ナースはつらいよ

分かりやすい精神科用語辞典①☆認知行動療法

こんにちは、しまりんごです。

現在緩和ケア病棟の看護師をしていますが、相変わらず精神科看護大好きで、いつか返り咲きを狙っている私ですが、たまに現在の病棟に入院される精神科領域の疾患を持っている患者さんの話を同僚としている時に何の気なしに使っていた言葉が同僚に伝わらず、「?」と思うことがしばしば。

精神科領域の言葉は、一般科の看護師さんになじみがないのですよね。説明しようと思ってもいきなりだとなかなか上手に説明できません。

というわけで、この場をお借りして、分かりやすく精神科独特の用語を解説していきたいと思います☆

認知行動療法とは?
認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。
認知とは?
物事の捉え方や考え方のことです。

分かりやすく説明します

日常のあらゆる出来事を自分がどう受け取るか、自分の中でその気持ちをどうやって消化するか。普段あまり深く意識していないかもしれませんが、

人には考え方や生き方の癖があります。

例えば、あなたが女性だとして、まだお付き合いする前の男性と初めてのデートにきているとしましょう。あなたは楽しくておしゃべりが盛り上がっていきます。そしてデートの最後。あなたは相手の男性に、「ごめんなさいね。おしゃべりでうるさいでしょう?」と言ったとします。
その男性が、「いやいや、おしゃべりな女性も楽しいですよ」と返してきました。

それに対し、

「優しい男性で良かった。うまく付き合っていけそうだわ」と思うか、

「そんなことないですよって否定してくれなかったわ。本当はひいているんじゃないかしら」と思うか。

大きな違いですよね?前者は好意的に相手の言葉を受け止め、後者はやや被害妄想的な捉え方をしています。考え方には個性があります。どちらの捉え方、考え方が正しいというわけではありませんが、自分自身がストレスを感じたり、そのストレスが増えたばかりに日常生活に支障が出るようなことがあれば、捉え方や考え方を少しずつ修正していった方が良い場合があるのです。

対人関係に限らず、例えば雨が降った時、「嫌だなぁ」と思うか、「久しぶりにお気に入りの傘を使えるぞ」と思うか。その違いが、その人の生き方の違いになるわけで、自分の周りで起きたことすべてに対しどう捉えるか、それがここでいう認知という言葉の意味です。

精神科の患者さんのように、強いストレスを受けている時や、うつ状態になっていたりすると、その認知が歪んできてしまい、その結果、抑うつや不安が増強してしまうことがあります。

まずは自分自身が自分を知ること

自分の捉え方の癖や、生き方の癖をまず自分が自覚すること。認知行動療法のファーストステップはそこにあります。

とはいえ、いつもそんなことを意識して生きている人は少ないでしょう。

精神科で認知行動療法をしてみようという時、一番簡単なのは、日記を書いてもらうことです。

どんなことがあった。どう思った。その結果どう行動した。

それを毎日日記に書いてもらう。日課にしてもらいます。一日起きたことのすべてを書かなくてもいい。一番頭に残っているエピソードや、嫌な気持ちになったエピソードなど、一部でもかまいません。

書いているうちに、自分の考え方の傾向が分かってきます。「私、時間に追われていると怒りっぽくなるみたい」「私、人からこんなことを指摘されるのが嫌いなんだわ」それが分かることが第一段階です。

客観的に自分を見てみる

自分の傾向が分かったら、それが現実とどの程度かけ離れているのか検証します。精神科医や臨床心理士と一緒に、自分が感じたことや捉えたことに関して客観的にみてみます。

上記のデートの例えであれば、被害妄想的に相手に引かれていると思う傾向の人が、「あの人はおしゃべりな女性が好きなのかもしれない」とか「私に恥をかかせないようにフォローしてくれたのかもしれない」という風に考えることができれば、客観的に自分をみたうえで、認知の修正を図れるのです。

認知はすぐには修正できません。積み重ねていくことが大事ですし、本当に少しずつ、徐々にしか修正はできません。けれど初めは専門家の介入がなければできなかった認知の修正が、そのうち自分が少し意識することでできるようになり、自然に健康的な認知へと変えていくことができるようになります。

対象となる疾患

うつ病はもちろん、ストレス障害、神経症、統合失調症など様々な精神疾患に適応しています。逆にあまり効果が期待できないのは、パーソナリティ障害など、取り繕った振り返りかたをしてしまいがちな疾患。日記を書いたとしても、正当化したり、自分が経験した感情をそのまま振り返ったりできないために、認知の修正が難しいためです。

いかがでしたか?認知行動療法は、精神科の疾患以外の人でもとても使えますし、無意識に自分を振り返り、自分で認知の修正を図れている人もいると思います。そんなに難しいことではありませんよ☆

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闘うワーキングマザー
しまりんご
精神科や緩和ケアなど経験がちょっと特殊!

育児花丸旦那さんと4歳の息子との3人暮らし☆専業主婦に対する憧れも密かに抱きつつ、常勤で走り続けるワーキングマザーです。趣味は楽器演奏と、映画鑑賞。最近は手芸店巡りが大好き。目指すは、なんでも挑戦する30代♪

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