給与の仕組み「無知ナース」明細書を読み解く
みなさん、どうも☆Makimaki☆です。
看護師を始めて10年以上経つのにも関わらず、詳しくを知らずに手取り額だけを見て一喜一憂していたという支給給与のお金の仕組み知らずの私でした。
子どもを授かってから、お金にまつわる本を読みまくり、もらえるお金・手当を調べていくうちに給与明細の重要性に気が付きました。(今更ですが・・・)
新人の頃を振り返ると、報酬を頂いているというよりも、言い方はよろしくないとは思いますが看護実習の延長上の働きをすることで手元にやってくるお金という感覚で、給与明細に記載されている各項目がどういうことなのかなど全く気にしていませんでした。見るのは振込金額だけ。そして、振り込まれるお金はまるでお小遣い感覚でいたために、使い方も下手でした。欲しいものは躊躇わず買う、同僚との食事にもかなりの頻度で出かける、通販にはまる・・・あの頃からお金の使い方がもう少し上手にできていたら、もっとお得に、賢い暮らしができたのにと悔やまれます。
支給項目編
- 基本給
- 職務手当
- 通勤手当
- 住宅手当
- 夜勤手当
- 残業手当
- 役職手当
各種手当が何もつかない、基礎の給与。経験年数、勤続年数に応じて上がっていきます。1年でたった月2,000円の昇給と思っても、年間24,000円の収入増です。それが5年続いたら、1年目と比較して月10,000円アップ、年間120,000円の収入増です。こう考えると面白いと思います。
また、基本給は賞与に関わってきます。例えば「基本給20万円」という場合と「基本給15万+職務手当5万円」は、同じ20万円でも賞与金額は全く変わってきます。あなたの職場はどうですか?
資格に対しての手当てのようなもの。私が知っている範囲では、正看護師と准看護師でこの手当金が違っていました。勤め先によっては2倍の開きがあり、正看護師だと8万円、准看護師だと4万円でした。これ、年間計算したらどうですか?年間で見てみると、違いがよく見えます。
正看護師8万円×12か月=96万円
准看護師4万円×12か月=48万円
詳しく説明するまでもありませんが、その名の通り通勤に対する手当です。交通機関を利用するならそれ相応の定期券月額代が支給になります。全職員に、勤め先からの距離で支給しているところもありました。
通勤手当には税金がかからないということも知ったのは最近で恥ずかしすぎです(^^;)
これもその名の通りです。私の経験では、「勤務のために同一市内に賃貸した場合最高3万円まで支給」というのと、持ち家賃貸関係なく「全職員一律1万円支給」など、勤め先それぞれの特徴がありました。ちなみに、寮に入っている職員には住宅手当はありませんでした。
勤務病院によって差はあります。私の経験では、2交代の夜勤1回につき12,000円とか15,000円でした。3交代の時は準夜勤1回3,000円、深夜勤1回3,500円でした。こう見てしまうと、3交代の夜勤手当少ないですよね・・・これであんなに走り回っていたのかと思うと、かなり切なくなります。準夜勤+深夜勤の手当てでも、2交代には敵わないのを見たら、拘束時間は長いですがやはり2交代夜勤に魅力を感じてしまいます。
この手当てについては、時給にしていくらになるかをはっきり明記した文面を見たことがありませんが、自分で計算してみたところ、大体1,000円から1,200円くらいでした。でも、残業代貰うより早く帰りたい(早く解放されたい)方が強かったですけどね。
病院によっては残業代の請求は1勤務2時間までとか、新人は勉強の時だから残業代が出ないとか、看護師長か主任が残取っていいと認めたときだけ申請できるとか厳しい条件もありました。逆に面白いと思ったのが、委員会や病棟会議に休日や時間外に出席になった時は残業手当として申請できることでした。これは良心的だなあと思いました。
これも、勤め先によって相違はあると思いますが、私の経験では主任:5万円、看護師長:10万円でした。ただ、残業手当は一切なしで時間外勤務がやたらあるところでしたので、この金額が妥当とは思えませんでした。時間で上がれるところだったらいいかも・・・?
看護技術を覚えたり、仕事ができるようになることも大切ですが、報酬やお金の流れを知っておくことも、長い目で見たらとても大切だと思います。仕事をするモチベーションにもなりますし。
最後までお付き合いありがとうございました。☆Makimaki☆
この記事を書いた人
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。
第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。 第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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