働くママが「仕事を辞めたい」と思う時
こんにちは、保健師のアオです。私は二人の子どもを育てながら、フルタイム勤務をしています。働くママ歴は5年でまだまだひよっこワーキングマザーですが、この5年の間にも「仕事辞めようかな」「なんで働いているんだろう」とモヤモヤする時期が何度もありました。
子どもと離れたくない時
出産後、子どもとずっと一緒の生活をしている母親にとって、子どもを預けて働きに行くというのは不安が大きいものです。初めて保育園の先生に子どもを預けて「行ってきます」をした時は、母親の私の方が寂しくて涙を堪えました。また、子どもも慣れるまでは不安や寂しさで泣きじゃくり、そんな子どもの姿を見ては後ろ髪を引かれる思いで保育園を後にしたこともありました。
この問題は、保育園生活に慣れて楽しめるようになることで、きっと解決できるはずです!
- 子どもが保育園に慣れるのを気長に見守る
- 親が子どもを預けて働くことに慣れる
- 子どもと離れる時間を持てることによるメリットを感じる
特に4月入園の場合は、子どもが保育園に徐々に慣れた頃に「ゴールデンウィーク明けの登園」というハードルが生じ、また振り出しに戻ることもありますが…それでも大丈夫!個人差はありますが、少しずつ子どもは保育園に慣れることができるはずです。
子どもが保育園で楽しく過ごす姿を見たり、運動会や発表会で子どもの成長を感じることで、私たち親も少しずつ子どもと離れることに慣れることができるのだと思います。
一緒に過ごす時間は短いけれど、その分濃い時間を過ごせるているように思います。また私の場合、子育てのイライラは仕事で、仕事のイライラは子育てで解消できているとも感じますよ!
子どもが病気になった時
保育園入園後しばらくは、園からもらってくる「お土産」(病気)に悩まされるお母さんが多いと思います。我が家の子どもたちも、入園直後は頻繁に病気にかかり、その度に私が仕事を休んでいました。復帰直後(または入職直後)でただでさえ肩身が狭いのに、さらに子どもの病気でお休みが続いてしまうと精神的に辛くなりますよね。
子どもが病気の時には、次のように対処していました。
- 自分や夫の両親から協力を得る
- 公的サポートを利用する
- 自分が有休をとる
両実家の母に何度か頼ったことはありましたが、両実家ともに車で2時間かかる距離でしたので気軽に協力依頼できる状況ではありませんでした。実家近くで働きたいなぁ…と何度思ったことでしょうか。
病後児保育、緊急サポートネットワークを何度か利用させてもらいました。病後児保育は特に人気が高く、いつ申し込んでも満員でキャンセル待ち○名という状況…必ず預かってもらえるという保証はありませんでした。
結局は、自分が有休をとることが多かったです。夫は有給の取りにくい職場なので、病気の時は全く頼りになりませんでした…。仕事の調整が必要で、上司や同僚に迷惑をかけてしまうのですが、子どもが小さいうちは割り切るしかありません。その分、休み明けには朝礼で職場の皆にお礼を伝えること、目の前の仕事に集中することで休んだ分の穴埋めをしました。
子どもが小さいうちは、職場に迷惑をかけて当たり前…なんだと思います。それでも職場から必要とされる人でいるためには、与えられた仕事をしっかり遂行すること、職場の人たちとのコミュニケーションをとっておくことが大切だと感じます!
オーバーワークで子育てや生活に支障が出ていると感じた時
今、私はまさにこの状態です。人出不足で仕事量が多くて残業続き…保育園のお迎えも遅くなり、毎日のように延長保育サービスを利用している状況です。目の前にある仕事だけに捉われて「仕事量が多すぎる」「どうして人員を増やせないの」とモヤモヤする気持ちだけが膨らんでいました。
何のために働いているの?将来どうなりたいの?と考えてみました。
- もし夫が病気で働くことができなくなっても、私が稼ぐことができる
- 子どもの夢が叶えられるように後押しできる
- 幸せな老後を過ごしたい
いつ何があるかわかりませんから、収入源は一つよりも二つある方が心強いですよね
大学入学や留学など、子どもの「やってみたい」という気持ちを親として応援してあげるためには、少しでも収入がある方が良いと思うのです。
夫と旅行したり、子どもや孫と食事したり…幸せなおばあちゃんになりたいのです!
今後の人生の見通し…というと大袈裟ですが、少し具体的にイメージをしてみると「やっぱり私、働かなきゃいけない!」と思い、私のモヤモヤはだいぶスッキリしましたよ。
女性は男性に比べると、結婚・妊娠・出産といったライフスタイルの変化が大きく、働くことへのモヤモヤが訪れやすいのかもしれません。これからも、時々訪れるであろう「モヤモヤ」と上手に付き合いながら、働き続けていきたいな~と思います。
この記事を書いた人
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病棟看護師として2年勤めた後、保健師へ転職。
現在、保健師8年目。プライベートでは二児の母であり、ワーキングマザー6年目。
主に、地域での看護のお仕事や子育てとの両立についての記事を書いていきたいと思います。
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