病棟ナース24時~3交代準夜勤編~
みなさまどうも、☆Makimaki☆です。
激しい寒暖差もおさまり、すっかり春を感じています。薄着で過ごせる嬉しさの反面、産後のボディのたるみが目立ち、鏡の前で一人苦笑いをしています。
新人時代から4年間、3交代制の病棟で勤務していました。日勤・準夜勤・深夜勤・早番・遅番を組み合わせて作られていたシフト・・・日にちも曜日もごちゃごちゃになり、毎日病棟にいる気分でした。
それに、最高12日連続勤務があったのを覚えています。その後連休だと嬉しいのですが、1日休んでまた5日くらいの連続シフトで、月に決められた休みが取れず、翌月以降に回すというのが続き、月の休日が6とか7の時があり、有給はとるべからずみたいな雰囲気があって、4年間で3日も取っていないと思います(TㇸT)トホホ…
ということはさておき、今回は「準夜勤ではこんな流れで勤務していましたよ」ということをお話しします。
準夜勤の開始は16時15分、終了は午前1時で、3交代勤務の中では、一番好きな勤務でした。理由としては、
- その日は夕方まで好きなことができる
- 21時の消灯以降は病棟が静かになる(ただし、消灯までは激戦状態)
- 日勤と比較して、電話対応や医師の急な指示変更などの割り込み業務が少ない
- 勤務時間はちょっと夜更かししたくらいに終わる(遅くなることも多々でしたが)
それでも、大変な時は大変でしたけどね。(^^)
16時15分からの天使降臨
- 日勤からの申し送り
- 血糖測定・配薬などをしながらラウンド
- 食事介助
- 自分の食事休憩
- 検温
- 翌日の検査チェック
- ラウンド
- 看護記録
- 深夜勤担当者への申し送り
準夜勤は看護師3人体制で、2人が患者を受け持ち1人はフリーで動くという仕組みでした。まあ、フリーと言いましても術後の患者さんの受け持ちが業務に含まれているので、術直後の患者さんを多くて4~5人観察しなければならず結構大変です。
患者受け持ちの2人は、それぞれ約20人の患者さんの検温や処置など必要に応じて行います。20人の検温は、結構大変です。また、20人分の状況を一気に日勤リーダーから送りを受けるので、普段から情報を把握していないと、とてもじゃないですが把握しきれません。申し送りのポイントは、病名・術式・術後何日目か・輸液・食事・ドレーンや酸素投与の有無・夜必要な処置・薬について・創部について・今後の予定・・・・などなどたくさんあります。特に新人の時は、自分の温度版は文字で埋め尽くされていました。
患者さんに夜勤担当の棟のご挨拶をしながら、送りを受けた内容と患者さんの状況が合致しているか確認し、「おや?」と思ったところはすぐに日勤者に確認して解決または修正します。
食前の血糖値測定をして医師の規定数値より高値又は低値の時は指示の処置を施行します。測定者が多いと大変です!間違いは許されませんし、高値だった場合には食事前にインスリンを注射しないといけないので配膳前までに注射できるように準備が必要です。
手術を受けられる患者さんは日常生活が自立している方が多かったので、食事介助の方はあまりいませんでしたが、座位が保ちにくい・麻痺のある患者さんには介助を行います。悲しいことにナースコールがきた時には中断していたこともあるので、申し訳ないことも度々です・・・
休めれば45分、残念な時は15分orノンストップでした。45分休めたことはほぼ無かった気がします。
19時から開始して、21時の消灯までには終了させなければいけません。約20人分の検温なので、一人当たり3分でも1時間かかり、その間にコール対応や臨時の処置などが入ってしまうとやはり時間がかかります。丁寧かつ駆け足という感じでした。
検査のオーダーが入力されているか、採血管が準備できているか、必要な書類はそろっているかなどをダブルチェックします。
大体2時間ごとの巡視が決まっていました。準夜勤帯では22時と24時に巡視でした。患者さんをできるだけ起こさないように巡視するって、結構大変でした。案外、患者さんの方が気を使って寝たふりしていたかもしれないですね。
日勤と同様にSOAP式での看護記録です。準夜勤での記録は意外と眠くなりませんでした。
この、最後の仕事が結構緊張するのです。3年目くらいまでは、申し送る相手が先輩看護師だとあれやこれやを掘り下げての質問責めに合い、「今すぐ医師に確認して」ということになり確認すると、「この時間に確認が必要なことなのか!」と医師からお叱りを受けることが度々ありました(^^;)
大体がこのような流れの準夜勤務でした。その他勤務中に起きる出来事は、
- 排泄に関する介助
- 医師の指示に基づく鎮痛剤や睡眠導入剤投与
- 緊急入院・緊急手術の対応
- 術後せん妄状態で徘徊する患者さんの対応
などなど、多岐にわたります。定時で帰れることは10回に1回くらいだった記憶があります。
それでも、準夜勤後の20代の脳みそは活発でしたので、同僚と深夜のファミレスに行ったりラーメン屋に行っていました。それが楽しみだったから、準夜勤が好きだったのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆Makimaki☆
この記事を書いた人
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。
第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。 第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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