保健師の残業事情
こんにちは、保健師のアオです。
ここ最近、毎日残業続きです。
保健師って、残業が少なくて定時退社できるイメージはありませんか?
実はそうでもないんです。職場にもよると思いますが…
今日は、保健師の残業事情について、私の経験をお話したいと思います。
記録類が多い
残業の大半はパソコンに向かって記録をしています。
相談を受けてどのように対応したのか、次回の対応予定はどうなっているのか。
訪問をしてどのような状況だったのか、それを見て聞いてどうアセスメントするのか。
医療機関やサービス事業所と連絡調整した内容も、漏れずに記載する必要があります。
対応時にすぐ記録ができれば良いのですが、1日に数件訪問が重なっていたり、記録をしようとしていた時間に急な相談を受けたりすると、記録が必要な事柄がどんどん溜まる一方なのです。
パソコンに向かう仕事なので、自宅でもできそうに思えますが、個人情報満載な仕事内容のため必ず職場のパソコンで行う必要があります。
溜まった記録は地道に片付けていくしかありません。これが一番、残業の比重を占めています。
事業の企画・準備
健康に関する教室やイベントを開催し、地域住民に普及啓発することも、保健師の大切なお仕事です。
地域の特色、住民の健康課題に合わせて、事業を一から企画することができるので、やりがいも面白さもあります!
ですが、一つの事業を企画から始めるのって、本当に大変なことです。1人ではできませんので、職場内外での連携をとりながら、円滑に仕事が進むように調整していかなけれぼなりません。
行き当たりばったりでは絶対にうまくいきません。企画書の段階から具体でなスケジュールを立てて、関係者間での打合せは最小限で効率良く済むようにする必要があります。
打合せ用の資料作成、事業に必要なものの作成(講話の資料やパワーポイント、健康教育の媒体など)など、段取りに時間をとられがちです。
これもまとまった時間を確保して、じっくり考えながら作業する必要がありますので、残業して行うことが多くなってしまいます。
訪問・電話かけ
住民への必要な訪問や電話かけは
基本的には業務時間内に行います。
しかし、例外もあります。
例えば認知症高齢者の場合、家族と相談しながら支援していく必要があります。家族が仕事をしているケースでは、どうしても訪問や電話が夕方以降になってしまうこともあります。
また、向こうからかかってくる電話に対しては、定時を過ぎても担当職員が職場に残っている場合は基本的には対応しています。勤務時間以外は電話がつながらないシステムになっていれば良いのですが…残念ながら私の職場ではそういった対応にはなっていないのです。お陰で、他の仕事をじっくりやりたくて残業したのに、電話対応に時間をとられる…ということもしばしばあります。
残業代は出るの?
これは職場によると思います。完全に。
ちなみに私の職場では基本的には出ません…
結構な時間をサービス残業に費やしています。
時々、休日行われる老人クラブや町内会などの地域の集まりに、仕事として出向くことがあります。この場合は、残業代が出ます。
残業続きだと、自分にも家族にも負担がかかるので、できれば残業しなくて良いように職員を補充して欲しいところ。それが無理なら、せめて残業代は出して欲しいところです。
この要望は、働いている私たちが、上司に働きかけるしかないのでしょうか?
ちなみに看護師時代は、先輩たちが師長に訴えてくれたことで、病棟全体として「残業代はしっかりもらおう!」という雰囲気ができました。これは助かりましたね。
公務員として保健師として働いていた時は、そもそも残業がほとんどありませんでした。あの時も良かったなぁ。
そして今は民間の保健師です。
保健師の場合、国の法改正にもかなり仕事量は左右される気がします。
もし次に転職する時には、絶対残業の少ない職場を選びたいと思っている、残業続きのアオでした。
この記事を書いた人
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病棟看護師として2年勤めた後、保健師へ転職。
現在、保健師8年目。プライベートでは二児の母であり、ワーキングマザー6年目。
主に、地域での看護のお仕事や子育てとの両立についての記事を書いていきたいと思います。
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病棟看護師として2年勤めた後、保健師へ転職。 現在、保健師8年目。プライベートでは二児の母であり、ワーキングマザー6年目。 主に、地域での看護のお仕事や子育てとの両立についての記事を書いていきたいと思います。
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