この子出来る‼︎新人さん必見‼︎先輩からの評価アップポイント5つ!〜前編〜
新人さん達も9月に入り、ようやく職場の雰囲気や仕事に慣れてきたのではないでしょうか?
同じ同期として入った新卒の新人さん同士でも、あの子は出来る子とひときわ先輩からの評価を受けている子っていませんか?恐らく、フットワークが軽くて吞み込みも早い、手先の器用な子かもしれません。
残念ながら、自分は手先も不器用で要領が悪い、先輩からの評価は低いだろうとしょげている新人さんが居たら、そんな方にお勧めの評価アップ方法がありますよ〜‼︎
今回は、そんな先輩達に「出来る子」と評価してもらえる方法についてお伝えしようと思います。
先輩の発する言葉の裏に隠された課題を読み解け‼︎
日本人は喋りすぎないこと、静かでいる方が美徳とされています。医療現場でそんな事をしていたらミスの原因になりますが、それでも新人教育の中で1から10まで説明しなくても分かるでしょう、と考える先輩は多いです。
例えば、「明日は◯◯さんの検査出しがあるから、出せるように勉強しておいてね〜」先輩がこの言葉を発する裏には様々な意味が含まれています。
まずは、検査の手順・方法を一通り勉強し頭に入れておく事。それは想像に難くないと思います。しかし、それだけではありません。
その他にも、患者さんがその検査をする目的、検査前後の観察点、そもそもその検査を受ける患者さんの疾患から病態までをも勉強、理解しておく事が求められているのです。
実際に検査出しをする前に先輩から「何でこの検査をするか分かる?」と聞かれた事ありませんか?
また、検査出しの種類にもよりますが、胃カメラや大腸カメラなど、検査室の看護師さんに申し送りをする場面に当たって患者さんの疾患や検査目的、患者さん個別の注意点を聞かれた事ありませんか?
どこまで新人さんに任せるかは時期にもよりますが、それらを
自分の勉強にもなるので、独り立ちが早く出来る可能性も出てきます。
空いた時間に自分にできる仕事を見つけよう‼︎
比較的病棟あるいは外来などの職場が落ち着いている日で、先輩達も仕事がひと段落している様子、さて貴方は何をしましょうか?
先輩達と混ざって話に花を咲かせるのも一つだと思います。先輩達とコミュニケーションをとる事で自分を知ってもらう、関係性を構築する事も重要です。
他にはと言うと、病棟内を見渡して見ましょう。ナースコールは鳴っていませんか?氷枕のストックは補充されていますか?薬品や物品の補充はされていますか?
見渡せば、自分にも出来る仕事が幾つかあるはずです。先輩達も談笑しているなら敢えて仕事してますアピールをする必要はないと思います。
が、先輩達がそれぞれ空いた時間を利用してサマリーを書いていたり、係りの仕事をしているようなら、新人さんだけがお茶をする事はなかなか出来ませんよね。
そんな時にちょっとした雑務をする事がお勧めです。もちろん他にデスク業務があればそちらを優先してもらって構いませんが。
コミュニケーションを通して患者さんの家族構成に詳しくなろう‼︎
患者さんとのコミュニケーションはとっても重要です。信頼関係を築く事はもちろんの事、看護をすすめていく上で大事な情報を得る機会となります。
とは言え、新人の頃は業務に慣れるのが精一杯でなかなか患者さんの話をゆっくりと聞ける時間がないかもしれません。
まだあまり業務を任されなかった4月初めより、9月の方が格段に忙しくなっていませんか?それだけ任される仕事量が増えたという証拠。
そんな日々忙しく働いている新人さんが、押さえておきたい患者情報の一つがズバリ「家族構成」です!
何故かと言うと、最近はどこの病院でも以前に比べ退院支援に力を入れていると思います。患者さんの継続的な看護をする中でスムーズな退院、退院後の生活をフォローする事は大切です。そこで重要になるのが、家族構成‼︎
入院時のアナムネである程度の情報は得られていると思います。また、MSWさんの力を借りて様々な情報も得られるかもしれません。
ただ、ここでいち早く家族情報をゲットしておく事で退院支援カンファレンスなどで意見を述べられ周りから「この子出来る‼︎」という評価が得られる可能性は高いです。
同居家族から、キーパーソン、介護が必要なら誰が介護者となるか、介護者の身体的・社会的情報に至るまで。
欲を言えば、自宅の間取り(どの程度の段差があるか、車椅子生活が出来る状況かなどなど)もありますが、そこまで聞ける時間がないかもしれないので、とりあえず家族構成を押さえておきましょう。
検温で脈を測っている間に聞くのも良いでしょう。ご家族の面会があれば、その機会に聞く事も出来ます。
いかかですか?後半では更にもう2つポイントをお伝えしたいと思います。
この記事を書いた人
- 看護師9年目。血液内科病棟で勤務し、小児から成人・老年期の看護に携わる。結婚半年後に夫の転勤に伴い退職。現在は一児の母で子育て奮闘中。
最近の記事
- 仕事に役立つコラム2016年10月21日夜勤明けに考える不安のあれこれ〜パート2〜
- 仕事に役立つコラム2016年10月21日夜勤明けに考える不安のあれこれ〜パート1〜
- 仕事に役立つコラム2016年10月7日なめてはいけないNST!看護師の役割と流れを知って発言権を得よう!後編
- 仕事に役立つコラム2016年10月7日なめてはいけないNST!看護師の役割と流れを知って発言権を得よう!前編
看護師9年目。血液内科病棟で勤務し、小児から成人・老年期の看護に携わる。結婚半年後に夫の転勤に伴い退職。現在は一児の母で子育て奮闘中。
この記事を読んだ人は以下も読んでいます
人気ライターBEST5
-
こごみ
計207,449view
しまりんご計86,356view
おじゃりん計78,522view
まこ計77,087view
人気記事BEST10
SIDS(乳幼児突然死症候群)のおはなし 21,101view
入院して分かった点滴の苦痛とナースの対応 16,501view
わたしの流産体験その2~流産後から復帰まで~ 16,383view
大腿骨近位部骨折の保存療法はどのように看護すればいいの? 13,242view
わたしの流産体験談その1~妊娠判明から流産まで~ 12,890view
看護師が養護教諭になったらこうなった 保健室って何するの? 12,396view
「彼女は看護師」のあなたに伝えたいこと 12,284view
特養の配置医師以外はみだりに診療に行ってはならないの規定について 12,145view
最近注目の「スキンテア」を身近なものでケアしよう! 11,359view
医者というだけでモテるのか!?イケメン、ブサメンDr.の違い 10,607view
カテゴリ一覧
この記事に対するコメント
>> すべてのコメントを見る(0)