税金、お金に対してどう考えていますか?
給料の中の福利厚生部分で税金が占める部分は所得税、住民税が主にあります。
税金について詳しくなることで給与明細が見ることができ、確定申告する際にとても便利です。
では、税金について少し詳しく書いていきたいと思います。
税金の仕組み
税金にも種類があります。税金を納める課税主体によって国税と地方税に分けられます。両方ともその名の通り、国に納めるか、地方に納めるかの違いです。しかし、それぞれ納税額の決定方式が違います。
国税は納税者が直接申告することで納税額を確定する方式です。一番身近なもので所得税が該当します。
それとは異なり、地方税は国や地方公共団体が納税額を確定し、納税者に納税額を書面等で通知する方式です。地方税の中で最も身近なものは、住民税です。職場で天引きしている場合は通知書はきませんが、退職後は自宅へ書面で通知がくるのはこの種類の違いの為です。
税金の分類には税率の違いによる分類もあります。
所得が大きくなるにつれて、税率が段階的に高くなる税率、これが超過累進税率です。またこれとは別に、所得の大小にかかわらず同じ税率を適用する税率、比例税率といいます。
文章から察することができると思いますが、所得税が前者、住民税が後者になります。また比例税率には消費税も該当します。
確定申告とは
職場に勤めている間は確定申告を職場で行ってくれますが、退職に伴い確定申告を自分でしなければならない時があります。源泉徴収票という言葉を聞いたことがあるかと思います。
そもそも源泉徴収という言葉は給与を支払う者が給与から一定の所得税を天引きして、給与を受け取る者の代わりに納税することを言い、これを証明する書類が源泉徴収票といいます。
そのため、確定申告を行う際はこの書類が必要になります。ちなみに所得税とは1月1日~12月31日までの1年間の所得と税額を計算し、翌年の2月~3月の間で支払いをしますので、たとえば10月や11月で職場を退職して12月末日は無職の人は確定申告を行う必要があります。
確定申告と聞くと難しいように感じますが、インターネットで申告の仕方などが掲載されていますのであまり苦手意識を持たないことが良いと思います。むしろ、確定申告をすることで払い過ぎた税金が戻ってくる可能性もありますので、そう考えるとプラスのイメージになって苦手意識がなくなるかと思います。
お金に対する考え方
給与明細の見方や、税金や確定申告の仕方などこれは看護師だけではなく他の業種の方みなさん行っており言わば国民の義務となっています。大学の看護学科でしたら経済に関連した講義もあるかと思いますが、看護学校ではほぼ無いに等しいでしょう。そもそも看護師やその他医療系に進む人は経済などの文系とは違い、理系が得意でその道を選ぶ人が多くお金の知識は少ない方が多いのかと思います。
看護師でも日々の業務で節約や物を大事に扱う、よくコスト管理などという言葉があります。また、年数を重ねて自分で事業所を立ち上げるなんて時もあると思います。
そんな時、お金の流れや仕組みを分かっていると自分も困らない、周りのことも理解しながら業務を行うことができます。
医療の知識だけを持ち合わせているだけで良いという事ではなく、仕事をする一人の大人として知っておく必要があると思います。ニュースや新聞でも経済の動向は報道されており、さらに今はインターネットの時代。情報を知る手段は沢山あります。
例えば、消費税は現在8%ですが、10%になるのはいつからかご存知ですか。いつからか知っておくと大きな買い物をそれまでにしようと計画を立てることができます。知っていることと知らないことの違いは大きいです。直感での行動が正しい時もありますが、お金が絡むとみなさん計画的になることが多いと思います。
普段から新聞、ニュースで情報をアップデートし、看護師して必死で働いて稼いだお給料を無駄遣いせずに正しく使用できるようになれると生活が苦しくて辛いという思いをしないようにできるかもしれません。
この記事を書いた人
- 総合病院や治験業界を経験してきました。看護師のみなさまが健やかに過ごせるように、また看護師を経て個々があるべき道に進めるように、情報を発信していけたらと思っています。
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