医者と穏便に仕事するための教訓
看護師として働いていれば少なからず医者とのかかわりは切っても切り離せません。私は病棟勤務だったので余計医者とのかかわりは大変でした。本当に医者といってもいろいろな先生がいます。話したくない先生もいます。しかし仕事をする上で先生とのかかわりはとても必要なものです。ここでは、医者とのかかわり方について話したいと思います。
できるだけ研修医など下の先生に聞く
患者さんをみるうえで欠かせないのは先生からの指示。指示が出ていてもそれだけでは足りなかったり、何か別な指示が必要だったりと、先生に確認することは多いです。
その時に誰に聞くかですよね。主治医が上の先生だと、なかなか聞きにくかったりコールしにくい事はよくあります。こんなことで電話しても大丈夫だろうかというときも。なのでまずはチームの下の先生に聞くようにします。そうすると下の先生が上の先生にコールして確認してくれたり、少しの指示なら出してもらえます。
なのでまずは下の先生に確認するといいと思います。しかしこれもいろいろな考えがあり、私はできるだけ医者と穏便に過ごしたいと思うので、このようにしていますが下の先生ではわからないことが多いし直接聞いたほうが早いということで主治医に直で連絡することもあります。なのでその部署によりきりですね。
コールするときは必要な情報は集めておけ
先生にコールしなければならないことは必ずあると思います。たとえば術後の尿量が少ないなど夜間でも報告しなければならないときはあります。これはとても優秀で細かい先生とのかかわりの中で私が気を付けたことです。
では先ほど出した術後の尿量が少ないときのコールの場合で説明してみます。まず電話をする前に情報を確認します。どんなオペか。時間尿はどのくらいか。バイタルは。ドレーンの排液量は。心電図は。もともと心疾患などはあるかなど、報告し質問されたときに答えられるようにきちんと確認しておくのです。
確認ができたらそこでやっと電話です。報告するにはそれに関連する状態も把握してこそ報告できるので当たり前のことなのですが、恥ずかしながら私はこの先生と働くようになるまで、できていませんでした。
ですがこれって普通に考えたら当たり前のことですし、自分のためにもなるのでとても大切なことだと思います。医者になめられないためにも…笑
治療内容でわからないことは主治医に聞く
一番最初に指示などはまず下の先生に聞くと話しましたが、治療内容などについては下の先生ではわからないことが多いです。なんでこうなっているのか、なぜこれをやるのかなど。なのでこういう内容は必ず主治医に確認したほうがいいです。
自分の担当であればなおさらです。確認するときちんと説明してくれる先生が多いです。話しを聞きながら、先生はどういう看護をしてほしいと思っているか、自分はどういうかかわりをするようにしているのか話し合うことができます。
チーム医療ではありますが、どうしてもそういう部分の情報交換はされていないことが多く、医師と看護師の考えが違う場合や、看護師がしているケア内容を医師が知らなかったりということも少なくありません。
それでは患者さんによりよい医療は提供できません。なので必ず主治医との話し合いの場は設けるべきだと思います。まぁ先生によっては話せない人もいますが…
仕事だけでも大変なのに、医師とうまくいかずにやりにくい思いなんてしたくないじゃないですか。でも医師はそんなこと考えて関わってくることはありません。なので私たちが下手にでることで先生も素直に接してくれます。面倒ではありますが仕事がしやすくするには医者との関わりがとても大切なことなので、頑張りましょうね。
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新人から消化器外科病棟に配属となり6年間勤務しました。
一度転職しましたが失敗してしまい…
今は休職し子育ての真っ最中です!
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