自分の所得税はご存じですか？

みなさまは現在どのような仕事をされているでしょうか。
看護師として働く方法も病院やクリニック、施設等沢山あると思います。働く場所は様々でも、働く目的は同じだと思います。

それは「生活していくため」「食べていくため」「家族を養うため」等、生きていくためですよね。
そのために、給料をもらっています。無給だと勿論働きませんよね。
そんな、お給料に関して知っておいた方が良いことを書いていきます。

給料って何？

給料と一言でいいますがいわゆる「会社や企業に雇われた、労働の報酬」となります。
以前のコラムにもお金のことを少し記載しましたが、労働して給料を貰って・・その全額って貰えないですよね？

一般的にお金を渡すことには税金が発生します。今回はその税金について書いていきたいと思います。

給与に関わる税金とは？

税金とはそもそも何で支払われるか。税金の役割というのがいくつかあります。

「富の再分配」
「景気調整」
「経済政策の推進」
「国内産業の保護」と挙げられます。

この中でイメージしやすいのは「富の再分配」「経済政策の推進」です。
これらは給料が多い人ほど多くの税金を払い、少ない人は税金を少ないというとイメージしやすいかと思います。一番わかりやすい仕組みです。ではそれを踏まえた上で、給与について見ていきましょう。

給与所得と所得税

給料は税制の中で給与所得といい、給与所得から引かれる税金を所得税といいます。
給与所得は前述した役割から考えると高いほど税金として引かれる額が多くなります。その為に、前年の収入が高い方は翌年に税金を多く払わなければならなくなります。

一般的に看護師の正社員で年収３３０万円～６９５万円が相場かと思います。知っている方もいるかもしれませんが、この範囲内であれば所得税率って同じです。

３００万円以上の差があるのに同じって何か府に落ちないところありませんか。ちなみに税率は２０％です。
これの下の税率になると年収１９５万円～３３０万円です。
こちらの税率１０％です。少しあがって税率１０％も上がってしまうなんて悲しいですね。

消費税率が５％から８％に上がった時も、みなさん家計への打撃あったかと思います。

たかが１％、１０％それでも大分違います。少ない税率の方が手元に入ってくるお金は増えて、美味しいものを食べたり、旅行に行ったりできますよね。そんな税率について少し述べさせて頂きました。

これ以外の所得について身近なものは、退職所得（退職金）、利子所得（預貯金の利息）かと思います。
退職金もらうときも税金ってかかるって知っていましたか。
お金を銀行や郵便局に預けているだけで税金がかかると知っていましたか。

ほかにも不動産や相続、譲渡など色々ありますが、看護師の皆様が身近なものを挙げさせて頂きました。
こちらは今後需要がありましたら書いていきたいと思います。

ちなみにこのようなお金の仕組みはどんな仕事をしていても共通です。これを知っているか知らないか、知ろうとするかによって日々の生活は違ってくると思います。

結論として

給与所得、所得税について少し書いていきましたがこれを知らない看護師やその他医療関係者は多いです。
特に独身の方は無頓着な方も多いかと思います。自身も働き始めはそうでした。

これを読んで少しでも興味が湧いてきた方、ぜひ税制だけではなくお金の仕組みを勉強してみることをお勧めします。例えば、ファイナンシャルプランナーが代表的です。この仕組みを勉強すると、お金に関する考え方が変わりますし、今後無職になることがあったり、フリーで仕事をする方は確定申告をされると思います。その時にとても有利です。

何も分からないとただ税金を引かれて終了です。確かに面倒なことはありますが、自分で理解して引かれるのと何も分からないよりは知っていると物事に対する見え方違いますよね。ぜひ、興味がある方は調べてみてください。読んで頂きありがとうございました。