時間がある方にお勧め！ツアーナースの勧め

こんにちは、かのんです。
突然ですが、皆さんは単発のアルバイトってしてことがありますか？

私は以前にも単発バイトに行くことがあったので今でもお誘いのメールが来たりします。
特に３年目くらいの頃はお金遣いが荒かったので、仕事の合間に単発のアルバイトをすることが多かったのです。

ただ本職でも派遣でも病気の人の対応するのはつらいとか、毎回行く場所が違うと仕事を覚えるのが大変だなと思っていたときに見つけたのがツアーナースの募集です。

ツアーナースって聞いたことありますか？

簡単にいうと小中学校などの修学旅行に養護教諭の代わりに引率で行く仕事です。
小児科経験がないので不安でしたが、未経験でも大丈夫とのことだったので、３～４日間で数万円もらえるならと喜び勇んで申し込んでみることにしました。

まず事前に担任の先生や養護教諭と打ち合わせがあります。
そのときにどんな疾患の子がいて、どのような対応が必要かを教えてもらうのですが、大体食物アレルギー、喘息の子が多いようです。
吸入の対応やアレルギー時の自己注射が必要になるようですが、小学校高学年くらいになると病識があり、自己管理ができている子も多いので、ナースの役割としては何かあった時のために待機するような印象でした。

実際に参加してみよう

当日の大まかな流れは以下の通りです。

当日はちょっと早く来て教員の方とご挨拶、養護教員との携帯物品の確認をしてから教員の方と一緒に出発前の朝会に参加して生徒さんに自己紹介をしましたが、好奇の目で見られるくらいで皆さん優しく接してくれました。

挨拶後はバスに割り振られて引率となりますが、ここからは常に生徒さんたちとの行動になりますので、いくらバスで眠くても寝てはいけません。
というよりレクリエーションの参加や子供の対応で起こされるので眠れません。

バスの中で多いのは乗り物酔い、鼻血の対応です。
あちらこちらで呼ばれるので狭いバスの中を縦横無尽に駆け回っていましたのでバスの中が一番忙しかったですね。

ハイキングなどのアクティビティは大変ですが、その後の各施設の見学もすべて同行するので、有名な寺社仏閣のガイドさんの説明も聞けました。
仕事中なのに自分が修学旅行に参加している気分で楽しめるのはツアーナースならではの利点だと思います。

宿泊施設についたら基本的には保健室としてあてがわれた部屋に待機となります。
（ちなみにもう一部屋自室も準備してもらえる場合がほとんどなので疲れたら自室で休むこともできます。）

保健室で生徒さんの持参した検温表（朝、夕方で測る）の確認をして具合の悪い生徒さんがいたら担任の先生に報告する、保健室で休ませる、対応をした生徒さんの記録をする、食後の内服確認をするのが主な業務です。

内服は自宅で小分けにしてもらったものを預かり、食後に取りに来てもらう形なので、人数は多くても病院の配薬より格段に楽でした。

記録と対応に関しては、派遣会社の方から記録用紙をもらっているのでそこに内容等を記載するのですが、なんでも書いてほしいといわれたので、ささくれから出血したから絆創膏を欲しい、ということまで書いていました。本当に必要だったのかはいまだに不明です。

発熱や骨折の場合などはすぐに担当の教員の方に報告して指示を仰ぎます。
職員会議にて話し合い、場合によってはそのまま保護者の方に迎えに来てもらうということもありますが、教員の方との相談で決めるので安心です。

それ以外の空いている時間に記録になりますが、空いている時間はあまりありません。
教員の方のお手伝いをしたり、間髪開けずに具合の悪い生徒さんが保健室に来るので、その対応で一日が終わります。

終わりに

参加してみて思ったのは、想像以上に忙しいです。
2回ほど勤務していますが、睡眠時間が5時間とか、朝まで具合の悪い生徒さんと寝るということがほとんどでした。

このように２４時間拘束されるので、時給に換算するとそれほど高給ではないんです。
おまけに体力も使うので自宅に帰った時にはもうへとへとでした。

これらを差し引いても数日しか一緒にいないのに慕ってくれた子供たちとの触れ合いはとても楽しく、学ぶことも多かったです。
後日担任の先生からの評価も教えてもらえるのですが、社交辞令でもまたお願いしたいといわれるとテンションが上がるほどうれしかったですね。

また、一人で子供の健康管理というと責任重大ですが、教員の方がサポートして一緒に対応してくれるので、その点では非常に気が楽でした。

２回ほど勤務させていただいていますが、どちらもとても良い対応をしていただけたので快適に仕事をすることができたと思います。
結婚していなければまた行きたいくらいですね。

宿泊業務があっても大丈夫、子供が大好きという方、一人になる時間が短くても大丈夫という方にはうってつけだと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました(*’▽’)