～現役ナースの徒然日記～患者として病院へ行きました

こんばんは、ゆづです。
秋も深まって、だいぶ寒くなりましたね。

最近の私は、もう大人になって今さらなんですが歯列矯正を始めました！
というのも、昔からずっとやりたいとは思っていたものの、健康な歯を抜かなければいけない事と、保険適応外の治療になるので、金額がけた違いに高くなってしまうので、ためらっていたんです。
しかし、なぜか今年になって、急に「よし、やろう！」と決意して、矯正歯科通いをスタートさせたのです。

今日は、患者体験日記をつらつらと書きたいと思います。

まず、私はオープンバイト(開咬)という症状で、前歯が開いてしまっているので、食べ物をかみ切ることができません。これは意外と辛いし、食べ方が汚く見えます。

矯正にはいろんな種類がありますが、私は、目立たない裏側矯正(舌側矯正)を選択しました。装置をつける前に、準備をしなければなりません。それは・・・

「大学病院の口腔外科を紹介するので、歯を6本抜歯してきてください」

私の場合は、歯を引っ込めるスペースを作るために、健康な歯を6本抜歯する選択をしました。親不知を4本＋上顎左右4番の歯＝6本です。

歯の呼び方

前歯から順に1番、2番、3番、4番・・・最後の8番が親不知(歯科領域では智歯という)
これを左・右・上・下の4領域に分けて呼べば、口の中の歯にそれぞれ名前がつきました。解剖生理の授業で教わりましたね～。

いざ、紹介状を持って口腔外科へ！

普段、自分の職場の病院しか行きませんので、紹介状を持って患者として行く大きな大学病院は、何だかわくわくドキドキ。
最近は、病院も、ホテルのようにリニューアルというか、改装や増築や、競い合って生き抜いてる医療現場を目の当たりにしました。
その大学病院も、ロビーがまるでホテルのよう。外来入口にはコンシェルジュが案内してくれます。やっぱり、患者としては綺麗でおもてなしされるような所に行きたいと思いますよね。なるほど、と思いました。完全に立派なサービス業です。受付から診察まではとてもスムーズで、電子システムになっていて待ち時間もほとんどありませんでした。会計まで、自動清算器なんですね。びっくりしました。

さて、私の歯6本、3回に分けて2本ずつ抜く計画で始まりました。
私の智歯は、埋没智歯と言って、やや斜めに、頭しか生えていません。骨を削ったり、歯肉を切ったりする手術になりました。特に右下の埋没智歯はひどかったみたいで、歯を砕きながら取り除いていきました。あぁ、頭しか出ていなくて一生懸命生えようとしていた4本の智歯さん、抜いちゃってごめんなさい、という気持ちで、歯を自宅に持ち帰ることにしました。(結構グロテスクです)

案の定、抜歯後の出血、腫れはひどく、ハムスターのほお袋のように腫れあがり、痛みと闘いながら1週間ほどで青あざになり綺麗に治りました。

それにしても、抜歯って、本当に力ずくで引っこ抜くんですね。とてもびっくりしました。

患者になって初めて分かる体験

それは声掛けの大切さです。ついつい、丁寧な声掛けを忘れてしまいがちです、でも、患者さんは恐怖でおののいています。看護師の安心させる声掛けは、一番の安定剤ですね。

そのような感じで、約2か月かけて計6本抜歯しました。

今は、装置が着々と付き始めて、歯並び大改造中です。歯を動かす痛みと、食べ物が装置に挟まりすぎるのと、食べかすばかりで歯磨きが大変なのと、しゃべりにくさと闘っています。痛いときは固いものが噛めないので、入れ歯の人の気持ちが良く分かるようになりました。

日本人って、歯並びにあまり関心がない人が多いみたいですが、外国では歯並びって重要視されていて、歯列矯正は一般的なんだそうです。
ちなみに私のオープンバイト(開咬)は、子供のころからの口呼吸や舌の位置など悪い癖が原因なのだと教わりました。てっきり、歯の大きさと顎のスペースの問題だと思っていたので・・・。治療と同時に悪癖を直さなくては、後戻りしてしまうそうです。
しばらく、頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。それではまた！