先輩看護師とは？

看護師として働いて3年ぐらいで一通りの技術等が身について一人立ちなんて方が多いのでは？しかし、そんなころも将来に向けての色々な葛藤や悩みが尽きないものです。そんな悩める時期の特徴や乗り切るためのポイントをお伝えしたいと思います。

業務について

通常業務に加えて委員会や後輩指導、学生指導も入ってきたりします。さらに業務リーダー、看護研究等あげたらきりがありません。そんな通常業務以外のことを業務時間内にできることはめったにありません。大抵、通常業務終了後に行います。いわゆるサービス残業です。

数人で集まって話し合う時は休日出勤なんてこともあるかもしれません。普段の仕事で疲れているところ、夜勤明けで職場に再び行くのは心身共にしんどいです。それでもやらなければならない時はあるので、それはサクッと終えることができるように自分と向き合う時は向き合う、話合う時は積極的に案をだしてサクッと終わらせることですね。

よく数人で集まってもみんなやる気がなくて話が全く進まない、時間が過ぎてみんながイライラしてくるなんて時はあるかと思います。そこで受け身では時間だけが無駄に過ぎていきます。

積極的に話を進めることで周囲からの評価も高くなりますし、何よりその時期は周りから成長を期待されています。自分の力を試すチャンスでもありますので一声発するだけでも、一歩前進できるかもしれません。

後輩について

新人時代は教えてもらえていたのに、この時期は教えてもらえません。むしろ、自分たちが教える立場です。プリセプターを行う人も多いかと思います。そんな時の心境としては「自分たちが教えてもらいたい」「自分に教えることができるのか」など不安でいっぱいです。でも、そんな時期だからこそ新人の気持ちもわかっているし、先輩にされて嫌だったこと逆に良かったことがわかるはずです。

そんな時期だからこそ、教えながら自分も一緒に成長できます。教えているときに上手く教えることができないことは、自分が理解できていないことです。それを認識する絶好のチャンスです。

先輩・上司・医師について

目上の方々からは、新人としてではなく仲間、即戦力と見られるようになってきます。認められてくる雰囲気が嬉しいですよね。先輩と患者さんや技術に関して対等に話せた日には成長できたと実感できると思います。そんな嬉しい気持ちも束の間で、成長してくると業務がどんどん増えていきます。

最初に行き当たるのはリーダー業務かと思います。患者さんやチームの状況を把握しながら医師に報告、指示受けをする。患者さんが急変した日には、バタバタですよね。そして急変は患者さんだけではなく医師もします。

イライラや八つ当たりしてくる医師も中にはいますし、それに対して相手をしながら指示をもらったりするのは気疲れしますね。そんな時は医師の気持ちをねぎらい、上手く指示受けをしましょう。また、普段から何気ないことでコミュニケーションをとっておくと信頼関係もでき、スムーズに業務ができるかと思います。　

先輩のイライラにもお気をつけてくださいね。そこは先輩の特徴を踏まえて上手に接してください。上司、師長には役割を与えられたり、無理なシフトを組まれてもイライラしない方が無難です。師長も人数不足の中割り振りしています。シフトを作ったことがある方はわかるかと思いますが、結構大変です。

また仕事のできる、できないはその人自身が把握仕方と師長や上司の感じ方は少し異なることがありシフトを組まれていることもあったりします。普段からの自分のアピール不足もあるのかもしれません。周りには自分がここまでできて、これはできないという事をしっかりアピールすることが大事ですね。

先輩看護師とは

周りに認められていくことに喜びを感じることもあり、それが負担になったりすることもあるかもしれません。しかし、できる事はできるできない事はできないなどアピールすることが大切です。自分で抱えこんで倒れてしまってからでは遅いです。上司に言えない時は身近な同僚や近しい先輩等に何気なく相談しても良いかもしれません。

みんなが最初からできるわけではありません。成長もそれぞれですので、人とあまり比べないで周りと上手く付き合っていくことが大切ですね。