社会人で看護師を目指される方へ
みなさんの周りの看護師さんの中には、ストレートで資格を取得した人もいれば看護と無関係の大学を卒業したり社会人経験をつんでから看護師になった人もいます。わたしも医療とは関係のない大学を卒業後看護師になった1人です。近年社会人経験を積んでから看護師の資格を得たいけど、どうしたらいいのか、どんな種類の学校があるのかなどの相談を受けることが多いです。それだけ、日本が不況であることや世の中の女性が年をとっても稼いでいく手段がまだまだ少ない現状があるのでしょう。本日は社会を経験して看護師になるための方法の一部をお伝えしたいと思います。
モチベーションは高い
ストレートではない方法で看護師を目指すには、時間もお金も体力もストレートの人より思ったより多くかかります。学校へ入学してきた時点でかなりの労力を費やしているので学校を卒業する事、資格取得に対する意欲はとても高い人が多いです。授業でも一番前の席に座る人、自分の選択していない科目の授業も進んで受ける人、授業後も先生の所へ通い自分の納得いくまで疑問点を聞いている人が多いと思います。わたしの周りの社会人同級生もそれだけの気力をもって看護師を目指されていました。
学校の種類
一口に看護師になるための場所といっても大学、専門学校など色々な特色のある学校があります。昼間主、夜間主、通信制など通う時間帯や期間も様々です。こうしてみると看護職は色々な状況下にある人が資格を得られるような環境が敷かれているなぁ~と実感します。
学費
私が通っていた専門学校は公立で、学費もアルバイトをして稼げるくらい凄く安かったと思います。大学卒業したてのわたしにとってそれはとっても幸運なことでした。学費がほぼない、という所から私立大学のように年間〇〇〇万円などかかるお金もぴんからキリまでです。学費以外にも実習着、教科書、設備費、実習にかかるお金などの雑費がかかります。学生の時期にどれくらいのお金がかかるのか、綿密なシミュレーションの上計画を練られるといいですね。ちなみに独立行政法人や病院などからの奨学金の制度を活用されている人も多々いました。特に自分の就職したい病院が決まっている場合は、病院からの奨学金をお早めに手配するとお得だと思います。
体力
全日制の専門学校出身だったわたしはこちらもクリアしていくのに大変だった思い出が沢山あります。大学時代と比べ物にならないくらい勉強量が必要で、テストも頻繁にあり、実習では事前課題から日々の記録、考察など、、、睡眠不足の日々でした。また、若い時より脳みそも劣化しているため記憶する事にかなり時間もかかると思います。気力は若い時のままですが、体力や記憶力などは若い時のままとはいかないようです。
人間関係
これは意外と盲点で、けれどとっても重要な事だと思います。ストレートでの進学と違い、中途で看護師を目指すとなると当然のことながら年齢が離れた同級生がたくさんできます。自分と同じような社会経験を積み入学をしてきている方もいますが、やはりメインとなる年代は18歳前後の方です。専門学校などの面接ではこのように年の離れた人と学生生活を共にしていけるのかという事を必ずと言っていいほど聞かれるようです。自分の兄弟姉妹位年が離れている人から、親子と言えるくらい離れている人も一緒に看護師という資格を目指します。わたしはこの人間関係を楽しんで学生生活過ごさせていただきましたが、やはり世代でのギャップや考えが合わないという事象もたくさん起こります。それでも、グループワークや実習、文化祭など様々なイベントで協力をしなくては学生時代は乗り切れませんし、何より楽しくないです。
看護師になったことは今でも自分で意外だなと思っているのですが、看護学校での日々はとても貴重なもので幸せな日々でした。あ、もちろん就職してからの日々もですよ?年齢や歩んできた道もばらばらな人達が看護師という1つの資格を取得するために一堂に会するという事はなかなか経験できないことです。これから看護師を目指される社会人の方々、素敵な未来のために頑張ってください。
この記事を書いた人
- 何事もまず受け入れ、視野を日々広げることを心がけています。自分の人生を楽しく過ごすこと、自分の役割を全うできることを大切にしています。都会が大好きで田舎も海外も大好き。大切な人たちと美味しいものを食べて笑えることが幸せです。
最近の記事
- 看護師になるには2016年7月31日社会人で看護師を目指される方へ
- 健康コラム2016年3月22日看護師が教える花粉対策~花粉と上手に付き合う方法~
- 健康コラム2016年3月17日よりスムーズで快適な健診の受け方
- 仕事に役立つコラム2016年3月16日ナースの身だしなみ~施設によってまったく違う決まり~
何事もまず受け入れ、視野を日々広げることを心がけています。自分の人生を楽しく過ごすこと、自分の役割を全うできることを大切にしています。都会が大好きで田舎も海外も大好き。大切な人たちと美味しいものを食べて笑えることが幸せです。
この記事を読んだ人は以下も読んでいます
人気ライターBEST5
-
こごみ
計210,693view
しまりんご計86,561view
おじゃりん計78,857view
まこ計77,216view
人気記事BEST10
SIDS(乳幼児突然死症候群)のおはなし 21,107view
入院して分かった点滴の苦痛とナースの対応 16,543view
わたしの流産体験その2~流産後から復帰まで~ 16,388view
大腿骨近位部骨折の保存療法はどのように看護すればいいの? 13,555view
わたしの流産体験談その1~妊娠判明から流産まで~ 12,891view
特養の配置医師以外はみだりに診療に行ってはならないの規定について 12,565view
看護師が養護教諭になったらこうなった 保健室って何するの? 12,404view
「彼女は看護師」のあなたに伝えたいこと 12,289view
最近注目の「スキンテア」を身近なものでケアしよう! 11,375view
葬儀屋さんが教えてくれた「エンゼルケアの今」 10,819view
カテゴリ一覧
この記事に対するコメント
ぼぶ
コメントありがとうございます。
軽はずみなことは言えませんが、看護師に限らず摂食障害で仕事をされている方は沢山いらっしゃると聞いています。
ただ、職場選びは大事になってくると思います。
自分が働きたい職場であることだけでなく、摂食障害に理解のある環境を選ぶことが大事になってくると思います。
看護師はとてもやりがいのある仕事です。応援しています!
綾香
こんにちは、看護師さんに憧れてナースになろうと思い勉強中ですが、節食障害拒食症です、理解してもらえるか心ぱいです。
ぼぶ
コメントありがとうございます。
軽はずみなことは言えませんが、看護師に限らず摂食障害で仕事をされている方は沢山いらっしゃると聞いています。
ただ、職場選びは大事になってくると思います。
自分が働きたい職場であることだけでなく、摂食障害に理解のある環境を選ぶことが大事になってくると思います。
看護師はとてもやりがいのある仕事です。応援しています!
綾香
こんにちは、看護師さんに憧れてナースになろうと思い勉強中ですが、節食障害拒食症です、理解してもらえるか心ぱいです。
>> すべてのコメントを見る(2)