分は、シルクのもの、竹布、コットン、ネルなどがあります。
すべて使って試してみました。私の一番のお気に入りはシルクです。他の布地に比べて経血が広がらず吸収しサラッとしてすごく肌触りがいいのです。シルクは、解毒作用もありデトックス作用を増すそうですよ。
竹布は、菌の繁殖を防ぐ作用があるそうです。
耐久性がいいのは、コットンです。
ネルは、吸収力があるため大抵のものは裏地に使われています。
洗濯に必要なもの
つけおきの容器
布ナプキンの汚れを落とすには、つけ置きをしてから洗うのが便利です。一緒に住む家族の目を避けたり、ほこりが入るのを防ぐのにフタつきの容器を用意します。
アルミ製のものは、洗剤によって変色してしまいますので避けましょう。
洗濯洗剤
大切な部分に使うものなので肌にやさしいものを選びたいですよね。そこでおすすめなのはアルカリウオッシュ(セキスイ炭酸ソーダ)です。
これを水に溶かして1時間ぐらいつけ置きすると、経血がよく落ちます。
柔軟剤
こちらも肌に優しいものを選びましょう。柔軟剤を使うと肌触りがよくなり使い心地抜群です。
私は、ナチュロンパックス、太陽油脂、エコベールなどから販売されているものを使っています。
洗濯洗剤や柔軟剤は、布ナプキンを販売しているメーカーで製造したり勧められているものもありますので一緒に見てみて下さいね。
アロマオイル
その人の好みになりますが洗濯の時に香りつけに使用します。
代表的なものはティートリーオイルです。殺菌効果もあるので人気があるようです。この香りが苦手な人もいるので、自分の気に入ったものを選択して使いましょう。
洗濯ネット
私は、つけ置きをして予洗いをしたあと洗濯ネットに布ナプキンを入れて洗濯機で普通に洗っています。
シルクや竹布などデリケートな布地には必需品です。他の布地でも、洗濯ネットを使うと生地が傷まず長持ちしますよ。
持ち歩くのに必要なもの
ポーチ
使い捨てて減ることはないので大きめのものを選びましょう。
ジップロック付きのビニール袋
ジップロック付きは、匂いの漏れをしっかり防ぐことができます。色付きで中身が見えないようになっているものもあります。
スプレー
アルカリウオッシュを溶かした水にティートリーオイルを数的垂らしたものをスプレーボトルに入れています。
菌の繁殖を防いだり、経血を落としやすくするために使用したナプキンに吹きかけています。
ジップロックのビニール袋にもあらかじめスプレーしておきます。
使い捨てナプキンの上に布ナプキンをのせて使っている人もいます。(その時は、トイレにうっかり布ナプキンを落とすことがあるので注意して下さいね。)
何よりも快適さ・使い心地の良さを一番の目的にして、自分でやりやすい方法やお気に入りの商品を選ぶのがいいでしょう。
そうすることにより、自分の体とよく対話することになるので微細な変化にも気づき、自然に自分をいたわり大切にすることが身についたように感じます。
ぜひお試しくださいませ(*^▽^*)
この記事を書いた人
- 十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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