わたしが看護の道を選んだワケ ~その① 看護学校を選ぶまで~
みなさまこんにちは、ぼぶです。今回はわたしがどうして看護師の資格をとることにしたか、をおはなしします。皆さんの看護師を目指すきっかけは何だったのでしょうか。どんな理由でも、自分がこの道に進んだきっかけやその時の思いはとても大切なものだと思います。ご自身の経験と照らし合わせながら、ぜひ読んでみてください。
転機は22歳、大学4年生
わたしはそもそも、医療の世界とは無縁の4年制大学に在学していました。大学4年生だったわたしは周りの学生と同じように、真っ黒な髪の毛、真っ黒なスーツに身を包み、就職活動をして一般企業の採用試験を受けている就活生でした。
その頃のわたしは、大好きだった英語や旅行、異文化交流のできる仕事に就きたい!と考えていて、更に大好きだったカレとも結婚して幸せに暮らしていきたい!・・・そう思っていました。
しかし、実際のこころの内は
- 自分でもどんな企業に就職したいのか、どんな仕事がしたいか決心がついていない
- 周りの人と同じような格好をして就職活動をする事への違和感
- 遠距離していたカレのいる土地(田舎です)へ卒業と同時に就職するのがいや(私は都会に住むことへの憧れがありました)
- 毎日朝から晩まで働きたくない
今考えると、とっても甘い考えをしていたなと思うと同時に、我ながら自分らしい考えだな、と思います。
そんな私が考えだした結論、それは、、、学生でいたならば、働かなくても許される!!!そして↑に書いた問題も、学生でいたならば(一時的に)解決(回避)できる!!!ということ。
そう、とっても単純な考えです。けれど、意外とそう考えている人って、いなかったんですわたしの周りには。いたかも知れないですが、実際に行動に移そうと考えている人はほどんといませんでした。当時わたしの周りにいた子たちは、大学4年生=就職活動をして社会人になる準備をするという自動的な公式に自分をあてはめている人がほとんどでした。同級生たちがどんどん自分のすすむ道を決めていく中で、わたしは自分の中での葛藤と闘っていました。
ついに、決断
そしてわたしは看護学校への進学を決断します。看護の学校へ進むことを決めた理由、それは、、、
- 実家から通える専門学校or大学が看護学校しかなかった
- 実家近くの看護学校の学費が安かった
- 実家から通える場所でないと生活費などのやりくりが難しい
でした。大学時代に貯金もせず、あるお金は使い果たして過ごしていたので実家から通える距離に看護学校があると知った時には
なんて自分はラッキーなのだろうと思ったものです。ここで自分は3年間、人生のモラトリアム(猶予期間)をもう少しだけ過ごしていたい、実家の田舎町に帰るのは正直気が進まないけれど、働くよりましだ、そう思っていました。
まだ入学試験に合格もしていないのに、たいそうな考えをしていましたよね。けれど、その時のわたしは根拠のない自信と希望で心がいっぱいだったのです。学生をあと3年続けることで、学割が利用でき扶養に入れること、世間的には優遇される事を十分に活用したいと考えていました。また、未来の可能性に対してわくわくしていたのですね。
ただ一つ遠距離をしているカレとの距離が今までの倍離れてしまうことはかなり痛手だったのですが、、、自分の選択で得た代償ですね。その時の彼を説得することはなかなか大変でしたが、なんとか看護学校へ行くことは承諾してくれました。彼としては、彼女であるわたしが自分のいる田舎で下手に就職するよりも看護師という資格を持ち働くことのほうがいいだろうということ、そしてわたしのやりたいという意思を尊重してくれてのことだと思います。
大学の友達の中でもみんなと違う道を選んだ私でしたが、今の自分があるのも大きな決断をしたこの時にわたしを支え、応援し、許し、見守ってくれた両親や彼氏、友達のおかげでした。特にわたしは恋愛至上主義だった人なので、好きな人と離れる道を選んだことは自分でも意外で、苦しい決断でもありました。けれどわたしは今とっても幸せで、看護師という資格を取る道を選んで本当によかったと思っています。
いろいろな動機があり、みんな看護学校へ入学します。そこから看護師になるまでにも皆さんも経験されたようにいろいろなドラマがあります。わたしの看護師人生はこうしてはじまったのです。
この記事を書いた人
- 何事もまず受け入れ、視野を日々広げることを心がけています。自分の人生を楽しく過ごすこと、自分の役割を全うできることを大切にしています。都会が大好きで田舎も海外も大好き。大切な人たちと美味しいものを食べて笑えることが幸せです。
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何事もまず受け入れ、視野を日々広げることを心がけています。自分の人生を楽しく過ごすこと、自分の役割を全うできることを大切にしています。都会が大好きで田舎も海外も大好き。大切な人たちと美味しいものを食べて笑えることが幸せです。
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