看護師の新人指導で大切な3つのポイント

プリセプターをこれからする方、している方！きっと誰もがどうしたらいいのか悩むと思います。私は二年連続でプリセプターをし、その中で学んだこと、反省したことを書きたいと思います。ぜひ自分と照らし合わせたり、参考にできる部分があれば参考にしてください。

まず初めに謝ります。平成生まれの方っ！ごめんなさい！昭和生まれの目線になってしまうので不快な思いをさせてしまったら、ごめんなさい。

今ってもう平成生まれが社会に出ているのですよね。昭和生まれの私からすると、若い！！と感じます。そう感じてしまう原因がゆとり世代だからかもしれません。

私がプリセプターとなってまずしなければならなかったことは、社会人としてのマナーを教えることでした。

自分も入職してすぐにできたわけではありませんが、どうしてもこの点からできていない子が多い…あいさつ、先輩への態度、言葉遣い。なかなか大変です。

看護師って昔よりはお局的な人は減ってはいますが、やはり女性の職場だけあって先輩、後輩はあると思います。入職しまず大切なことは嫌われないことが大切だと思います。チームで動きますので、新人がほかのスタッフと上手に接することができるように初歩的な言葉遣いなどを指導していくことが大事なこととなります。

新人は一緒に行動しているスタッフのことをよく観察しているんですよね。なので私も患者さんにもタメ語などで話さず、丁寧に話しお手本になれるよう気を付けました。

やっぱり口で伝えるよりも見て学んだほうが、早く身に付きます。その時に気を付けるだけだと、すぐもとに戻ってしまうので常日頃から注意していないとだめですね

看護師において根拠を考えることはとても大切なことだと思います。技術においても、消毒の仕方や管の持ち方、清潔・不潔の区別などすべてにおいて根拠があり、根拠を考えればおのずとやり方は見えてくると思います。

なので国試のように丸暗記ではなく、根拠を考え、そこから答えを見出すことが大切なのです。

ですがまだ働き始めた新人さん達は知識もなければ、自分で考えようとする気持ちもあまりありません。根拠ではなく、すぐに答えを知ろうとしてしまいます。それではただの丸暗記と一緒で、すぐに忘れてしまいます。

新人時代って看護師としての基盤を作るとても大切な時期です。なのでなぜ？どうして？と、質問してあげましょう。新人さんからすると怖い先輩と思われるかもしれませんが、自分で考える、根拠を考えるという考える力を身につけさせてあげることがとても大切なことだと思います。

新人の頃は何でも質問できます。質問すれば答えもかえってきます。でも、時がたち自分が先輩になっていくと分からないからといって質問ができなくなってしまいます。なので新人のころに自分で考える力を育てることが大切になってくるのです。

そしてなにより大切なのは、精神面のフォローです。技術や仕事の内容は誰でも教えられます。むしろ人それぞれやり方が違うので、色んなスタッフのやり方を見て、その中で一番いいと思う方法を真似して実施してもらったほうがいいと思います。

しかし、精神面はプリセプターの仕事です。新人からして、あまりいい関係を築けていなくても、プリセプターの存在は特別なものです。一番一緒に居る時間も長いです。

自分が新人の時を思い出してください。とにかくツラくありませんでしたか？よく泣きませんでしたか？よく同期とは愚痴を話しましたよね。新人の時って何もかもが初めて尽くしで、キャパオーバーしているのです。

なので時間があるときは必ず最近どうか話しを聞いてあげてください。また何かあったときは、きちんと話しを聞いてあげてください。知らない人たちの中で、自分を気にかけてくれる人がいるってとても心強いと思いませんか？そういう存在になってあげてください。

そうすることで自然と信頼関係も構築され、いい関係が築けるようになります。