鼻呼吸で美と健康を手に入れよう
10年ぶり歯科に行くと口呼吸から鼻呼吸に変えなさいと言われました。
「あなたの呼吸は大丈夫!口呼吸が様々な病気を引き起こす!」では口呼吸が及ぼす症状や病気についてまとめました。
今回は鼻呼吸のメリットと実際の方法と効果についてご紹介します。
鼻呼吸のメリット
1.免疫力の増強(風邪がひきにくくなるなど)
2.虫歯・歯周病の予防
3.脳機能、集中力のUP
4.睡眠の質の向上(無呼吸症候群、いびき、歯ぎしりが治癒)
5.体幹力の向上
口呼吸よりも気道抵抗がかかり負担がかかり、内臓全体に影響する横隔膜筋を鍛えることになります。横隔膜筋は体幹の中心筋肉なのです。
6.代謝力、脂肪燃焼力のUPによりダイエットになる
7.自己免疫疾患が緩和する(リウマチ・アレルギー疾患など)
8.ドライマウスが治る
9.癌や脳こうそくのリスクが低下
10.うつや不安神経症などの精神疾患の緩和
私は、すで40歳代となり人生の折り返しにきているためか、歯周病に悩まされ、体力・記憶力の低下に悩まされていました。そして、元々アレルギー体質でハウスダストに反応し、疲労がたまり抵抗力が低下すると、弱い皮膚に影響がでていました。
口呼吸から鼻呼吸に変えて前述が改善されるならば、絶対に改善したいと思いました。
鼻呼吸にするために歯科医から勧められたのは次のような方法でした。
口呼吸を鼻呼吸に変える方法
口にテープを貼る
日中はできませんが、寝る時に口に縦にテープを貼るのです。
現在ドラッグショップや通販などで、鼻呼吸をするために口とめ専用のテープが出ていますが、ガーゼをとめるときに使用する医療用テープで十分だと思いました。
私が通っている歯科に勧められ購入したのは、日東メディカルから発売されているメディカルサージカルテープ「優肌絆」です。
外科に勤めた時に、皮膚トラブル4を起こしやすい患者さんによく使ったテープだと懐かしくなりました。
他のサージカルテープも試しに使ってみましたが、糊の臭いが気になったり、剥がした後に薄く糊が残っていたり、皮膚に密着しすぎて剥がす時に大変でした。
私が一押しなのは「優肌絆」です。
最初に2~3日は、慣れていないせいかなかなか寝付けませんでした。
しかし慣れれば何てことありません。
そのうち、以前よりも深い睡眠を得られていることを感じます。
起床時、口やのどが乾燥して辛いこともないですし、口臭がありません。
休日、一人で誰とも話さなくて済む日にも口にテープを貼って鼻呼吸にしてみました。
普段口呼吸になってないか意識してみると、案外半開きになっていることが多いのです。
鼻呼吸にすると、自然に呼吸が深くなり気持ちが落ち着きます。
落ち着いて集中し作業に取り組むことができるため、以前より効率よく作業ができるようになり助かっています。
「あいうべ体操」
鼻呼吸を習慣づける効果的な体操で、「あいうべ体操」があります。
舌、ほほの筋肉を同時にきたえ、口を閉じやすくする体操です。
口周りの筋力不足の状態だと常に口が開きやすくなるそうですよ。
自分は筋力があるのかどうか知るために、歯科医に質問されました。
まず、リラックスして立ってみて下さい。
「舌先の位置はどこにある?」
私は「下の歯の裏です」と答えました。
すると歯科医は答えました。
「適切な舌の位置は上顎(口蓋)についているのが正常で筋力が衰えてます」と
まさかお年寄りじゃあるまいし・・・と高を括っていた私は、そこで筋力が衰えていることにはじめて気づかされるのです。
口周りの筋肉不足は、簡単な適切なエクササイズで改善できます。
年齢とともに頬が下に下がってフェイスラインが崩れたり、ほうれい線が目立ってくるのも予防できるそうですよ。
簡単ですので早速やってみましょう。
「い」と口を横に大きく開ける
「う」と唇を突き出す
「べ」と舌を突き出し下に伸ばす
少し刺激が感じるくらいに行い、1セットをを30回2~3回/日しましょう。
できるなら、一つ一つ4秒ぐらい止めるのがいいそうです。
私は、いつも入浴時にやるように習慣づけました。
最初の1週間ぐらいは顎周りが筋肉痛を感じました。
続けること一か月を過ぎると顔色が良くなり、両方の口の端が自然に上がっていて表情が明るく見えます!
そして、何よりも鼻呼吸をすることがとても楽になりました。
まとめ
鼻呼吸は、お金が掛からず、今まで悩まされていた症状や病気が改善され、健康や美を手に入れることができます。
ぜひお試しくださいね。
でも、蓄膿症や鼻炎で鼻つまりの方が実施すると苦しいので、まずはその治療から始めて下さい。
参考・引用文献:自律神経を整えて病気を治す!口の体操「あいうべ」ムック/今井一彰(著)
この記事を書いた人
- 十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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