夜勤、比べてみました!~3交替のメリット・デメリット編~
こんにちは、みしまです。看護師といえば勤務が不規則な職業、というイメージが付きものですよね。もちろん、日勤のみだったり夜勤専門で働いている方もいらっしゃると思います。とはいえ、交替勤務の職場で日勤・夜勤の両方をこなしながら働いてらっしゃる方はやはり多いのではないでしょうか。
私は新卒で総合病院に入職した当初、3交替制の病棟に勤務していました。ですがその病棟で働いて数年経ったある日、異動を命じられた先は2交替制の病棟…。図らずも、3交替と2交替の両方を身をもって体験することになったんです。
「3交替と2交替、結局どっちがいいの?」という疑問は、夜勤をしている方なら1度は頭に浮かぶ疑問だと思います。3交替で働いている人と2交替で働いている人、両方の意見を聞けたらいいのに…とは思うけれど、同僚は同じ勤務体制で働いているし、意外と情報が手に入らない…。そんな方のお役に少しでも立てればと思い、私が実際経験して感じた3交替と2交替の各々のメリット・デメリットを2回に分けてお話してみたいと思います。
という訳で、今回は3交替編です。ではまず、メリットからどうぞ!
3交替制のメリット
勤務時間が細かく分かれている
これをメリットととるかデメリットととらえるかは意見が分かれるところのような気もしますが、今回はメリットとしてお話しますね。
3交替は日勤帯・準夜帯・深夜帯すべて勤務時間は基本的に8時間。当たり前ですが2交替の半分です。日勤深夜のシフトの場合だと、結果的にトータルで言えば当直と同じ16時間働いている計算になる訳ですが、8時間働いたところでいったん仕事から離れることができます。
ご存知の通り看護師の仕事は、体力もですが集中力などメンタル面もかなり消耗するので、8時間でいったんひと区切りつけることができるのはそういった点ではいいのではないでしょうか。ON・OFFの切り替えが早い方は特に、3交替もいいんじゃないかと思います。そうでない方も、職場と家が近ければ、日勤と深夜の間にいったん家に帰って、物理的に職場と離れることで少しリフレッシュできるかもしれません。
余談ですが、私は準夜帯の勤務で立て続けに緊急入院が来たとき、「取り敢えずあと〇時間経てば勤務は終わる…!(記録は別問題だけど)」という風に自分を励ますことがよくありました。この作戦が使えるのは、3交替だからこそですね(笑)。2交替でこれをやると、時間帯によっては先が長すぎてかえってむなしくなることもありますからね…。
3交替制のデメリット
時々ハードモードなシフトが発生する(場合がある)
3交替で勤務していると、時折ハードなシフトに遭遇します。個人的に一番体力的にしんどいなあと思うのは、「準夜日勤」ですね。自分が出した勤務希望のしわ寄せで入るなら諦めもつきますが、何にも希望を入れてないのにシフトに準夜日勤が入っていた時の悲しみと理不尽さといったらないです(涙)。
場合によっては2交替よりもかえって拘束時間が長くなる可能性もある
入りだったり準夜日勤の日に前半の勤務が物凄く忙しくて、記録は後回し…。申し送りを済ませ、やっとの思いで溜まった記録を片付けた頃には次の勤務の開始時間が迫っていた…なんてこともなくはないです。そうなってくると、ヘタをすると当直よりも拘束時間が長いということになっちゃいますよね。
また、職場と家が離れている人だと、家に帰らず職場の仮眠室で休んで夜勤の開始を待たざるを得ないかもしれません。あくまで可能性の話ですが、これも結果的に拘束時間は長くなりそうです。
いかがでしたか? 3交替のメリットとデメリット、上手く伝わったでしょうか? あくまで私の経験を踏まえての話なので、勿論これがすべてではありませんが、参考にしてもらえたら嬉しいです。
この記事を書いた人
- 看護学校卒業後、総合病院へ入職。小児科、NICUに勤務していましたが結婚を機に退職。結婚後には一般の接客業やデイサービスでのパートもしていました。仕事や人間関係で悩んだ経験が、誰かの役に立てばいいなと思っています(^^)
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