ナースがやってしまいがちな夫婦関係を壊してしまう言動
ナース妻があつまればどこの職場でもあるような夫の話題で盛り上がることがあります。
離婚を経験した私は、ちょっと距離を置いてクールに聞いています。
自分の経験やナース妻達の談話から、看護師だかららこそやってしまう夫婦関係を壊してしまうような言動を見つけたのでまとめてみました。
夫を医療従事者同様に扱ってしまう
医療従事者でない夫は、38度台の熱が出ただけオロオロし救急外来に受診しようとします。
自分の子供ともなれば、もっとオロオロして夜中でも連れて行こうとします。
そんな時、特に救急外来の経験がある看護師は一番クールな対応をしがちです。
救急外来の忙しさを知っているがゆえに、救急外来の現場のことも考えて冷たくなりがちです。
私もそうですが、胸の内は、「まずは、家で休養と栄養をとって様子をみてよ!グッタリしていなければ大丈夫でしょ!24時間コンビニ病院じゃないんだから受診しないで! 救外は救急で重症者が対象なんだから!日中に受診してよ。」と言う感じです。
このまま夫にストレートには言わなくても、こんな気持ちで対応しているので言動の端端に棘があるようです。
親しき仲であるからこそ礼儀ありと思って、患者と同じように、きちんと丁寧にわかりやすく説明して関係を壊さないようにしましょう。
S(サディスト)なナース妻
家族で、珍しい傷や発疹ができると写真を撮っているナース妻はいませんか?
休み時間に、「見てみてよ!」と家族の痛いできごとのスマホの写真を同僚に見せてきます。
外科系ナースに多いかもしれません。
足の裏に釘が刺さった、転んでざっくりと深く開いた傷など、「すごくない!痛そうでしょ。」と言いながら瞳の奥の輝きを隠せないでいます。
その後の対応や経過も得意げになって丁寧に話してくれます。
ナース以外の友人に話したところ、「普通はあんまりそうゆうことしないよね」と冷ややかに言われました。
サディストのSではなくサービスのSになるように心がけましょう。
忙しさをあてつける
「忙しいんだから、少しは手伝ったらどうなの!」と夫に言っていませんか?
世間では看護師の仕事は過酷で重労働だと言われているがために、自分は、家族の中で一番忙しいという思いに陥ってしまうことがあります。
しかし、その仕事を選んだのは自分です。
「だって夫の稼ぎが少ないから仕方なく看護の仕事してるの」と言う人もいますが、その夫を選んだのも自分です。
付き合っている前は恋愛で夢いっぱいですが、結婚前や出産前に、にきちんと夫と家事分担の契約をしておけばよかったと大抵の人は思うようです。
自分も疲れているからと、疲れている夫に、嫌々手伝ってもらっても夫婦関係が壊れるだけです。
夫以外の親族にも手伝ってもらえないか、区や市町村、有料になってしまいますが私営などのサービスを使えないか夫と話し合ってみましょう。
ここを話し合わず勝手に決めて進めてしまうと、夫婦関係が希薄になっていくように感じます。
しかし、視点を変えれば、家族が健康でいてくれるからこそ仕事ができるということも忘れずに、いつもお互いの労をねぎらいましょう。
健康管理しすぎ
家族には健康でいて欲しいという強い思いから、食べ物から生活の仕方までキッチリと管理しすぎて、夫にウザがれます。
よくナース嫁をもった姑衆が入院してきたときに相部屋の方たちに次のように愚痴っていました。
「塩分が摂り過ぎないように1日に1杯しか味噌汁が飲めないように、お椀で食べる分だけの水を図って、味噌の入れる量まで決めてある」と。
また、おやつを買っても夫や孫に食べさせないように釘を刺され隠される。
家族が寝ている早朝からバタバタ掃除を始めるなど
あまりにも管理しすぎて、夫が鬱憤を晴らすように外飲みが増えていませんか?
そうなったら元も子もありません。
健康管理も大切ですが、ストレスが解消し癒される家庭つくりという視点に戻って考えてみませんか?
女同士の愚痴の言いすぎ
看護師の世界はまだまだ圧倒的に女性が多く、女があつまれば愚痴の言い合いになってしまいがちです。
夫や家族の愚痴の言いすぎや聞き過ぎていつの間にか影響されていることありませんか?
それが、夫婦関係をを悪い方向に向かわせてしまう要因になることもあります。
なぜならば、よく他人と比較したがるのが女の性を持っていると言われてますので、他人の夫と自分の夫を比べては愚痴が増えることがあるからです。
それぞれ夫婦関係、家族の在り方は100人いれば100通りだと思います。
比較せずありのままを受け止めましょう。
さいごに
ナースの職業病とならず、夫婦関係をはじめ家族が円満に過ごすことができるように気をつけましょう。
この記事を書いた人
- 十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
最近の記事
- 仕事に役立つコラム2017年11月27日看護学生の素朴な疑問「どうせ忘れるんだから関わるのが虚しい」にどう答える?
- 恋愛・結婚2017年10月31日医師と結婚するならば・・・
- 仕事に役立つコラム2017年10月29日蜂窩織炎になった原因を知り予防しよう!
- 仕事に役立つコラム2017年10月1日知っているつもりで知らない!食品と薬の相互作用
十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
この記事を読んだ人は以下も読んでいます
人気ライターBEST5
-
こごみ
計208,609view
しまりんご計86,426view
おじゃりん計78,644view
まこ計77,144view
人気記事BEST10
SIDS(乳幼児突然死症候群)のおはなし 21,102view
入院して分かった点滴の苦痛とナースの対応 16,516view
わたしの流産体験その2~流産後から復帰まで~ 16,384view
大腿骨近位部骨折の保存療法はどのように看護すればいいの? 13,348view
わたしの流産体験談その1~妊娠判明から流産まで~ 12,891view
看護師が養護教諭になったらこうなった 保健室って何するの? 12,398view
特養の配置医師以外はみだりに診療に行ってはならないの規定について 12,288view
「彼女は看護師」のあなたに伝えたいこと 12,285view
最近注目の「スキンテア」を身近なものでケアしよう! 11,364view
葬儀屋さんが教えてくれた「エンゼルケアの今」 10,613view
カテゴリ一覧
この記事に対するコメント
>> すべてのコメントを見る(0)