元精神科ナースが教える☆つらい人間関係を楽にする方法①
こんにちは、しまりんごです。
私は少し前まで精神科ナースでしたので、「うーん困ったなぁ」という患者様と日常的に関わってきました。
ナースが仕事上の人間関係で悩む時、相手が患者さんであることが多いかもしれませんが、実はそれ以上に職場の同僚や上司との関係がつらいということが意外と多いのではないでしょうか。相手が患者さんなら、仕事だから仕方がないと割り切りやすいものですが、同僚(もちろん他の職種も含みますよ)となるとずっと付き合っていかなくてはならず、飲み会なんてのもあり患者さん相手よりも仕事とプライベートの境界が曖昧でストレスを抱えがちなのです。
転職したくなる理由の上位を占める、職場での人間関係の苦痛。結論から言うと、「相手を変えることはできません」が、「自分の考え方を少しだけ変えることはできます」ということなのです。もちろん、相手が患者さんや利用者さんでもそうです。
実は、「この人、付き合いづらいなぁ」という時にその原因は大きく3つです。
相手との関わりに違和感を感じる
発達障害という言葉を聞いたことはありますよね?発達障害と一言で言っても、人によってその程度が幅広く違います。つまり、これまでなんとか学校に行けていて、社会に出ることができた人の中にも、実は発達障害に該当する人がいます。大人になってからようやくそう診断される人が増えているのです。
発達障害である本人に聞くと、大体、「子どものころから何か違和感を感じていた」と言います。そして、その周囲にいる大きくの人は、その人との関わりの中で違和感を感じる特徴があります。
発達障害の人は相手の心を察したりすることが苦手です。例えば、あなたがとても忙しく病棟内を動き回っていたとします。少し体調も悪い。同僚のAさん、今は少し手が空いているようで、休憩室のチョコレートをつまみ食い。「もう、少しくらい手伝ってくれてもいいじゃない!」ってなります。「私が忙しくしているの分かっているんでしょ!」と思ってしまいますよね。
もしもAさんが隠れ発達障害なら、あなたが忙しいことにも、体調が悪いことにも、手伝いを求めていることにも気づいていません。悪気はありませんので、声をかけるときっと手伝ってくれるでしょう。けれども、自分の持ち分の仕事を手伝ってって言いにくいでしょう?周りが良く見えている人って声かけなくても手伝ってくれたりするんですよね。だから、Aさんとの関わりの中で違和感を感じてしまうのです。
発達障害のある人は、自分の世界を強く持っていますので言葉のキャッチボールが苦手です。休憩室での雑談中、自分の話しかしない傾向があったり、こちらの話を聞いていないような印象を与えがちです。それも、違和感につながってしまい、とても疲れてしまうのです。
対応としては相手の大事にしている世界や領域を守ること。してほしいことはハッキリ話すこと。それがものすごく拘りがある部分に触れることでない限り、話せば分かるのです。察してほしいはご法度です。
発達障害という診断は、本人が困っていたり、生活に支障が出てきていて受診し、医師が診断して初めてつくものですので、この記事はあくまでその傾向がある人・・ということだと理解してください。
なんで何度言っても分からないの?とイライラする
相手に実は軽度の知的障害があった場合、知的レベルの違いから、イライラしてしまうことがあります。発達障害と同様ですが、病院に行っていれば知的障害と診断されるレベルでも、なんとか学校を卒業して、なんとか社会に出ている人はいます。
IQが70くらいあれば、単純な作業であれば障がい者枠でなくても仕事ができるそうなので、介護や看護補助などの仕事をしている人も結構います。
その都度、1から10まで具体的にしてほしいことを話す。そうすればよいのでしょうが、忙しい時にそんな余裕はなかったりするし、何か突発的な事態が生じたときの臨機応変な対応は期待できません。
結果、イライラが募ります。なるべく突発的な対応を求められず、単純な作業を任せることで解決するかもしれません。本人にとってもそっちのが安心できますし、楽しく作業できますので、管理職へ相談してみると良いでしょう。
相手に振り回される
パーソナリティ障害という言葉はご存知でしょうか?一昔前は人格障害と言われていたものです。実は、医療従事者には結構多いと言われています。発達障害と同様、医師が診断して初めて「障害」となりますが、診断されていなくても「あの人多分そうだな」という人は結構います。なにしろ自覚がない人が多いのが特徴なので、病院に行く人自体が少ないです。一つの職場に一人はいてもおかしくないかもしれません。
パーソナリティ障害の傾向が強い人は、相手を疑ったり、試したり、プライドがとても高かったり、人の言葉の揚げ足をとっては勝手に怒ったり落ち込んだり。本人よりも巻き込まれた周囲の人のが困ってしまい、疲弊してしまいます。
知的な問題がなく、仕事ができる人が管理職につくことも多いため、そういう上司を持った部下は大変。辞めていく人もいるくらい。
本人もジェットコースターみたいな自分の感情に振り回されるとつらくなる時もあるようです。
上記の中で、一番関わりが困難なケースです。そして一番問題が大きいため、パーソナリティ障害な傾向がある人との関わり方などをまたお話できたらと思います☆
この記事を書いた人
- 育児花丸旦那さんと4歳の息子との3人暮らし☆専業主婦に対する憧れも密かに抱きつつ、常勤で走り続けるワーキングマザーです。趣味は楽器演奏と、映画鑑賞。最近は手芸店巡りが大好き。目指すは、なんでも挑戦する30代♪
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育児花丸旦那さんと4歳の息子との3人暮らし☆専業主婦に対する憧れも密かに抱きつつ、常勤で走り続けるワーキングマザーです。趣味は楽器演奏と、映画鑑賞。最近は手芸店巡りが大好き。目指すは、なんでも挑戦する30代♪
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