胃カメラってどういう流れでやるの?
どうもこんにちは☆Makimaki☆です。
あちこちでちらほらと桜が開花している様子が見られるようになってきました。私の地域ではそろそろ桜のお祭りが開催です。
桜の季節と言えば、お花見がありますね。お酒を飲んだりおつまみを食べたり、季節の変わり目ということもあって、胃袋もややお疲れ気味になるころです。
温かい季節になってくると胃カメラの検査を受けようとする方も増えてきます。(外出しやすいからかもしれませんね)
胃カメラの検査はどのような流れで検査するのか不安な方もいると思いますので、その流れについてお話ししたいと思います。
診察→検査→帰宅までの大まかな流れ
医師の診察
まずは症状などの診察をします。そこで「胃カメラによる検査を必要とする」と医師が判断すれば検査を勧めるお話があります。
検査予約
受診する患者さんの都合を聞いて日程を決めます。予約することが殆どですが、緊急性がある場合は即日検査になります。
検査
内視鏡室で検査を受けます。
検査結果の説明
検査を受けた当日に結果の説明があることが殆どです。
他の検査も一緒に受けている場合は、総合的判断も必要になりますので後日診察になることがあります。(約1週間後の再来が多いです)
帰宅
胃カメラの後特に気分が悪い等なければ、会計をして帰宅です。
胃カメラ検査の流れ
受付から検査前の処置まで
●受付
病院窓口で受付後に内視鏡室に行きます。
●検査前の問診
患者さんが検査できる状態にあるかを最終的に確認いたします。
主な確認項目は以下に示す通りです。
- 氏名
- 生年月日
- 朝食を食べていないか
- 常用薬について
- 入れ歯や抜けそうな歯がないか
- 麻酔薬の既往
- 胃カメラ経験歴
- アレルギー
- 腹部を締め付けるコルセットなどをしていないか
特に常用薬で抗凝固剤・血管拡張薬(血液をサラサラにしたり流れを良くする薬)を服用しているかどうかは大切なポイントです。
胃カメラ中に処置を必要する所見があった場合、抗凝固剤や血管拡張薬の内容や数によっては、処置ができないこともあります。
●胃の洗い流しの水薬
検査前に胃の粘液が泡立っていたりへばりついていると上手く観察できないので、それを消すために飲んでいただきます。
成分内容の割合としてはほぼ水で容量は約100mlです。
●のどの麻酔
胃カメラが入る時に「おえっ」となるのを緩和するための麻酔です。どろっとした感じの麻酔薬を咽に溜めるようにして数分間待ちます。(私の病院では5分間です)
時間が経ったら飲み込んでもらうかティッシュに出してもらっています。
また、せき込みたくなってしまったときは麻酔薬を吐き出してしまっても大丈夫です。
●仕上げの麻酔
検査直前に霧吹きのような感じで、のどに仕上げの麻酔をします。
検査開始から終了までの流れ
●検査台に上がる
左側を下にして横向きになります。検査台が上がっていくので起き上がったりすると危険です。
●マウスピースをくわえる
これは、口が閉じてしまうのを防ぐのと、胃カメラの機械をかじらないようにするためのものです。
マウスピースはしっかり歯でかじっていただきます。入れ歯を外して歯がない方は、テープで固定するようにします。
●胃カメラが入ります
急に押し込んだりはしません。呼吸のタイミングなどを見て医師が胃カメラを入れていきます。
肩や首、のどに力を入れてしまうとかえってうまく入らず苦しくなってしまいますので、意識して体の力を抜くようにすることがポイントです。
検査中は、胃袋に空気を入れて膨らませた状態にして胃の壁をしっかり観察する時間があります。
げっぷが出てしまうと胃が縮んでしまい上手く見れないので、この時だけはげっぷを我慢すると早く終わります。
検査中、必要に応じて胃の組織を採ることがあります。イメージとしては、ほほの裏を爪で軽く引っ掻くような感じで痛みはありません。
●終了後
口の中を軽くうがいします。のどの麻酔が完全に切れるのを待つために検査後1時間は飲食を控えてもらいます。
おわりに
胃カメラは初めての方でも経験のある方でも、その時々で体感する感覚が異なります。1番大切なことはリラックスして検査が受けられる状況を私たちが作ることです。
各病院、クリニックによっては多少違いがあるかもしれませんので、そこはご了承いただければと思います。
これから検査を受けようとお考えの方、不安や疑問を抱えたままでの検査にならないように医師、ナースに遠慮せずに話してくださいね。(^-^)
この記事を書いた人
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。
第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。 第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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