ありえない！医療ドラマの大間違い☆

こんにちは、しまりんごです。

私は子どもの頃からテレビっ子でした。小学生のころからナースに憧れていた私は、医療ドラマをとてもよく観ていました。

中でも、民放の超おドジなナースと、しっかり者の先輩ナースの絆とお仕事と恋を描いた有名なドラマ（もうお分かりですね？）は本当に大好きで録画して何度も観ていたものです。

しかし、実際看護学生、そして看護師として働いてみると「？」という現実ではありえない設定や展開の多いこと！

そんな医療ドラマの大間違いを今回はご紹介していきたいと思います。

いつも同じメンバーでお仕事

医療ドラマって大抵、日勤帯、同じメンバーで仕事してたりしませんか？あれ、おかしいですよね。

例えば35床くらいの病棟であれば20人程度の看護師が働いているはずです。でもドラマの中ではせいぜいいても7人程度の看護師しかいなくて、しかもみんな日勤で働いているわけです。え、夜勤は？夜勤専従がいるのか？いやいやヒロイン夜勤してますよ。労働基準法に引っかかりそうです。うーん、不自然。

患者さんも同じ人がずっと入院してる

外科の急性期のはずの病棟なのに、ずっと患者さんが変わらない不自然さ。急性期って、あっという間に患者さんが入れ替わりますよね。看護師が顔と名前を一致させる前の退院なんて当たり前。

なのにドラマの世界では同室の患者さん同士が妙に仲良くなっちゃったりしてて、実際急性期病棟で働いている私には、こんなことってそうそうないよなーとそう思えてしまうのです。

看護師と医師のカップルが多すぎる

世間では、看護師と医師の恋は多いイメージなのでしょうか。実際はそんなに多くない気がするのです。むしろ、医者となんて絶対付き合いたくないし、結婚なんてありえないと言っている看護師のがずっと多い気さえします。

医療者同士の恋なら、医師同士や看護師同士とかのがまだ多いんじゃないかなって感じますね。ちなみに私の周りの看護師さんで同僚の看護師と結婚した人は3人。職場恋愛ならやはり立場が近い人とのが自然なのですよね。

そんなにフランクな医師っていない

ドクターってプライドが高い生き物ですから、ドラマみたいに看護師と楽しくフランクにおしゃべりしたり、呑みに行ったりってあまりしない印象です。少なくとも、私が今まで出会ってきたドクターは基本上から目線で、たまに機嫌が良くてナースに話しかけてきても、ナースの方は割と気を使っていますし、緊張して話していることが多いです。

ナースからドクターに冗談を言ったりもちょっとハードル高め。中にはそんな立場関係なくドクターと仲良いよっていう病院もあるのでしょうか。だとしたら羨ましい限りです。

手術シーン、そんなに血しぶき出ない

良くあるオペのシーン。患者さんの体からプシューッと血しぶきが出て、ドクターのガウンやメガネを汚す・・・。しかも結構な頻度でそんなシーンがあったりする。

そんなにないですよねぇ。あれってどんな状況を想定しているのでしょう。動脈傷つけたとかですかね。

学生の頃見学に入った手術室の実習でも、現在の職場で研修中に入った手術でも、一度もありませんでした。意外と血って出ないんだなって思いました。輸血しなくてはならないようなオペもそんなになくて、こういうシーンはちょっと派手に緊迫感を出したかったのかなという感じですよね。

医師や看護師以外の職種が描かれていないことが多い

病院には様々な職種の人が働いています。医師、看護師、薬剤師、理学療法士、介護士、栄養士、相談員、事務員、清掃担当者、検査技師・・。挙げていけばきりがないです。しかしドラマでは医師や看護師以外の職種はあまり出てこないです。

確かに医師や看護師は医療ドラマの一番軸となる登場人物ですし、実際の病院でも一番目立つ職種ではあります。でも、実際は、他の職種もいないと成り立たず、とても活躍しているわけです。主人公はいつもだいたい医師か看護師ですよね。他の職種が主人公な新しいタイプの医療ドラマができても良いような気がするのですが、残念ながら、私の知る限りそういうドラマはありません。

まとめ

いかがでしたか？看護師になってから、医療ドラマのつっこみどころ満載☆つい最近は、心電図モニターの電極の付け方が間違ってて笑いました。看護師ならではの視点でのドラマ鑑賞も結構楽しいものですよ。お試しあれ。