主任~!と呼ばれる日々‐管理職に就くまでの決断編‐
どうもこんにちは☆Makimaki☆です。
本格的な夏が来る前に、少しでも産後のたるみを戻したいところですがなかなか上手くいきません。
上手くいかなかったといえば、看護主任の経験です。看護師7年目から9年目にかけて看護主任を勤めさせていただきましたが、結果としてうまくいきませんでした。というより上手くできなかったという方が正しいかもしれません。
主任を務めたのは、初めての転職をした介護老人保健施設を併設していた病院です。病棟は内科・外科・循環器・呼吸器・整形外科・泌尿器科・皮膚科・と、あらゆる科の患者さんの混合で70歳以上の高齢者が半数以上、完全寝たきりの患者さんが病棟の3割くらいは在院していました。
個人経営の病院で、「院長先生は何が何でも絶対一番偉い存在」、そして「医師は偉い存在」というような風が吹いていました。一般看護師間の仲は非常に良好で、主任に就くまでは特に苦労した記憶はありません。その他コメディカルとのコミュニケーションも取りやすく、融通が利きやすいというのは大きな病院にはあまり感じなかった魅力でした。とまあ、あらかたお伝えするとこんな感じの雰囲気の病院でした。
今回は、看護主任に就くまでの経験をお話ししたいと思います。
看護主任をしないかと、声がかかった看護師7年目
「☆Makimaki☆さん、看護部長が呼んでいるからちょっと来てください。」
ある日何の予告もなく突然看護師長に言われ、何事だろうと緊張した面持ちで部長との面接・・・それは、NSTの資格試験に合格したことをきっかけにお呼びがかかったみたいでした。合格のお祝いがしたいからということで呼び出しされ(^^;)
本題に入ると、「院長が、あなたに看護主任をして欲しいと言っている。絶対に引き受けて!断るのはダメよ~。」後半の「絶対~」は、直接言われたわけではないのですが、すぐには引き受けかねますという私に対してそのようなニュアンスで「いやいや、引き受けてくれないと私が怒られちゃうから・・・」みたいな感じでした。
1か月の猶予を懇願した、7年目の迷える看護師
とにもかくにも突然のお話で、今すぐの結論は出せませんでした。なぜかというと、この病院に転職してきてから管理職に就いている上司を見ていても、楽しそうではなかったからです。それに、業務内容を含め、のしかかっていることが初めて勤務した病院の管理職と比較すると、断然多すぎでした。
また、管理職のラダー制度が全くなかったので、そこが一番の不安要素でした。
朝は一般スタッフより早く7時には出勤して、帰りは一般スタッフより遅い。問題発生の時はすべて主任か看護師長が対応する。究極は、呼び出されなくても自主的に様子を見に行く次第でした。今まで見てきた管理職のイメージとは真逆でしたので、この病院で管理職に踏み込むのは正直避けたいところでした。
ただ、こういったチャンスはそうないので、「思い切って踏み込んでみてもいいのではないか」「経験することで何かしらの学びも多いかもしれない」と思う自分もいたのは確かです。
たとえ上手くいかなかったとしても、この選択を後悔しないために、自分に納得させ込んでから返事をしたかったので無理やりお願いして1か月の猶予を頂きました。
決断の時
最終的には、看護主任を引き受けることに決めました。
猶予をもらった1か月間、今一度管理職をしている上司の行動や何をしているのかを壁に穴が開くくらい観察していました。また、尊敬する看護師や自分の両親、いろんな人に相談して、占いなんかも参考にしてみたりして(笑)両目をつぶって、とにかくやってみようという意思が固まり、看護部長にお伝えしに行った☆Makimaki☆なのでした。
そして、毎日しゅに~ん!しゅに~ん!!しゅに~ん!!!と呼ばれる濃密すぎる日々が始まったのであります。
もし、管理職を目指そうと考えている看護師さんがいたら、お伝えしたいことは、その職場での管理職の教育制度がどの程度取り入れられているかを知っておくことも大切です。
でも、大体の病院では看護管理の教育を導入していると思いますので、私のような決断過程をたどる看護師さんは、あまりいないかもしれません。
勢いで飛び込んだ決断になりましたが、いい経験もたくさんありました。
それは、またの機会にお伝えしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました☆Makimaki☆
この記事を書いた人
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。
第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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外科系病棟での経験が豊富です。短期間ですが管理職を勤めたことがあります。結婚を機にワークライフバランスに取り組んでいる病院へ転職。 第一子の育児休暇を経て、昨年復帰。本当は慌ただしいバタバタ感が好きなのですが、今はママであることを優先してゆる~くふわ~っとナースをしています。
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