ナースはつらいよ

看護師の嫁vs姑とならないための秘訣

地方の田舎にいけばいくほど看護師は夫の親との同居が多いものです。私もその一人で、夜勤時に子供の面倒を見てもらったり家事を手伝ってもらったりして大変助かりました。

しかし、TVドラマにもなるほど一旦関係が崩れると修復が不可能なほど嫁姑問題は深いものです。

私は、離婚しましたが、離婚により冷静に姑との関係を見直すことができました。

実際に姑となった先輩、同居している方たちの沢山の経験や知恵も聞きましたので幸せな結婚生活を築くためにご参考下さい。

価値観の違いどうする?

一番多いのが価値観の違いによる仲たがいです。

時代背景が違い、育ってきた環境が違うので価値観の違いがあるのは当たり前で、分かり合えるのは不可能に近いと最初から肝に命じておきましょう。

どうしても我慢できない時は、まずは夫に相談してみると、そうなった理由がわかることもあり感情がおさまることがあります。

夫がいるときに姑を交えて話すのも一つです。

中でも一番大切なのは、何も言わずとりあえず話を最後まで聞くことです。途中で不満や怒りがこみあげてきてもです。

年を重ねれば重ねるほど、今まで生きてきた人生を認めてほしい、自分が今まで頑張って生きてきたということを認めて欲しいという気持ちが強くなります。

私もそうですが女性ですので、話を聞いてもらえるだけで満足ということもあります。

この傾向が強いのは、夫を早く失くした、または別れたなどで苦労した姑です。

子育てに関しては、子供が生まれる前・時から可能ならば一緒に母親学級や子供の検診に行くといいです。

昔と今では、子育ても昔は良いと言われていたことが研究によって悪影響だと分かったものがあるからです。

例えば、「汗も予防のベビーパウダーの影響」や「抱き癖がつく」などです。

嫁に言われるよりは、専門家の保健師や医師に言われたほうが気持ち的にいいものです。

仕事が忙しい夫より明らかに姑さんの方が子供と接する時間が長く頼りになるので、関係性を築いておくと良き協力者になってもらえます。

一緒に行けないときは、検診時にもらったパンフレットを読んでもらいました。

それでも理解が得られないときは、保健師さんに相談してみましょう。私は、悩んだとき保健師さんに相談し、自宅訪問に来て頂き姑との話し合いの場を持ち丸くおさまったことがあります。

しかし、夫になかなか理解されないのは台所事情です。

女性ならば台所にはこだわりのある人は多いのではないでしょうか。そして、世代、年齢が違うと食べ物の好みが違ってきます。それぞれの家庭の食文化もあります。

働いていると、食べる時間もそれぞれ違ってくるために起こる不満もあります。「せっかくきれいに片づけたのに」「せっかく作ったのに食べない」「あまりものを食べさせられる」「片づけ方が気に入らない」などお互い小さな不満が募ってくる話をよく休み時間の時同僚と話したものです。

同居する時は、台所だけは別にすると結構上手くいくというのですが夫には理解されません。そんな時は次のように掛け合ってみましょう。

職場の先輩に教えてもらったのですが、「会社のデスクを2人で一緒に使うことができますか?」と問うと大体の夫は理解してくれます。私もこれで上手くいきました。

夫の悪口を言わない

姑が夫のだらしないところなど私に話してくるので、調子に乗って私も一緒に悪口を言ってしまいました。

お互い共感しあい意気揚々と話をしていたのですが、徐々に不機嫌になり叱られました。

自分で息子の悪口を言うのは良いが、嫁に息子の悪口を言われるのは許されないという姑は結構いるものです。

息子とは、自分の彼氏のように思っている姑もいますのでご注意を!

時には甘えてみる

分からないことや困ったことを話してくれるのは、頼りにされているのだという感覚が生まれます。小さなことでいいのです。

例えば近所の事情を姑の方が知っている場合もありますし、家事のことなら夫より頼りになります。姑の得意なことを見つけて頼りにすると喜ばれます。

ありがとうございます

とにかく何かにつけてお礼をいうことです。

今夫がいるのは姑さんが産み育ててくれたおかげです。

言葉や態度で表すのが照れくさかったり難しい場合は、手紙を活用しましょう。手紙と言ってもそんな長い手紙でなくていいのです。

「今日作ってくれた○○○が美味しかったです」「子供がおばあちゃんのことをほめていました」「洗濯物をたたんでくれて助かりました」など一文でいいのです。毎日、冷蔵庫に貼っている方もいます。

不規則な仕事だとゆっくり姑さんと話す時間がなくすれ違いが生まれることが多いそうですので、ぜひ活用して下さい。今は携帯やスマホもありますので積極的に活用し感謝の気持ちを伝えましょう。

家族といえどもなんでも当たり前にしない感覚が大切です。

記念日は絶対に忘れない

姑の誕生日、母の日は、自分の夫や子供も巻き込んで精一杯お祝いをしましょう。

同居していない方であまり交流のない方は特にです。結婚して夫の籍に入ってしまったということは、将来、姑が年老いた時に面倒を見なければいけなくなったり、身元引受人にならざるおえないこともあるので角がたたない関係を築いておいたほうが後々楽です。

結婚をする前に

結婚をしてよくわかったことですが結婚とは二人だけの問題ではありません。

よく夫はどのような親子関係なのか観察しましょう。特に母親との関係は、男性は特別な思い入れがある方が大半です。

私の経験上、マザコンだとどんなに努力しても姑との関係を築くことはおろか夫との関係を築くのがかなり難しいです。

また、DNAや3つ子の魂100までと言われているように身についている習慣や価値観を変えるのも難しいものです。「夫は違うもん」と思わずよくみましょう。恐ろしいものでいざという時に出てくるものです。

それを夫が自覚して気を付けられている夫ならばあまり問題はありませんが、そんな人は少ないものです。

また、看護師だから将来面倒を見てもらえる、きっと優しいに違いないと「看護師」ということに期待を大きく持ちすぎている姑がいて、結婚後上手くいかないということがあるのも現実です。

仕事として看護師の仕事をしているのであって現実は違うということを結婚前に話しておきましょう。

結婚する前に感情だけに流されず夫の親子関係、姑をよく観察し結婚を決めましょう。

参考にして、ぜひとも幸せな家庭を気づいて下さいね。

この記事を書いた人

こごみ
十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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お年寄り大好きナース
こごみ
健康が一番!

十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。

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