働くママへ~時短勤務のススメ~
こんにちは、保健師のアオです。
私は、育休明けの数カ月間、時短勤務制度を利用しました。周りには時短勤務している職員がいなかったので、最初は戸惑いましたが、上司の勧めもあり、この制度を利用しました。今日は、時短勤務について、私の経験を踏まえてご紹介します。
時短勤務とは?
働く時間がフルタイムよりも短い「短時間勤務」のことを言います。子どもが小さいため長時間預ける先がなかったり、出産前と同じようにフルタイムで働くのが難しかったりという理由から、利用できる制度です。働くママにとっては、耳にする機会も多いかもしれません。
時短勤務には、法に定められたものと、企業独自の判断で設けるものがあります。法律では、「3歳に満たない子を育てていること」が条件で、男女問わず利用でき、原則1日6時間の短時間勤務ができる制度を作らなければならないことになっています。企業独自で設けている制度では、利用できる条件が異なるようです。
ちなみに、私の勤勤務先では「小学校3年生までの子どもを育てていること」という就業規定があります。実際には、それほど長期にわたって時短勤務をする職員はいないので、職員間でもあまり知られていない就業規定です。働くママやこれからママになる予定の方は、職場の就業規定を改めて確認しておくと安心ですね。
時短勤務をするメリットは?
私は、子どもが7カ月のころに仕事復帰し、1歳になるまでは時短勤務を利用していました。通常17:30までの勤務を、1時間繰り上げて16:30で退社していました。時短勤務の一番のメリットは、育児と仕事の両立がしやすくなるということです。たった1時間ではありましたが、「夕方の1時間」という時間的余裕が生まれます。早めに子どもを保育園に迎えに行ってあげられたり、夕食の支度を余裕を持ってできたり、子どもと関わる時間が増えたりして、心に余裕ができました。
出産や子育てが大変でも、すぐに「退職」を選ぶのではなく、「時短勤務」という選択肢があります。ライフスタイルに合わせて働き方を変えるという、自分らしい働き方ができるのも、この制度の魅力だと思います。
時短勤務のデメリットは?
やはり働く時間が短い分、思うように仕事ができないもどかしさがあります。保健師業務をしながらの時短でしたので、急な相談対応や緊急時の訪問などが入ると、仕事が思うように回らなくなります。場合によっては、早朝出勤をしたり、ランチタイムを削って仕事をすることもありました。
業務時間が制約されることで、職場の仲間に迷惑をかけることもあるかと思います。限られた時間の中で効率的に仕事をすること、そして、職場の仲間への感謝の気持ちを忘れないことが大切だと思います。
短縮された時間に対する給料は、法律では保証されないことになっています。このため、フルタイム勤務に比べると時短勤務の休漁は減る職場は多いと思います。私の勤め先も、時短勤務中は給料が少なかったです。
まとめ
このように、時短勤務にはメリットもデメリットもあります。私は上司の勧めもあって、子どもが1歳になると同時にフルタイム勤務に戻りました。「うちの職場では、1歳になったらフルタイムに戻るのが普通なんだな」と思い、上司に言われるがまま安易に時短終了の時期を決定してしまいました。
就業規定では「小学校3年生まで時短勤務が可能」ということを知ったのは、恥ずかしながら、実は最近なんです。就業規定をきちんと確認しておくべきでした。結果としては、保育園に預けながらフルタイム勤務をこなせたので、給与面のことを考えても1歳でフルタイム勤務に戻せたのは良いタイミングだったと思います。
ですが、もうすぐ上の子が小学校に上がるので、その時にはまた時短勤務を利用しようかなと考えています。上司にも相談しながら時短勤務制度をうまく活用していくことで、楽しく安心して仕事が続けられたら良いなと思います。
この記事を書いた人
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病棟看護師として2年勤めた後、保健師へ転職。
現在、保健師8年目。プライベートでは二児の母であり、ワーキングマザー6年目。
主に、地域での看護のお仕事や子育てとの両立についての記事を書いていきたいと思います。
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