辞めたいと言ったプリセプティへの助言方法〜後編〜

さて、前編では３点辞めたい理由と、それに対する助言方法をお伝えしましたが、後編では更に４点お伝えします。どうしようもない、どうにもしてあげられないと言った理由もでてきますが、プリセプティの思いを最優先して心に響くアドバイスができるといいですよね。

失敗って心に残りますよね。どんなミスかにもよりますが、何年経ってもインシデントを起こす度に「ぁあー辞めてぇーーー」と思います。

新人さんがミスに傷ついて辞めたいと思っているなら…「辞めないでーーー‼︎」です。新人だもの、いや人間だもの。失敗する事は当たり前。私なんて何年経った今でもこんな失敗をしている、と新人さんの失敗より更に上の失敗談を話してみて下さい。

人は自分より辛い状況の人が居れば、自分はまだマシなんだと思えるはず！そして、辞めたいと思った程の失敗を誰かと思い切り共有する事で、少しは気持ちが軽くなるはず！

次回また同じ失敗をする事への恐怖があれば、みっちり特訓をしたり、次回の見守りを依頼する！

苦楽を共にしてきた同期。1年目では8割がた苦を共にしてきたのではないでしょうか。そんな同期が去っていくのは淋しいもの。

そして、同期が去る事で自分の中にも多少あった辞めたいという気持ちが膨らむ事もあるかもしれません。

何となく自分から辞めますという勇気はまだない。けれど、同期が辞める意思を伝えていたら何となく自分も言えるような気がする。そんな感情ってありませんか。

辞めて次の職場探しやあてはまだ見つけていないけれど、何となく辞めてみようかな〜なんて。例えるなら、友達が部活を辞めるから私も辞めよう！みたいな。笑

確かに同期が居なくなるなは淋しいです。まして、2人で入った新人であれば尚の事。

もし、辞めたいという意思が強固に固まっており、次に進む道も考えているなら敢えて止める必要はないかもしれませんが、何となくな意思であれば一旦引き止めた方が良い気がします。

同期以上に仲良くなれる同僚が今後出てくる可能性は高いです。後輩であれば、次年度まで待たなければなりませんが、先輩と仲良くなって仕事でもプライベートでも色々と共有時間を作り楽しめる事もあります。

当科に来てもらい、新人指導を行っていたプリセプターをはじめ先輩達にとっても、些か残念な事です。

この意思が出たなら師長さんなど上の人に相談し、早急に移動や退職が出来るようにしたいですね。

仲間として働けなくなるのは残念な事ですが、他の道に進めるよう応援してあげるのがベストだと思います。

私の同期も1年目の夏にこの問題で1人退職しました。もはや誰にも引き止め用のない問題です。シフトチェンジなどでまかなえるのであれば良いのですが、それも難しい場合には、悔いのないように笑顔で見送ってあげましょう。またいつの日か一緒に働ける日を夢見て。

どうでしたか？私のプリセプティ辞めたそう…。そんなプリセプティの辞めたい理由がこの中にありましたか？