離れて暮らす親の安否確認ができる話題の家電
近年では、核家族が増えて高齢者の孤独死が話題となっていますよね。
親に介護が必要となっても親は馴れ親しんだ土地を離れるのがいやだと同居を断ったり、住宅事情や嫁姑問題で同居するのが難しいものです。
簡単に施設にも入ることができません。訪問介護も24時間付き切りではありません。常に監視カメラをつけるわけにいきません。
親からすると、元気なうちは、あまり子供に気を使ってもらうのも気が引けるし鬱陶しいというのです。
でも遠く離れている親を見守りたい。そんな希望を叶えてくれる、今話題となっている家電があるとケアマネに教えてもらいました。
無線通信内臓の電気ポット
魔法瓶で有名な大手企業の象印マホービン株式会社から発売されている「iポット」です。電気ポットは、自炊をしない人でも、ラーメンを食べるとき、お茶やコーヒー・スープを飲むときに使いますものね。
よって、使用状況を、見守るご家族のスマートフォン、携帯電話やパソコンにEメールでお知らせしてくれます。
ホームページのご契約者様専用ページで1週間のポット使用状況をグラフで見ることができます。このグラフから生活リズムを知ることができるということです。さりげなく安否を気遣うことができますね。
「iポット」の外見は、いたって普通の一般的な電気ポットと変わりません。同じようにロック解除をして給湯ができ、保温、再沸騰のボタンがつくのみでシンプル設計になっています。
設置工事も何もいらず「iポット」が届いたその日から使うことができます。
使用する前に資料請求やお問い合わせをすることもできます。お試しキャンペーンを実施していることもあるのでご興味のある方はぜひのホームページをご参照くださいね。
http://www.mimamori.net/
見守りコンセント
私は、特養に勤めていて施設入居判定のためにご自宅訪問にうかがわせていただいているのですが、中には電気ポットすら使えない一人暮らしの方や、老々介護している方もいます。
多くは、ポットの中に水を入れる余力さえなく空焚きになり、使うのを家族に止めさせられたようです。
暖かい飲み物を飲みたい時はどうするかというと、レンジでチン!するのです。
「なるほど」よく考えたものだと感心してしましました。お茶は、コンビニで買って湯呑に移してレンジで温めています。火傷しない程度にひと肌程度に温められるのでいいのだとか。
そんな人にはこの見守りコンセントをぜひおすすめしたいものがあります。
株式会社パワーエレックより発売されているIOT製品「見守りコンセント」WIFI-plug」です。
使い方は、「見守りコンセント」を独り暮らしのお年寄りのコンセントに差し込みます。そのプラグにお使いの家電のコンセントを差し込みます。
専用端末や設置工事は不要です。市販で売られているWPS対応の無線ルーターがあればすぐに利用できます。
そうすることで家電の消費電力を24時間監視できるというわけです。
過去2年間の使用電力をクラウドサーバーへ保存しているため、生活パターンの分析やデータ解析など多様に活用できているそうです。
家電の消費電力を正確に測定できるので、見守り対象の家電(TV、エアコン、レンジなど)に応じて自動設定できます。また、任意よる自由な設定も可能だそうです。
電気火災や家電事故など重大な事故につながる大電力(1200w/h)を連続使用した場合、プッシュ通知とメールでご家族にお知らせをしてくれます。
しかも外出先からスマホアプリで家電を遠隔操作してOFFにすることもできるのです。
他、「中継機能で玄関センサーやWEBカメラと繋がり用途を拡大」、「複数台のWIFI-plugを一括管理できる」という機能もあります。
このように独居老人に役立つ製品が開発されていることに感動しました。
人によっては、心配してくれる家族や親族すらいない方もいるので、その方たちのためにそれらの家電を使って見守ってくれる団体があったらいいですよね。
と思っていたら、この会社の製品は、親族だけでなく行政や地域の方でも契約・連携が可能なのです。
気になる価格ですが、「見守りコンセント」WIFI-plug」自体は1万円弱で、ランニングコストは月額360円と国内最安値となっています。
ご興味のある方は、
http://www.powerelec.biz/
引用:株式会社パワーエレックをご参照くださいね。
おわりに
超高齢化社会に向かって、孤独死は他人事ではありません。
このようにプライバシー守られさりげなく見守ってくれるならば、今一人暮らしをしている自分も使いたいぐらいです。
今後も、最期までその人らしく暮らせることが可能になる商品が開発されることを心より願います。
この記事を書いた人
- 十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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