マタニティ看護師の心得
みなさまどうも、☆Makimaki☆です。
春はぽかぽか陽気の日が増えてきて、とても気分が良いです。子どもがお昼寝しているときの、ちょっとした自由時間も春のような幸せタイムです。
私の妊娠が判明したのは昨年の年明けで、その時は夜勤もシフトに組まれていたのでちょっと大変だったことを覚えています。私の知り合いの看護師さんたちは、切迫流産や早産を経験する方が多く、仕事内容の負担が大きいのだと感じていました。実際自分が妊娠したことにより、想像していたよりも大変さを実感しました。
大切な妊娠時期を安心してすごせるように、マタニティ体験から感じた心得を記述いたします。
妊娠が発覚したときの心得
- 看護師長への報告は早めにするべし
- 母性看護の知識があることを一旦忘れるべし
- 力が必要なことには躊躇せず手を借りるべし
よく、「職場への報告は安定期になってから」ということを聞いたりしましたが、看護師の場合は早めにした方が良いと思います。ちなみに私は、妊娠5週の時に検査薬で陽性確認した時にプチ報告しました。「検査薬で陽性が出たので、次の休みで受診してきます。確定した時はまた報告する時間を戴きたいです」と。確定してからお話ししてもよいとは思ったのですが、早めに伝えることで看護師長もこちらの状態を把握しやすいのでお互いに安心です。また、シフト作成にも影響することがあるので、早めの報告を勧めます。
看護師にありがちな考え方で「このくらいの症状なら大丈夫」「きっとこの症状に当てはまるからほっといてもいいかな」というように、本来なら受診したほうが良い症状なのに母性看護の知識が邪魔をしてしまい、大変なことになるということがあります。まあ、実は私がそうだったのですが・・・
母性看護の知識はあって良いです。しかし、妊娠中に気になることがあるときは、教科書や参考書を開くよりも産科受診するなり助産師に相談するなりした方が確実に安心です。だらだらと不安を引きずっていると胎教にも良くないですしね。
仕事をする上での心得
特に体位変換や移動・移乗、全介助が必要な患者さんのケアには大きな力を必要とします。必然的におなかに力が入ってしまうので、特に妊娠初期の時は注意が必要です。見た目にも妊娠していることが目立たない時期なので周りもあまり気が付かないことがあります。
私はあまり協力を求めるのが上手ではなかったのですが、切迫流産になる同僚を何人も見てきたこともありましたので、お腹の赤ちゃんの安全のために、力を必要とするケアをするときには躊躇せずに協力を依頼しました。
- 急変現場ではなるべく間接的介助にまわるべし
- 放射線下で行う検査の介助は控えるべし
- 休息する勇気を持つべし
特に妊娠後期に蘇生を必要とする状況に何度か当たることがありましたが、騒然とする現場の中心に埋もれてしまうと、お腹はつかえますし機敏な動作が困難です。なるべくなら記録役にまわるか、物品を用意する役にまわる、あるいは他の患者のナースコール対応など、外のフィールド対応などでサポートしていました。
心臓マッサージは早産誘発になるので極力控えます。超緊急時(自分が第一発見者の時など)は行っても、すぐに他のスタッフに交代してもらいましょう。
妊娠経験のある先輩看護師が数名いたので、放射線を伴う検査介助は行ってはいけないことを理解してくれていたので、嫌な顔せず代わってくれました。プロテクターなるものもありますが着用すると重たくてお腹に負担が来ますし、ごく微量の放射線であっても、胎児何かあったら・・・と気になってしまうので控えるべしです!
「看護師」でも、「母」としての心得
つわりがひどい、お腹が張って苦しい、痛い、など体調がすぐれないときは休息・あるいはお休みをもらうのも必要な時です。産科の医師に診断書や休職を要する証明書を書いてもらうのも手段です。
私がお世話になった産科では、「本当は妊娠中に看護の仕事をすること自体大変だしあり得ないと思うくらいです」と助産師さんに言われました。それは悪い意味ではなく、妊娠していること自体が仕事していることと同等かそれ以上のことだから、ゆったり過ごしてほしいのが真意だということでした。
必要な時に休息を取ることは大切ですし、赤ちゃんを守れるのは自分だけです。もし、それを良しとしない職場だったら、私は迷わず立ち去りますが。
これからマタニティ看護師になられる方、今現在なっている看護師の方、職場にマタニティ看護師さんがいるという方へ、少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆Makimaki☆
※タイトルの「マタニティ看護師」とは、妊娠している看護師のことを表現した個人的な造語です。
この記事を書いた人
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。
第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。 第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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