今だからこそ!看護師も「飲みニケーション」しよう!
ワークライフバランスの提唱やプライベートをより重視する若い世代の筆頭などにより、職場においての「飲み会」が減少傾向にあるとのこと。
確かに何かと気を使う先輩と一緒に飲んでも疲れるだけだし、そんな時間があるんだったら、もっと自分の時間を有効利用したいという気持ちもわかります。
でも!だからこそ!
私は声高らかに「飲みにケーション」をお勧めしたいのです!
私が実際に職場飲み会で体験した、「飲みにケーション前後の変化」を三つ、ご紹介します!
職場とプライベートでは、性格が180度違う!
普段苦手だと思っている先輩。
仕事は確かにできるけれど、同僚に対してもクールというか、冷たい印象。
なんとなく近寄りがたくて…。
そんな先輩であっても、一歩職場から出ると表情が一変!
みんなの注文を聞いて、率先して注文。仕事の話はそっちのけで会話の内容はほぼ大好きな韓流話。
仕事をきびきび済ませてさっさと帰ることについても、「気になるドラマがあるから、早く帰りたいの」とあっさり告白(笑)
その日以降、先輩に対する印象が代わり、休憩時間などにも先輩の好きな韓流話などで盛り上がるようになりました。
先輩も私に対する印象が変わったのか、仕事中も何かと声をかけてくれるようになりました。
お酒の席で教えてもらった、「受け入れる側の気持ち」
転職後、なかなか思うように仕事を覚えることができず、苦しんでいた時。
私の教育係だった先輩が、「今日、仕事が終わった後空いてる?」と声をかけてきてくれました。
正直、教育係の先輩の指導はとても厳しかったので、「飲みに、かぁ…」と思ったのですが、断る理由もないので、「お願いします」とお返事しました。
仕事終わり、人気の居酒屋さんにて二人っきりになった時。
先輩が、私にこう告白してくれました。
「毎日頑張っているのは知っているんだ。みんな、あなたに期待している分、早く仕事を覚えてほしくて、つい厳しくなっちゃうんだよね。でも、あなたが日を追うごとにどんどん落ち込んでいるのがわかって。
職場では忙しくてなかなか仕事以外のことを話す時間がないから、もっとあなたのことを知りたいと思って、今回声をかけたんだ」
職場は循環器全般を扱う病棟で、カテーテル検査からバイパス手術、慢性心不全から急性心筋梗塞まで幅広い症例を扱っていました。
それまで内科経験しかなかった私にとって、病棟の忙しさは想像以上であり、「向いていないかも」と感じていました。
先輩たちの口調も強く、「何やってんの!」「こんなことも知らないの?」と冷たく言われてしまうことも多かったため、職場の方々から「受け入れられていない」と感じていた私。
でも、実は逆で「期待してくれていたから声をかけてくれていた」ということが分かっただけで、本当に救われた気分になりました。
その日からは、先輩たちからたとえきつく言われたとしても、「本当に受け入れていなかったら、そもそも声すらかけてもらえない」と思うことができ、辛い時期をなんとか乗り越えることができました。
無口だと思っていた先生が、まさかの…!
普段はほぼ無口で寡黙な医師。
いつもステーションの隅っこにあるパソコンで、一本指だけでゆっくり入力しているのが印象的でした。
異動後初の職場内合同飲み会でのこと。
くじ引きでたまたま隣の席になった先生は、はじめこそ普段の寡黙な状態でしたが、お酒が進むにつれて、どんどん饒舌に!
気が付くと席の周りには職場内の様々な職種の人たちが集まり、みんなで大盛り上がりしているではありませんか!
この先生、実はもっと他職種の職員とコミュニケーションを取りたいと思っているそうなのですが、普段は人見知りな性格なので、なかなか声をかけづらいとのこと。
その分、お酒が入れば誰でも気軽に話しかけることができるため、飲み会での人気者、とのことでした。
早速私も、翌日、彼氏と初めてのデートを予定していたので、「先生、どうすればその彼氏とうまくいきますかね」と相談してみました。
すると、「あのな。その彼氏とずっと一緒に居たいと思うんだったら、初めてのデートで勝負をかけろ!」というアドバイスをいただきました(笑)
その日以降、先生は私を見つけると「どうだ、彼氏とはうまくいっているのか?」とその都度気にしてくれていました。
結婚をきっかけに退職することになったとき、「幸せにね!」と満面の笑みで言ってくださったこと、今でも忘れません!
最後に
いかがでしたか?
先輩たちとあえてプライベートの時間に会うことで、職場での印象も大きく代わり、その後の仕事にも大きな影響を与えます。
ぜひ皆さんも、「大変そう」とか「めんどくさい」という考えを捨てて、職場での飲みにケーションにまずは参加してみませんか?
この記事を書いた人
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ライター兼二児&二匹のママ兼ナースとして、あわただしい日々を過ごす。
もうすぐ2歳の娘の口癖は「バナナ!」。
どんなに頑張って食事を作っても、食事の時は必ず「バナナ、ないの?」とまずバナナを探されてしまいます。
今の目標、それはバナナよりもおいしいご飯を作れるようになること。
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