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仕事経験談
消化器外科病棟の三交代制の過ごし方～準夜編～

消化器外科病棟の三交代制の過ごし方～準夜編～

2016年3月16日

mayu 仕事経験談

こんばんは。
今は二交代の病院が多いと思いますが、私の勤めていた病院は三交代制だったため、三交代の勤務の内容について説明したいと思います。三交代制の病院で働いている人・二交代の病院の人、病院によって違うと思うので比較してみてください。

準夜帯は消灯までが頑張りどころ

私の病院では17時から1時までが準夜帯です。16時半からは日勤者からの引き継ぎとなるため、それまでに自分のチームの患者さんの情報をとったり、準夜帯に交換になる点滴の準備・ミキシングをできるところまでします。

私は時間がなく情報がとりきれずに仕事をすることが不安なため、15時前には病棟に入り情報とりをしていました。遅い人だと16時に来る人もいたけど、私は何年経ってもできなかったなぁ。

引き継ぎが終わると準夜メンバー(4人)でそれぞれのチームの患者さんの情報共有をします。オペの患者さんや検査のある患者さん、要注意の患者さんなど。あとは病棟の医者が当直の時には自分の病棟に入院が来るので、当直の確認も重要です。寝たきりの患者さんは二時間ごとに体交にまわるので時間を決めます。

17時

いよいよ始まります。

まずは自分のチームの患者さん一人ひとりを回り、あいさつと点滴の確認、抗生剤の投与開始、ドレーンの確認、看護師管理の内服薬を渡したりします。満床だと18人受け持つようになります。

この時でナースコールが多かったり、話しが長い患者さんがいたり、オペ患が戻ってきたりすると全員で対応に入るためチームの患者さんのことは全然進まず、今日の仕事は終わったなと思います…

18時

夕食です。配膳をし、食事介助が必要な人の介助をしたり、経管栄養をつなげたりします。

ひと段落できれば自分たちも食事をとります。19時からは検温のため10分で食べたり、夕食抜きもしばしば…

19時

検温です。

この時にオペ患が戻ってくると最悪…でもこの時間帯に戻ってくることが多いのです。体温は必ず全員はかり、血圧も必要な人ははかります。そのほかにも腹部の状態(腸蠕動音の確認、創部の確認など)は必ず観察します。ドレーンの排液も確認します。

この時間帯はトイレコールが多くてなかなか進まない…ケア表も多量にあり、いかに患者さんのところで検温中に書き終えるかが勝負！！どの順番で検温にまわるかも重要です。

21時半

消灯です。これまでに戻ってこれないことなんて多々。病室を消灯し、ワゴンを片し、22時からの点滴をミキシングすればやっとひと段落。

消灯後はとにかく記録

22時

ラウンド。一人ひとりまわり呼吸の確認、点滴確認、点滴交換、ドレーンの確認。眠前の内服薬を飲んだか空袋の確認。

ラウンドが終わったら、記録の開始。ケア表の記入をし、パソコンに経時記録の記載。

不穏の患者さんがいればベッドごとナースステーションに連れてくることもしばし…いい加減にしてくれよ…と思いつつあと少し頑張れば深夜さんに渡せる！と自分を励まし…

余裕があるときはみんなで休憩室でお茶タイム。医局にしかペットボトルの自販機がないため、よく忍び込んでたなぁ。医者ばっかり優遇しすぎなんだよ！！でも先生がジュースごちそうしてくれたり、デザートをおねだりすると本当に買ってきてくれる先生もいたので文句ばかりは言えませんが。

0時

最後のラウンド～！やっと終わる！！でもまだ気は抜けません。

深夜帯が先輩だと抜かりがあってはならないので、余計な気を回しラウンドします。点滴の滴下もこれでもかって程に正確に調整し、患者さんのベッド回り(処置物品の補充、吸引にしようする物品の補充、患者さんの履物をそろえるなど)の整理をします。物品の補充はすごく大事で、自分も交代して物品がないと注意してたなぁ。