一生涯独身かもしれないという孤独感で悩むあなたへ~前半
私は、一生涯独身かもしれないという強い孤独感から、結婚すれば、子供がいればこの孤独感が埋められるに違いないと、結婚しました。
そして、離婚し、また一人になりました。
今は、一人なのにも関わらず孤独を感じません。
もし、私と同じような気持ちを抱いて結婚を考えている方がいましたら、いちど読んでみて下さいね。
独身時代の孤独感
田舎だったため、25歳になると、親から「30歳までには結婚しないと売れ残る。結婚して子供を産まなければ一人前になれない。一人でこの先どうするんだ。年取って一人になったらどうすんだ。寂しいだけだぞ」と顔を見るたびに言われるようになりました。
そう、田舎ではそれが当たり前。
周りは、次々と結婚し子供ができていきます。
そして友人にも子供が生まれました。
赤ちゃんを見せてもらうと、「なんて可愛いのだろう」という幸福感に包まれました。
いつも高齢者を相手にしているからなおさらそう感じたのかもしれません。
見ているだけで触るだけで幸福感がいっぱいになるのです。
友人がどんなに、子育てや結婚の大変さを語っても、赤ちゃんを目の前にするとどこかに飛んでいってしまいます。
しかし、次々に友人が結婚して子供ができると、その友人だけで話が盛り上がり話についていけないことが増えてきました。
当たり前ですが家庭を持てば独身の時と違い自由がきかなくなるので、徐々に会う機会も少なくなってきました。
仕事から疲れて帰宅し、一人で過ごしているうちに強い孤独感を感じるようになりました。
シーンという音が聞こえてきそうなほどの田舎の静けさがさらに孤独感を深くし心をえぐるのです。
なので、テレビや音楽が欠かせません。
そうこうしているうちに、40代で独身の従姉が、叔母の死を追うように自殺をしてしまいました。
動機は、未だに不明です。
それを機に、あーやはり一生涯独身って孤独に違いないと思い込むようになりました。
あまり結婚願望がなかった私も、結婚して子供が欲しいと思うようになりました。
5年も付き合っている彼氏がいたのですが、真面目で仕事熱心な彼でした。
休みでも職場に行き仕事をしているような人でした。
他のカップルよりも会う回数が少なく、周りから心配されるほどでした。
人生、男性に好かれて告白されて付き合うなんてこれが最後だろうと思い、少々のことは目をつむり付き合っていました。
なにせ、周りからは「あんなにまじめで優しくて好青年な人はいない」と大変評判がよかったので、何かあれば、きっと自分が悪いに違いないと思っていました。
病気で弱っていたために、このまま独身で仕事すら続けていけないかもしれないという不安からなおさらそう思いました。
親にも彼氏がいることを知られました。彼氏が親に挨拶をしてくれました。
親は大変喜びました。
私は、兄よりできが良くないせいか、こんなに私のことで親が喜ぶなんて生まれて始めてで嬉しくなりました。
そして、結婚して子供が生まれれば、孤独感もなくなるに違いないと疑いもせず結婚しました。
結婚後の孤独感
子供が生まれさらに親は喜びました。
こんなに幸せな親の顔を見たのは初めてでした。
しかし、すれ違いが多く、夫婦関係は冷えて生きました。
あまりにも子育てや人生に対する価値観が違い、喧嘩する日々が続きます。
話し合おうとしても、夫からすぐにお説教や猛烈な攻撃に会うため話にならないのです。
何せ外面がいいのでそんなこと親や親せきなど他人に話してもわかってもらえません。
結婚をしても、家族でも、血がつながっていても、分かり合えないと、一人でいるよりももっと辛い孤独感を味わうということを身に染みてわかったのです。
子供を連れて家を出て、離婚騒動となりました。
「私には、子供がいる。一人ではない。大丈夫。可愛い子供のためにも頑張ろう」と思い頑張りました。
しかし、その後体調を崩したり、まんまと夫側の罠にはまり、子供すらいなくなりさらに孤独となりました。
一体、今までの私の頑張りは何だったのだろうと・・・・
後半へ続く
この記事を書いた人
- 十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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