看護師がシングルマザーになろうと思ったら読もう!
看護師という職業は、離婚する確率が高いのが現実です。そういう私も離婚経験者です。母子ともにハッピーになるために気を付けたほうがいいことを体験からまとめてみました。
最初にすること
地方自治体に相談しよう
各地方に女性相談センターなど設けられています。
シングルマザーになった時、自治体で受けられるサービスを詳しく説明してくれます。
夜勤など不規則な勤務を続けていくときは、その間預かってくれる所も必要となりますがそれもかなり詳しく紹介してくれます。
病児保育をしているところを押さえておくと大変助かります。
保育園の時は延長保育で預かってくれるところが多いのですが、小学校になると放課後クラブが同じ小学校に併設されていないこともあります。そうなると苦労しますので、先を見通して決めたほうがいいでしょう。
精神的にもフォローしてくれますのでぜひ活用して下さいね。
気をつけたほうがいい8つのこと
むやみに友人に相談して巻き込まない
ニュースでご存じのとおりむやみに友人など素人に相談すると、友人が離婚に加担していると夫の怒りの矛先が友人に向かい事件になっていることがありますので十分気をつけましょう。
スマホ、職場や学校の連絡網の管理にも気を配りましょう。
感情のもつれが大変なことになってしまう世の中だということを念頭に置いて行動しましょう。
子供への説明
親以上に傷ついているのは子供です。1回の説明ではわかってくれないかもしれません。気持ちが動揺していますので暖かく見守るようにしましょう。
親を悲しませないようにと気丈にふるまっていることもあります。
6歳以上になると子供の意見が法的にも大きく反映されます。
年齢に応じてわかりやすく丁寧に説明し子供の意思を尊重したうえで養育権や親権を考えましょう。
経済的なこと
夫が自治体から子供の子育て支援金をもらっている場合は、別居して自分が子供を育てても自動的にもらえるわけではありません。扶養者届けや何かと時間がかかります。早急に必要な場合は、弁護士に相談して夫から自治体の支援金を渡してもらえるようにしましょう。
不当な妊娠をさせられないようにする
妊娠により離婚させないという手段をとる男性も少なからずいるようです。夫の性格をよく見て、別居してから離婚話を切り出すという方法をとるのも一つの対策です。
保育園や塾の子供のお迎え
法律的に離婚が成立していないと、夫が子供を迎えに行き子供がついて行っても法律的に夫は父親のため法律違反にはなりません。例え、子供が嫌がっているのを無理に連れ去ってもです。
夫や姑に子供を連れていかれそのまま子供と離れ離れになったという話を聞きます。保育園の職員の方には、事情を話し、どの職員にもわかってもらえるように必ず文書として保育園に提示しましょう。
弁護士相談する時に気をつけたいこと
弁護士を必要とするならば、離婚を得意とする離婚弁護士に依頼するのが適切です。
地方では、弁護士の数が少なく忙しいのであまり丁寧に対応してくれないことが多いようです。都市部で見つけることをお勧めします。
弁護士にかかる費用が心配な場合は、法テラスに相談しましょう。
また、弁護士を頼んだからと言って安心してすべてを任してはいけません。なかには金銭目当ての弁護士もいるので気をつけましょう。
弁護士の意見は参考意見として自分でよく考えることが重要です。
別居し事情により住所を知られたくない場合
法的な離婚が成立しない限りは、家族であるわけなので夫が区役所で住所閲覧ができ住所を知られてしまいます。
知られないためには、住所変更せず郵便転送を使い郵便のみ届くようにしてもらいます。
DVやストーカー法により閲覧制限がかけられますが、マイナンバー制で住所が漏れてしまったという話も聞きますので区役所に事情を話したり文書を提出し十分に注意しましょう。
転職する場合
都市部の方が、24時間託児所や病児保育が一緒になっている職場が見つかりやすいでしょう。
見つける際は、看護師転職会社を利用すると条件に合った職場が見つけらますので活用をお勧めします。
また、上司、同僚に子育てをしている人が多いと、事情を分かってくれますので融通が利きやすいので事前に確認しましょう。
自分一人で育てていかなけれいけない」「お金がかかる」と気負うのも十分わかります。しかし、看護師の免許があり、健康さえありやる気さえあれば仕事もお金も何歳になってもどうにかなります。
子供が小さい時は一時であり、子供との時間は取り返しがつきません。子供といられる時間をぜひ大切にしてください。
私は、「子供が大きくなったら教育費がかかるので若いうちに働いてお金を貯めなければ」と必死になり体調を崩し取り返しのつかないことになってしまいましたので切にそう思います。
この記事を書いた人
- 十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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