一生涯独身かもしれないという孤独感に悩むあなたへ~後半
失ったあとの孤独
離婚騒動の時、職場まで嫌がらせに来たため職まで失い、無いことを身内、友人、近所にも言って周り地元にもいるに耐えられず出ていきました。
あるのは、この身と命ぐらいと感じるぐらい孤独になってしまいました。
何よりも子供と別れた悲しみは強く、数年は他人の子供を見ては泣いていました。
孤独というよりは、唯々、悲しいのです。
孤独を冷静に見つめる
いったい、結婚とは何だったんだと、カウンセラーの力を借りて振り返ることができるようになりました。
この孤独感、大人になって感じていたのではなく、子供のころから親に認められないという孤独感があることに気づかされたのです。
他人に好かれてこそ人生のすべてだと思い自分を見失っていたのです。
カウンセラーに、生きている中で、自分がしていて楽しいことや好きなことを聞かれてもよくわからないほどひどいものでした。
昔から、なぜだか生きているけれど、生きている感じがしない孤独はこのためだったと思います。
昔あった悔しかったこと悲しかったことなどを味わい尽くすことを勧められました。
昔を振り返り、他人に好かれようとして抑えてきた感情が怒涛のごとく溢れてきたのです。
結局のところ、孤独感を夫と子供で埋めることはできませんでした。
時間をかけて、怒りや悲しみから出てきた涙で心を洗い、ようやく生きようという希望が生まれてきました。
新しい人生が始まったのです。
2度目の独身
「孤独死するよ。可哀そうに」なんて言われていますが、そんなの怖くありません。
そんなのマスコミに踊らされているだけだとわかったからです。
だって、友人や家族がいようとも一緒に死ぬこともできないし、あの世に持っていけません。
身内がいるほうが、希望を伝えていても身内の欲で胃ろうを勝手に作られたり病院に入れられるのをみると、一人でいることは、最後まで自由を貫き通すことができるのではと思うようになりました。
人生に悔いなく「あーいい人生だった。よくぞ生き抜いた!」と最期に自分が感じることができれば、どんな死に方をしようが、周りになんと言われようがいいのです。
親友、友達が多いほうがいいという言葉にも惑わされていました。
親友・友人という言葉に酔いしれていたと思います。
DNA も生育環境も違う他人と完全に分かり合えるなんてことあり得ないのです。
生きているうちに理解し合える友人が一人いればいいぐらいかなとしか思わなくなりました。
離婚騒動で、友人が離れていくのを見て、所詮こんなものかと他人に無用に期待しなくなりました。
昔は友人が少ない自分は、恥ずかしいとも思っていましたが、そんなこと思うことすら馬鹿バカしく思うようになりました。
理解されることが大切ではなく、理解されないと嘆くより、他人を理解しようと努めることにしました。
一人でいるけど一人ではない
カウンセリングを受けて、自分の力ではなく生かされていることに気づかされました。
自分の意識せずとも、心臓は動いてくれて、空気はあり、お日様が照って、生きるのに十分な環境が与えられているのです。
どんなに涙を流そうとも、必ず朝が来てくれます。
風が涙で濡れた頬をなでてくれます。
見えない沢山の力で生かされていることに気づかず、無いものねだりでわがままな自分にようやく気づきました。
日々、数え切れないほどの沢山の力で生きているのです。
いっぱい失ったように感じたけれど、気づかなかっただけで、沢山の力で支えられていたのです。
ただ、野良猫が私の方を向いてくれるだけで嬉しくなってしまいます。
物でも人でも沢山持つほど、悩みが増えることも知り、今は、在ることに目を向けてシンプルに今あるものを十分楽しもうという気持ちに変わりました。
今はもう孤独感を感じている暇などありません。
自分さがしをしながら新しい人生を謳歌しているからです。
生きるとは、「今」の積み重ねなのだから、与えられている「今」を十分感じて味わい尽くし自分らしく生きていきたいと思っています。
家族という型、友達という型に依存せず、与えられた命を大切にく一人でも凛と生き抜いてみたいです。
まとめ
結論として、孤独を埋めるのは自分でしかないのです。
自分の心は他人が変わることができず、自分で自分の心をケアしていくしかないのです。
孤独感を何かで埋めようとしたら、それは依存でしかないのかもしれません。
孤独感を埋めようとすると、人生誤った選択をしやすいそうです。
結婚をするのも独身でいるのも自由です。
自分を見失わず自分の感情を大切に受け止めて自分らしくハッピーライフを送って下さいね。
私に生きる希望を与えてくれたカウンセラーには語りつくせないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
この記事を書いた人
- 十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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