実録☆子連れナース初めての転職準備~子ども編~
こんにちは、しまりんごです。
新卒からずっと働いていた精神科に別れを告げ、2015年6月に初めて転職しました。
自分編では転職が決まった後に自分が準備したことをご紹介しました。
子ども編では、転職に伴い子どもに関してした転職準備をご紹介します。
息子は転職当時2歳7か月。もう大人の言っていることが理解できるようになってきており、話し方も上手になってきています。育児休業復帰から、前職場の託児所でお世話になっていました。子ども4人に対し、常勤保育士3名。他の子どもとも仲良く遊べ、大好きな先生がいました。
面接時に転職希望先の託児所の見学
転職活動中から息子の保育環境が変わることを気にしていた私は、面接設定時にキャリアコンサルタントに相談して、託児所の見学ができるようにお願いしていました。どんなところで見てもらえるのか、やっぱり不安ですから。少しの時間でも、きちんと自分の目で見た方が安心です。
託児所の広さなどハード面でのこと、食事は出してもらえるのか、散歩などの屋外活動はあるのか、慣らし保育はあるのかなど、その時に保育士に質問してきました。
今思えば、まだ採用してもらえるかも分からない段階で気が早かったかもしれませんが、とても大切なことだったと思っています。
保育園の検討
年度途中ですが、転職しようと決意した時から、保育園の申し込みをしておきました。もちろん、託児所のある病院に入れるかどうかも分かりませんし、託児所のある病院に採用されたとしても、メリットやデメリットを比較して決めてあげたかったのです。
運が良かったようで保育園に入園できる許可は下りました。保育先をどうするか主人と相談。
〇保育園
託児所より1万円ほど保育料が高いが、遠足や運動会など行事が充実している。園庭もある。子どもの数が多い。先生一人あたり見る子どもの数が託児所より多い。土曜保育は午前のみ、日曜・祝日は保育なし。
〇託児所
行事などはないが、勤務先のすぐ近くにあるため送迎が楽。散歩や水遊びはあり。子ども4人に対し常勤保育士2名、非常勤保育士1名。食事は用意してくれる。土曜日は保育あり。日曜日はなし。祝日は保育してもらえる。
以前の託児所ほどではないものの、手厚く保育してもらえること、たくさんの子どもがいる保育園に行くまでに段階を踏みたいことから託児所に預けることを決め、保育園は辞退しました。
託児所の体験をお願い
転職が決まった後に、託児所の説明を受けに行き、本来は慣らし保育はしないところでしたが、少し体験できるように取り計らってもらいました。日を改めて、半日だけ親と一緒に託児所体験。一緒に午前のおやつを食べ、お散歩、トイレ、ご厚意に甘えて昼ごはんも。
少し戸惑いを見せることがあっても、意外と楽しんでいるようで安心しましたし、常勤の保育士とたくさん話せて良かったです。
実は、託児所の説明に行った時のその保育士の印象があまり良くなかったのです。ちょっとスパルタな感じがしたり。その時に預けていた託児所の保育士とは違うタイプの人だったので、息子がうまく馴染めるのか不安でした。
でも良く話してみると、子どものことをちゃんと見ていて、保育方針などしっかりした考え方と知識を持っている人だと分かりました。大事な大事な息子を預ける人ですから、信頼して預けたい。信頼するには知っていないといけません。預ける不安が激減したので、体験させてもらって本当に正解でした。
早めに必要なものを揃えておく
お茶の用意が必要だったり、お昼寝布団が必要だったり、託児所によって持ち物が違います。ボタンがついている服はダメとか細かい指定がある場合、なるべく早くから用意していないと間に合わないことも。
私の場合、持ち物の細かい要求が多かったので、何度か赤ちゃんデパートに足を運びました。
子どもに託児所が変わることを話しておく
理解できても、できなくても良い。私は息子に「ママはお仕事を変わるよ。だから、○○も託児所が変わるよ。」と話をしました。転職する少し前から何度か話しました。新しい託児所の体験に行った後だったので、「A先生のところに行くんだよ。新しいB君っていうお友達ができるよ」と具体的に話すこともありました。
子連れの転職は自分だけの問題ではありません。息子も当事者になります。何も話さないでいきなり預ける先が変わる。それは無責任だと思いました。残酷かもしれないけれど、私なりの息子との向き合い方でした。
自分を責めない
転職を決めたとき、子どもの保育環境を変えてしまう罪悪感が生まれました。大好きな先生、大好きなお友達がいた息子。2歳ながら、彼なりの小さな社会があり、それを奪ってしまうことが申し訳なく。
けれど、考え方を変えました。いずれ、保育園に行くのです。どうしたって環境は変わるし、息子はそれに適応できなくてはなりません。素早く環境に適応できるようになることが、必ず彼を強くするはず。親の転職はピンチかもしれないけれど、チャンスです。
前職場の最終出勤日、前日に「明日が最後だよ」と話したら、当日朝の4時に起きた息子。昼ごろ、蕁麻疹が出てしまい、土曜日だったので主人が迎えに来て半日で帰る事態となりました。彼なりに感じ取り、受け入れようとしたために身体に現れた症状だったのでしょう。彼は託児所で自分の居場所をきちんと作っていた。その証拠と思いました。だからきっと、次も大丈夫。彼ならできる。申し訳なく思いながらも、そう感じました。
入職当日、預けるとき大泣き、2日目駐車場に着いた瞬間に大泣き、3日目前の託児所に行くと車の中で泣きました。4日目、朝から雨が降っていました。彼は雨が大好き。傘をさして歩けるから。傘をさして駐車場から託児所まで歩き、別れるとき「ママ、抱っこ」と言ったのでギュッとしてあげたら目を潤ませながらバイバイができました。私がいなくなるまでは泣くのを我慢し、見えなくなったら窓に張り付き泣いていたそう。
子どもは生まれた瞬間から親とは別の人生を歩んでいます。子どものピンチは子どものもので親が変わってあげることはできない。ピンチを乗り越えて大きく強くなっていくのを見守るのが親の務め。それを放棄しないのならば、親は自分を責めなくていい。
「ママも頑張る。〇〇も頑張れ。」そう言って離れ、「よく頑張ったね」と迎えに行く。それで十分。決して自分を責めないと決めること。それが実は一番大切な準備だったかもと思います。
いかがでしたか。子どもを連れて転職を考えている看護師さんの参考に少しでもなればとても幸せです☆
この記事を書いた人
- 育児花丸旦那さんと4歳の息子との3人暮らし☆専業主婦に対する憧れも密かに抱きつつ、常勤で走り続けるワーキングマザーです。趣味は楽器演奏と、映画鑑賞。最近は手芸店巡りが大好き。目指すは、なんでも挑戦する30代♪
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