夜勤明けに考える不安のあれこれ〜パート1〜
夜勤明け。パーっと飲みに‼︎買い物に‼︎映画を観に‼︎いやいや、次の勤務まで爆睡‼︎なーんて夜勤明けの充実した1日を思い浮かべ、その後に襲ってくる不安の数々…ありませんか?
夜勤明けは何も考えたくない‼︎と思いたいものの、あれこれ仕事の振り返りをして考える事が多いのは私だけでしょうか。
今回は、夜勤明けに特に私が気になってしまう仕事内容についてまとめてみました。
採血取り忘れをしていないか?取り直しにならないか?
日勤採血が主の場合もありますが、採血結果を急ぐ場合に夜勤採血をする事もありますよね。
私は血液内科で働いていたので、採血データが早く出る事が求められていたため9割の採血は夜勤で採取・提出していました。
そこで後から不安になってくるのが、「◯◯さんの採血結果まだ〜?」と言う先生の一言。看護記録を書きながらギクッ‼︎出したはず…採ったはず…と記憶をさかのぼりながら記録を書くフリをして、皆んなに背を向けながら夜勤の振り返りを1人静かに行います。
出したと思ったけど、どこかに置き忘れたのか…提出出来ているけど値が変でなかなか結果が出ないのか…様々な原因を頭がよぎります。
採血結果が出ないか今か今かと先生以上に1分おきにチェック、コソコソと自分が夜勤で使って居たナースワゴンをチェック、など出来ることを必死でします。
「結果出たー」とか、自分でも電子カルテ上に採血結果が出たのを確認出来れば、そこで一安心。ようやく本来の自分の残った業務に取りかかれるわけです。
また、採血は採って提出していても、再提出を言い渡される場合だってあります。採血量不足だったり、コンタミネーションだったり。
パニック値として結果が通知された時にはこちらがパニックになりますよ。
血管の細い患者さんの採血をやっとの思いで採ったはいいが、何となく採血量が少ないような…。その不安は無事に採血結果が出るまで続くわけです。
性格の問題かもしれませんが。
もし再検査の通知が来てしまうと、頭を床に付けて日勤者に謝るしかありません。もちろん患者さんにも。採血一つでこんなにもソワソワしてしまうものなのですね。
患者さんからの頼まれ事を忘れてはいないか?
患者さんから、「後でいいから氷枕持って来て」なんて頼まれる事、多いと思います。すぐに持って行ける状況であれば、持って行って解決するのですが、忙しくて他の作業を優先する場合もありますよね。
この患者さんの「後でいいから」という優しい言葉で気を緩めてしまいます。むしろ怖い患者さんで、言ってすぐに持って来なければ怒られる‼︎ぐらいの方には忘れたりはしないのですが…。いや、これは勝手な言い訳。
そんなこんなで、
次の勤務者へ再度依頼されて、事なきを得ていれば良いのですが、それもそれで申し訳ない気持ちになりますね。
申し送り忘れはないか?
申し送りで自分のメモを見ながらちゃんと申し送ったはずなのに…後から思い出すことはちょくちょくあります。帰る前なら、次の勤務者に直接伝えられますが、帰った後に思い出すと病棟に電話をする羽目になります。
最近では申し送りも廃止する傾向にあります。申し送りの時間を減らし、その間の人員を確保し、業務の効率化を図ります。
そのため、勤務の間に患者さん一人一人のワークシートに申し送り事項を記録しているので、そのワークシートを渡すのみ。
看護記録の入力忘れはないか?
なんせ夜勤明け。立ち仕事から解放されやっと椅子に座れると思ったら、看護記録が待っています。
眠気と戦いながらの記録入力ほど苦痛なものはありません。
68回と入力したはずの脈拍が6だけ入力されていて熱型表がとんでもない事になっていたり。
そんな明らかなミスで且つその後の勤務に影響したい事なら良いのですが、体重の値なんかは曲者です。
入力間違いで値が前日より1キロ以上増えていた場合、次の勤務者や先生にはそれが間違いなのか、治療や疾患による浮腫からくる値なのか判断し難い事がありますからね。
治療を決定する上で必ず必要な値が入力されていないとなると、夜勤者のメモ板を探されます。それすら見つからないと最悪電話がかかってくることもあります。
以上とりあえず4つ、まだまだあります不安な事。私個人の性格も多いに含まれますが、皆さんも多少は気になりませんか?パート2では更に5つ、さて何がそんなに気になるでしょうか。
この記事を書いた人
- 看護師9年目。血液内科病棟で勤務し、小児から成人・老年期の看護に携わる。結婚半年後に夫の転勤に伴い退職。現在は一児の母で子育て奮闘中。
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