医者との恋愛から結婚までのハードル3つ！

看護学生時代にこんな事を考えた事ってありませんか？いずれはバリバリ仕事をして、出来る医者と結婚して周りから羨ましいと思われたいな…なんて。実際看護師が医者と結婚する可能性は低くはありませんが、恋愛から結婚に至るまでには相当厳しいハードルがいくつもあります。

私の周りの実体験や噂を元にいくつか例を挙げてみますね。まずは恋愛編から。

仕事中は他人のふり

社内恋愛と同じように院内恋愛も大抵の場合、あまり周囲にバレたくないというのがありますよね。大病院で科が違えば、看護師サイドは特定されにくいですが、医者の場合は科が違えど往診で他科の先生が来てくれたり、当直で来てもらったりと◯◯科の◯◯先生とおおよその特定がついてしまいます。ましてや同じ科で働いていようものなら、噂の的になり冷やかされるのも必至。

私の後輩で同じ科の先生とお付き合いしている子は、先生の評判があまり良くなかった事もあり、一部仲の良い同期や先輩以外にはひた隠しにしていました。看護師の会議で出るのは先生達のここがダメ、あそこを直してもらいたいという愚痴が多く、その話題で自分の彼のダメ出しが出た時の心の痛み…。自分も積極的に賛同するわけにもいかず、かと言ってかばうと怪しまれるし。複雑な心境に追い込まれます。ダメ出しをそしらぬ顔で聞き流し、後でここを直して！とプライベートで伝えるようになるのでしょう。

デートは遠出か夜に

そして、デートは必ず遠出か暗くなってからが基本。明るいうちから、出歩いて院内の職員にバッタリ、何て事は避けなければなりませんからね。かと言って、看護師も交代勤務。どの時間帯でも周りは敵だらけと思って行動する覚悟が要ります。
以上2つが恋愛編です。これだけでも周囲にバレてはいけない恋愛関係というものは、なかなか体力が必要そうですね。

次に結婚に向けてのハードルです。

彼の家族歴

さて、順調に愛を育み彼からのプロポーズ！夢にまで見た医者との結婚に心踊らせ浮き足立っていては次に待ち構える氷山に頭を打ち付ける羽目になるので要注意です。

まずは彼の家族歴をよく調べてみて下さい。長男？二男？そして、小姑は？義姉は？など。家族、親戚総出で医者家系というところも少なくありません。そこで問題となってくるのが、自分の経歴との差を姑あたりが突いてくる事。

私が勤めていた病棟は、割と多くの医師と看護師が結婚していて、私が知る限りでも9組いました。そして、その9割は当初結婚に反対されていました。もちろん医師側の家族、特にお姑と呼ばれる方にです。自分の親族全員の経歴を提出して、なんて言われる事も。私の大事な息子を看護師なんかと結婚させるわけにはいかない！と思うのでしょうか。

悲しい事に親の反対で結婚話が破断になるケースもありました。彼の熱心な説得に負け渋々オッケーを出したところや、反対を押し切って結婚したケースなどありますが、それぞれに相当なエネルギーが要りますね。言い換えれば、彼が自分との結婚にどれだけ本気かが試されることにもなりますね。

まとめ

以上のように、結婚にたどり着くまでにいくつもの苦労がありそうですが、その苦労を乗り越えればきっと幸せな人生がやってくる？でしょう。意外と当初結婚に反対されていた方達も、結婚してしまえばお姑さんと仲良しになり、旦那がいなくても電話がかかってきたり、買い物に一緒に行くというケースもあるみたいです。

看護師のもつコミュニケーション能力や優しさが伝わるのでしょうかね。いずれにしても医師と結婚するには、予め長男ではないか（ゆくゆく義両親の面倒をみる立場にない事、家が病院の場合継がなくてよい事）、義姉が医師ではないか（同じ嫁という立場なのに、格差を生じてしまわないこと）など、知っておくと少しは覚悟が出来そうですね。とはいえ、そう上手い話はないですけどね。看護師が崇め奉られ時代よ早くこい！なんて思うこの頃でした。