新人看護師必見‼︎先輩と仲良くなる3ステップ!
4月・5月に入り、初々しい新人さん達が純白の白衣を身にまとって入ってきたかと思います。
最初は病院全体のオリエンテーションから入り、その後病棟のオリエンテーション、そして最後にやっと先輩達と顔を合わせるのは入職して1週間後という病院もあろうかと思います。
新卒であれば社会人としてのスタート、既卒者・転職者であれば新たな場所での再スタートとなるわけです。
今回は特に卒業して間もない新卒の新人さんが今後働く上で大切な先輩との関係を良好にするための秘訣をお伝えしたいと思います。
しっかりメモを取り、金魚のフン並についていく!
よく学生時代でも実習中は指導者さんの話をよく聞いてしっかりとメモを取りなさいと言われると思います。働き始めてもそれは変わりません。いや、もっと集中してメモを取らなければなりません。
働く上で重要な手順・マニュアルを教えてくれているのですから、学生に教える内容よりもっと具体的かつ実践的内容です。
先輩達も1日でも早く仕事を覚えてもらって独り立ちできる業務を増やして欲しいと必死です。その期待に応えるべく、こちら側も一語一句逃さず聞き、メモを取る必要があります。
そして、その態度は先輩の目には好印象にうつる事は言うまでもありません。ただし、メモを取った内容はしっかりと見直して、覚えておかなければなりませんね。
「前にも説明したと思うけど」と言われて慌ててメモを見返していたらその好印象も表面だけと捉えられてしまいます。
また、これも大事な事ですが、指導者さんの後を金魚のフン並について行って下さい。その日の指導係であったり、プリセプターであったりと日によって変わると思いますが、要はその日その時に教えてもらっている先輩です。
先輩の中には、教えるのが苦手な方もおられると思います。そして、自分1人で業務をこなす方が圧倒的に仕事がはかどる、という事で半ば放置される事もあるかと思います。
ただ、それでも諦めずに探し出し、先輩が自分にGPSでも付けられているのか、ストーカーされているのか⁈と思うぐらいついて行って下さい。
大人しくて消極的、やってみる?と勧められた仕事にのみ手を出す新人さんより、先輩の姿を母親を探す迷子の子供かのように必死で探し、後を追いかけ、自信は無いけれどやってみたい意思が伝わる新人さんの方がウザい、けど可愛いと思えるものです。
ただし、積極的過ぎて最初から口達者で物怖じしない態度だと嫌煙されるのでご注意を。
生真面目過ぎはNG!適切なおバカでいる事!
仕事に関わらず、誰でも不真面目な人より真面目な人の方が信頼できるし、良い印象を持つと思います。これが、真面目から生真面目、までいくと返って近寄り難い存在になってしまいます。
なんだか恋愛の話しみたいですが、男性が生真面目な女子はとつきにくいと思うのと同じように、看護師も新人に対して、生真面目過ぎると打ち解けにくい、一緒に夜勤に入ったら楽しめないと思ってしまいます。だからこそ、適度におバカである事が大切なのです。
お頭が弱い、知識が薄弱だと単なるお馬鹿さんになってしまうので、知識と教養は必要。
ただ、バカ話が出来る社会性を身につけておく事が重要だという事です。と言っても、入職間もない時期に早々から先輩達の輪に入ってバカ話が出来る新人さんはそうそう居ないと思います。
なので、ここでのポイントはややおっちょこちょいである事、です。
例えば、簡単な字の間違いがある、何もないところでつまづいている…などでしょうか。必死なのに、むしろ必死過ぎて少し空回りしている部分があるぐらいが可愛らしく見えます。
これは実際に私が新人指導をしていた時に入ってきたある新人さんの特徴でした。一生懸命だし、先輩への礼儀もきちんとしている、でもどこかしら笑えるミスをしているような新人さんでした。
要するに適切なおバカというのは、言い換えれば愛嬌がある、という事なのかもしれませんね。作った愛嬌はしたたかと呼ばれますが、それが自然に出来る人はお得かもしれません。
でも、愛嬌なんて今更備わらない。そんな人はとりあえずニコニコ笑顔を絶やさず、軽い自虐ネタを引き出しにしまっておいて、いざという時にいつでも出せるようにしておくと良いかもしれません。そうするうちに、仲良くなってきた頃には先輩のバカ話も一緒に笑えるようになると思います。
ここを逃すな!夜勤に一緒に入ったら仲良くなるチャンス!
夜勤、それは少人数で多数の患者さんの看護をする、いわば戦場です。2〜3人、あるいは病院や科によってもそれぞれ勤務人数は違うと思いますが、やはり日中に比べては格段に少人数で仕事をしなければなりません。
忙しければ、先輩達の緊張やストレスも高まりますが、逆にそこで必死に新人でも出来る仕事を率先して行う事で、助かったー!と労われる機会でもあります。
例えば、ナースコールを積極的にとる。コール内容が自分では対処出来なかったとしても、まずはいち早くコールに対応して患者さんの所へ行ってくれるだけでも大助かりです。
また、氷枕のストックを作ったり、点滴のミキシングをしたり…。簡単な作業で出来る事は沢山あります。勿論他に先輩が教えて下さる業務があればそちらを優先しなければなりませんが。
ただ、先輩が忙しそうにしており、新人指導の余裕が無さそう、でも自分達は手持ち無沙汰という時こそ、できる仕事を見つけて実践してみて下さい。忙しい夜勤という戦場で、先輩達は新人さんを戦友とみなしてくれます。
また、忙しくない夜勤の日もあると思います。休憩時間はバラバラかもしれませんが、それでも時間に余裕がありコミュニケーションがとれるような穏やかな日。
そんな時こそ自分のプライベートを話したり、先輩達のプライベートな話を聞けるチャンスです。少人数だからこそ個人的な会話が出来、距離が縮まるのです。
そうすれば、今後日勤で休憩時間に先輩方がプライベートな話を新人さんに突っ込んできたり、会話の中に入れるチャンスが生まれます。
4月〜5月の先輩達の休憩時間のネタと言えば半分くらいは新人さんの業務話しです。あの子はこの業務は出来るようになっている、これはまだ出来ない、提出物の内容、患者さんの評価などなど。
これだけ聞くと恐ろしい会話がなされていると思われるでしょう。大丈夫です、6月以降は格段に減りますから!そして、2年目以降になると自分もその会話に入っていますから。
少しでも早く先輩達と仲良くなり、休憩時間に談話が出来るようにニコニコ笑顔で頑張りましょう‼︎
この記事を書いた人
- 看護師9年目。血液内科病棟で勤務し、小児から成人・老年期の看護に携わる。結婚半年後に夫の転勤に伴い退職。現在は一児の母で子育て奮闘中。
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