憧れる先輩看護師の特徴〜後編〜

憧れる先輩看護師の特徴〜前編〜でお伝えした先輩の特徴をさらに追加して後編へと続きます。

医療をする上でミスはあってはならない事です。かといって人間ですから多少なりとも間違い・ミスはおかします。

患者さんに与える損害は少ない、もしくはほぼない事であっても、やはりミスが多いとそれだけ周りに与える影響は大きいです。

未然に防げたとしても度重なるインシデントを起こすと、それだけ信頼も失われるので予防策を十分にとって作業をしていきたいですね。

新人の頃は経験不足や知識不足からミスを起こす事もあろうかと思いますが、先輩が度重なるインシデントを起こすとなんだか残念に思われてしまいます。

優しさは後輩にとっては一番重要な点ですね。厳しい先輩も成長していく上では重要な存在です。ですが、いつも厳しく相談し辛い先輩だと近寄りがたくなってしまいます。

時に厳しい場面もあるけれど、基本的に後輩にも笑顔で接してくれる優しい先輩は憧れの的です。

例えば、後輩がアタフタしている時に手を差し伸べて手伝ってくれる、失敗した時にフォローしてくれる、慰めてくれる、忙しくても質問に笑顔で答えてくれる、自分の看護や仕事を評価してくれる、そんな優しい先輩良いですよね。

女性が多い職場ですから、そりゃ月のものなどで多少気分にムラが出る看護師もいますでしょう。ただ、あまりにも今日は機嫌が良い、今日は不機嫌そうだからあまり話しかけないでおこう、という先輩は嫌ですね。

午前中は不機嫌、午後になり業務が終わる目星がついた頃にはご機嫌という先輩もおられました。後輩に必要以上に気を遣わせる先輩はご遠慮願いたいです。それよりいつも一定のペースで（出来れば明るく優しく）接してくれる先輩が良いですね。

看護師とは、医師の指示の下看護を実施する立場にあります。そうすると当然のことながら医師の方が上の立場にあるわけで、基本的には先生方の言われる内容に逆らう事はありません。

ただ、時に「この先生は治療に対して意欲的な姿勢を示されているけれど、患者さんはあまり積極的でない。患者さんの意見を伝えたいけど、私から直接伝えるのはなんだか言いづらい…」なんて時ありませんか？

そんな時に物怖じせず、部長クラスの先生にさえ「先生、患者さんはこう思っています、治療方針は変えた方がいいのではないでしょうか」と言える先輩看護師はもはや羨望の眼差しです。

または、師長さんにも自分の意見や考えを言う事が出来る先輩には拍手喝采です。

例えば、５日勤からの夜勤入り、からの準夜からの1日休み。しかもそのなけなしの休みでさえ係の会議で病院に出勤しなければならない…。あるいは、明らかに重傷患者さんをみていて仕事が回っていないにも関わらずシレッと新規入院患者さんの入院をとってと依頼される…などなど。

要するに師長さんから激務をせまられる状況にあることは、少なからずあるのではないでしょうか。少なければいいのです、しかしこれが多くなってくるとこちらの疲労とストレスはマックスになります。

そんな時に「ここの勤務がしんどいので、このように変えてくれませんか」とか「今は手一杯で回りません」なんて言える先輩はすごいですね。

これだけ聞くと上司の言う事を聞けない看護師ととらえられるかもしれませんが、大抵このように自分の意見が言える先輩は、師長さんの無茶な要望に代わる皆が納得出来るような代替案を一緒に示しているのです。

そして、自分一人の意見だけではなく、後輩の勤務状況も見ながらしんどそうな後輩がいればすかさず師長さんに意見し、後輩のフォローも行ってくれている先輩であれば尚更羨望の眼差しが集まります。

以上簡単に憧れの先輩の特徴を書き連ねてはみましたが、