閉鎖病棟の患者さんが脱走?!
慣れた時期が要注意
もうすぐ7月ですね~。新入職した方は、そろそろ職場の雰囲気や仕事に慣れてきた頃ですかね?でも、この時期ってミスに注意なんです。慣れてきて、少し気が緩んでくるこの時期。失敗談を読んで、気合いを入れ直してくださいませ(笑)
私も前の病棟に入職して3ヶ月経った頃に、阿呆な失敗をやらかしたんです(;_;)
私の失敗談
まず、私が働いていた病棟は閉鎖病棟だったんです。なので、病棟への出入りは、白衣からチェーンで繋がった鍵で開け閉めしないといけませんでした。入職したばかりの頃は、病棟のドアに施錠しなきゃいけないっていう精神科閉鎖病棟独特のルールを目の当たりにして「気を付けなきゃ」と意識していました。
しかし、1日に病棟の出入りを何回もしたり、病棟内でも出入りする度に施錠するドアがいくつもあります。そうすると、鍵の開け閉めを数十回するのが日常になって、慣れてしまうんですよね・・・;そして、入職3ヶ月経った頃の気のゆるみ・・・。
ある患者さんのご家族が5名帰られるとのことで、私は病棟の鍵開けのためにお見送りにいきました。そのご家族の患者さんは観察室に入っていらして、あまり良くない状態でした。それで、丁度、ドアを開けて5名が順番に出て行かれている時に、1人のご家族が病状について尋ねられました。
その質問に答えている間、ドアが開いたままで5名の家族の足が止まってしまっていました。見送った後は、すぐにドアを閉め、詰め所に戻って他の仕事をしていました。
すると、他スタッフが、「Aさん、病棟の外の廊下、ウロウロしてたよ!」と、Aさんの手を引いてきたのです。私は、はっ!としました。すぐさっきドアの施錠をしたのは私だし、しかも、説明に気を取られ、ドアを開けている間のちゃんとした記憶がありません。
「それ、私かもです、分かんないですけど(>_<)」と一応言って、録画ビデオでチェックしてもらいました。そしたら、やはり私でした(×_×)ご家族に説明をしている時に、Aさんは家族の方の後ろを通って、外に出てしまっていたんです!
Aさんは認知症が重度で自分がどこに居るかが分からない状態だったので、「出よう」と思って出られたわけではなく、出たもののウロウロされていたようで。これが病院の外に出られて事故にあったり、「出よう」と思って出た患者さんだったら、大変なことになっていました・・・。
みんなの失敗談
この事件があってから、めっちゃ落ち込みました。そんな私の落ち込みようを心配してか、先輩看護師さんたちが施錠の失敗談をいろいろ話してくれました。当時、私だけじゃなかったのか~と、落ち込みから救ってくれた他スタッフの失敗談も紹介します(笑)
自分は全く気付かなかったが、自分の出入りの時に後ろから患者さんが出てた。
配膳車の出し入れの際に、そのままドアが開けっ放しになってた。
家族かと思って出したら、患者さんだった。
自動施錠がなぜかかからず、鍵が開いたままだった。
複数人が出入りしたところに紛れて、患者さんも出てた。
スタッフが同時に出入りする時に、どっちもが相手が閉めると思ってその場を立ち去っていた。
夜勤を狙って患者さんがスタッフのカギを使って脱走した。
以前の職場で数年働いてみて、施錠とか患者さんの脱走とかの事件は数か月に1回くらい起きていました。小さいのから大きいのまで様々ですが、それだけ失敗の多い閉鎖病棟の施錠や脱走のインシデント・アクシデント。閉鎖病棟で働いている方は、今一度、気を付けられてくださーい!
最後に、失敗しないために気を付けること!!
- 病棟への出入りは、周囲を見てから!
- ドア前に患者さんが張り付いてたら、大丈夫そうでも他スタッフを呼ぶ!
- 自動施錠を信用しない!笑 確認する!
- 家族を出す時はどの患者さんの家族かきちんと聞いてから!
- ドアを開けたらすぐ閉める!開けたまま喋らない!
まぁ、どれも基本的なことですけど。。。笑 もしかしたら、私みたいに抜けてる看護師さんも居るかもしれませんし、書いときまぁす(*^^*)
この記事を書いた人
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美容・健康を害さないように過ごしていきたぁい。
と思い、日勤のみのクリニックへ転職し、気ままに働いています^^
猫の手作りご飯で自分のご飯メニューを決める今日この頃♪
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