病棟ナース24時~3交代深夜勤編~
どうも、☆Makimaki☆です
ゴールデンウィークもあっという間に終了してしまいましたね。私は育児休暇中なのですが、仕事をしている人が傍から見れば毎日がゴールデン♪に映っているんだろうなと思っております。しかし、育児には休暇と言うものはなく、毎日休みなしのお仕事です
\(>。<)/
掃除して洗濯してご飯作って、子供の相手して、おむつ、着替え、ミルク、離乳食、お散歩・・・こんな状態で、育児休暇明けが恐怖に感じるこの頃です(^^;)汗
さて、今回は3交代制勤務での深夜勤での経験に基づくお話です。3交代での深夜勤は意外と忙しい。「明け」と言う響きだけは好きでしたが、そこに辿り着くまでの長い長い道のり…
「明け」を目指して「入り」に向かう白衣の天使たち
3交代の深夜勤は、日勤が終了したら、その日の夜からまた勤務するという流れなのです。(たとえば18時に日勤終了したら、その6時間後の24時に深夜勤務の時間になるという具合です)
日勤が定時で終わればまだしもですが、私が勤めていたころは19時や20時に帰宅となることは珍しくなかったので、帰宅してちょっと休憩したら3時間後にまた出勤という具合でした。深夜に寮から職場に向かう時の静けさや救急車のサイレン音(救急外来を持っている病院だったので、サイレン鳴りっぱなしでした)と言ったら忘れられません・・・
でも!患者さんは私たちを待っている!と言い聞かせていました。
深夜勤務での特徴
- 回診用の包交車を整える
- 巡視
- 手術予定患者の書き出し
- 当日に必要な輸液が揃っているか確認
- 朝の抗生剤の準備
- 担当医師を見つけたら、即座に指示の確認や報告のためにダッシュ
- 深夜勤の休憩に関すること
毎日日勤の回診で創部の処置は必須でしたので、深夜の間に包交車の整理整頓・物品の補充を行います。当時の病棟では包交車を2台保有していたので結構大変でした。それも、勤務時間開始前にメンバーの中でも一番経験年数が少ない者が担当するという暗黙のルールがあったので、3年目くらいまでは勤務開始の1時間前には出勤です。
しかも、物品が少しでも足りないと翌日日勤の包交担当ナースにあれが足りなかったこれが多すぎるなどのご指導を受けることに・・・
準夜勤の時もありましたが、深夜でも2時間ごと巡視でした。2時と4時がルーティンの巡視で、後は必要に応じて訪室というスタイルでした。
その日の手術患者さんの入室時間・氏名・年齢・性別・病名・術式・麻酔の種類・輸血の有無・部屋番号などを大きく書き出していきました。(今は電子カルテがあるので手書きでの表示はしていないかもしれませんが)スタッフみんなが周知できるようにする内容なので、汚い字ではNGです。
この時の病棟患者さんはほぼ全員が輸液管理だったので、他の病棟と比較したらかなりの輸液本数の管理だったと思います。医師の指示と用意してある輸液剤の確認を念入りに施行します。
朝6時投与の抗生剤の準備です。術後3日はほぼ必須だったので、毎日多岐にわたる抗生剤を取り扱っていました。1度に2,3種類行う患者さんもいたので、そんな時は朝の慌ただしさはものすごかったです。
これは、朝やることの部類ですが、医師たちはそれぞれ外来に行ってしまったり、朝早くから手術に入ってしまい夕方まで不在状態となることが多かったので、朝ちらりと見かけたらすぐに確認しておかないと後々の業務に響きます。
特に患者さんの状態で気になったことは、早めに報告して対応しないといけません。緊急の場合は電話しますがね。
特に決まった時間は無く、ちょっと落ち着いたら休憩室でお茶したりという程度でした。当時は、深夜勤務のメンバー人数分の差し入れを買っていくという決まりになっており、入りの前はみんなで「ご飯系」か「パン系」か「デザート系」のどれを持ってくるか決めていました。今思えば、結構面白いことしていたんだなあと思ってしまいます。
3交代深夜勤務は、日勤から勤務して継続して夜も働いているような状態でした。1勤務あたりの時間は2交代制の夜勤より少なくても、拘束されていると感じる時間は長かったような気がします。
なので、そんな勤務の後の夕方からの勉強会はちょっとつらかったですね。(^^;)
最後までお読みいただきありがとうございました。☆Makimaki☆
この記事を書いた人
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。
第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。 第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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