苦労が多い?看護師の妊活
こんにちは、かのんです。
クリスマスですが、楽しくお過ごしでしょうか?
さて今回はタイトルの通り、妊活について書いていきたいと思います。
私は今でこそ悠々自適な妊婦生活を送っているのですが、結婚して3年経ってもなかなか子供ができずに悩んでいました。
周囲の妊娠報告を喜んで聞けなくなってきて、そんな自分に嫌気がさしていたように思います。
ナースは不妊が多い?
よくナースには不妊が多いと聞きませんか?
実際に勤務していると授かり婚をする方もいましたが、私のように結婚して期間が経っているのになかなか授からないという人も少なくなかったです。
やはり不規則な生活が影響しているとは思いますが、私はこのようなことが関わっているのかなと思います。
ストレス
新人のころは先輩との関わり方で心をすり減らしていたと思いますが、妊活する時は立場も変わり、患者さんへの対応はもちろん、新人へのフォロー、管理職との調整などで今までとは違ったストレスが日々生じてくるはずです。
このようにどの経験年数でもナースの業務は日々ストレスフルなので、私たちの身体もその弊害を受けています。
人間の身体はストレスに弱く、ストレスを受けることで視床下部からの生殖ホルモンの分泌が滞ってしまうため、生理周期の乱れや排卵機能の低下が生じてしまいます。
交代制勤務
多くのナースは交代制勤務で業務に従事していると思います。
海外の研究では交代制勤務に従事している人は妊娠率が低い、流産率が高い、というような研究結果がでているそうです。
夜勤が直接不妊に繋がるという優位な研究はないようですが、普段就寝しているはずの時間に働いているのでホルモンバランスが崩れるのも当然のことだと思います。
食事の片寄り
残業や夜勤で夜遅くに食事をとったり、コンビニ弁当などの外食は忙しいナースのよき友ですよね。
ただ食事の乱れは排卵周期の乱れにもつながります。
排卵障害の原因の一つに多嚢胞性卵巣というものがあります。
毎月の排卵が難しい状態なのですが、多くの方はインスリン抵抗性が高くなっている状態で場合によっては血糖降下剤を内服して治療するようです。
原因は明らかになっていませんが、近年日本で増えてきており、高脂肪な食事などが原因の一つなのではないかと言われています。
冷え
冷えは万病のもととよく言いますね。
末端の冷えで内臓まで冷えてしまう、と言われていますが、産婦人科医いわくそこまでは影響しないそうです。
ただ冷えることで体調が崩れやすくなるというのは事実だと思います。
これらのことから総合しても、生理不順、排卵障害になりやすいのではないでしょうか。
私の場合の妊活の始め方
私が妊活を始めたのは結婚して1年を過ぎたあたりからです。
まだ20代だから気楽にいこうと思い、まずは基礎体温を測ることからはじめました。
夜勤明けの体温を測るタイミングは難しかったのですが、帰宅後数時間仮眠をとって測るようにし、忘れたらしょうがないかなくらいの気持ちで続けていたので楽でしたね。
これで排卵日を予測してタイミングを取っていましたが、毎月撃沈でした。
合わせて体質改善も自己流ですがしていました。
- 温かい飲み物で体を温める
- 妊娠しやすい食べ物をたべる
- 時間がある時はウォーキング
ラズベリーリーフのハーブティーやタンポポコーヒーを選択していました。
山芋や生姜などがいいそうなので、毎日食べていました。
適度な運動で代謝と血流をよくしました。
ただ1年たっても妊娠せず、もしかしたら不妊かも、という思いが強くなりました。
不安な人は病院に通ってみましょう
自己流で頑張るのにも限度があったのと、授からないストレスが辛かったので、婦人科に通うことにしました。
まずはタイミング治療ということで、排卵誘発剤を内服しながら排卵日付近で受診していくことになりました。
基本の治療は採血、超音波、診察のみなのでストレスなく受診できたのですが、勤務との調整が大変でした。
日勤後30分ぐらいで帰宅しないと間に合わないので、あらかじめ残業ができない旨をチームの人に伝えてはいますが、先に帰るのは非常に心苦しかったので、これもある意味ストレスでした。
また夕方は病院も非常に混むようで、お腹はすくし疲れて眠いしで受診日はへとへとになっていましたね。
ただ土日などの混んでいる時間をさけて予約できることもあったので、交代制勤務で良かったと思う点も多々ありました。
終わりに
この後も通院しながらタイミングを取りましたが、さらに1年たっても妊娠はしませんでした。
結局は忙しかった職場を退職し、更に体外受精をしてようやく第一子を授かるに至ったんです。
ストレスは関係ない、という人もいますがやはり人間の身体は複雑なので、関係ないとは一概には言えないと思います。
もし同じように子供ができなくて悩んでいる方で、職場のストレスが大きい場合は一旦仕事から離れてみるのも手だと思います。
キャリアを積みたい方の場合は、思い切って部署異動をしてみるのもいいかもしれません。
WLBは難しいですが、皆さんにとって良い結果が出ることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました(*’▽’)
よいクリスマスをお過ごしください!
この記事を書いた人
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手術室、ICU、外科病棟などいろいろな病棟を渡り歩いてきました。
基本的に忙しい方が燃える8年目ナースです。
現在妊娠に伴い退職しましたが、日々やりがい探しに奔走しています(^^♪
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