仕事でいっぱいだった自分。子育てへの後悔

子どもとの時間
私には、8歳になる長女と、3歳になる長男がいます。
長男の出産を機に仕事をやめ、今もまだ働いていません。
娘は、朝は7時半に家を出て、4時頃に学校から帰宅します。
息子とは、2歳になるまでは24時間、ずっと一緒でした。
2歳になってからは、火・水・木・金曜日の9時半~12時まで幼稚園に行っているので、今は週の1/3ぐらいは離れていますが、まだまだ、べったりといった感じがします。
一緒に過ごす時間が長いからこそ味わえる喜びと、後悔
毎日一緒にいると、息子のちょっとした変化にも気が付くことができ、もちろんだけど、息子の事は、誰よりも私が知っている。
3歳になり言葉がすごく増えた息子。でも、何を言っているのか、周りの人にはなかなか聞き取れません。
そんなとき、私が通訳して、やっとみんなに伝わり、にっこり笑顔になる息子。
何かにぶつかって、「痛い~」と泣き叫び、全速力で抱っこを求め私のもとに走ってくる息子。
抱き上げ、背中をトントンすると、にっこり笑顔になる息子。
日常の中にある、本当に何気ない事にでも、すごく幸せを感じながら毎日を過ごしています。
けれど、この、幸せな時間(瞬間)が、同時に〝後悔〟をもたらします。
娘とは、こんな時間を過ごしたことがなかったからです。
娘の子育て
娘の出産のときは、通常の休暇をとりました。(産前6週、産後1年間の育児休暇)
●朝~出勤前~
とにかくバタバタ。自分の支度をしつつ、夕食の下ごしらえなど、帰ってからスムーズに動けるように準備する。
娘を起こして、着替えさせるだけで、もう出発の時間。
チャイルドシートに乗せ、信号待ちの時に娘に朝食を食べさせる。
愚図っていても、泣いていても、ゆっくり向き合い、その理由を探る事もできない。仕事に遅れる。
そして、保育園に入るのを嫌がる娘を背に、出勤。
●夕方~お迎え~
仕事を終え、迎えに行くと満面の笑みで出てきてくれる娘。
ぎゅーっと抱きしめ、一緒に家に帰る。
帰りの車は、娘とゆっくり話すことができる唯一の時間。
まだ言葉が少なかった時も、たくさん話しかけ、内容の分からない娘の話にも、「そっかー、よかったね、楽しかったね」など返事をしていました。
でも、そうして娘と向き合える時間も、つかの間。
家に帰ると、家事に追われる。
●帰宅後
帰ってからは、娘はテレビや、おもちゃでひとり遊び。
バタバタしていて、気が付いたら娘が寝てしまっている時もあった。そのままベッドに連れて行く。
寝かしつけてあげる事もできなかったと、胸が痛んだ。
●当時の娘の1日
月~土曜日、朝8時前から夕方6時頃まで10時間、娘は保育園で過ごす娘。
家に帰って、一緒にごはんを食べて、お風呂入って、少し遊んで、寝て、起きて、また保育園に行く。
睡眠時間を除くと、娘と過ごす時間はたったの4時間。
もちろん、娘の事は、私よりも保育園の先生の方がよく知っていたりする。
今日はこんな事をした、こんな事ができた、いつもと少し様子が違った…
そんな報告も、保育士さんから受ける。
仕事復帰した事、正解だったのかな?
今、息子の様々な成長を、この目で見て、この耳で聞いて、この体で感じて、子育てに悩んで、もがいている中で、過去の自分を、すごく反省する事がある。
娘が今の息子ぐらいの時、どんな事ができてたのかな?
どんな事話してたかな?
娘の子育てで、自分はどんな事に苦労し、悩んだかな?
家事に仕事に育児…当時の私は自分自身に余裕がなく必死だったから、娘の成長をじっくり味わっている時間も、余裕もなかった。
さらに、当時は私が働かないと生活をしていけなかったから、よけいに必死だった。
もっと娘との時間を大切にできたらよかったなぁ…。
子どもの幸せって、なんだろう?
母親と一緒に近くの公園に遊びに行く、ただそれだけで、子どもは最高に笑顔になれるのに、娘とはそんな時間、ほとんど持てなかったな…。
息子と近所をお散歩したり、「お昼、何食べようか~?」とか話しながら、笑い合っている時間に幸せを感じる度、娘の子育てへの後悔がうまれます。
子どもと過ごす時間が長いか、短いか、その部分だけで、子育を評価できるわけがありません。
ただ、当時の私は、色々な事に追われ、娘と向き合う時間をあまりに持てていなかったことが、辛いのです。
時間、気持ち、体力、お金…理想に近い子育てをするには、何でも、ある程度の余裕が必要だな~と、感じています。
この記事を書いた人
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2歳年上の夫と、子ども2人(8歳女子・2歳男子)の4人家族☆
共働きも、専業主婦も、両方経験あり。
今は、子どもとの時間を大切に過ごしています。
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