楽だなんて嘘！？･･･外来勤務の話

私は派遣看護師として生計を立てていますが、派遣看護師として外来に勤務していたことがあります。

｢外来＝日勤のみ｣、病棟よりはきっと楽なはず･･･。そんな思いを抱えていましたが現実は思ったよりもハードでした。

今日はそんなお話をしていきたいと思います。

病棟に勤務していた頃から、のんびり座っている暇はありませんでした。しかし、病院にいた頃は立ちっぱなしというよりも“動きっぱなし”の働き方でした。

その点、外来勤務では動線は思いのほか短くてどんどんどんどん足に疲労がたまっていきます。

私の感覚では病棟ではふくらはぎがつかれるけれど、外来では足の裏が痛くなる･･･。

そんなこんなで八時間みっちり働いた後は帰りの階段がさっさと登れないくらい足にジンジンした痛みが残っていました。

解決法は？

私が考案した解決法は、ありきたりだったのですが一応執筆してみます。

●｢靴をしっかり選びましょう｣

私はとにかく厚底のスニーカーを探してナースシューズにしました。病棟の時には安いものを使っていましたが、すぐに買い替えクッション性のある中敷を敷いてなんとか痛みと戦っていました。

●｢痛みや浮腫を翌日に残さない｣

外来勤務のあとってとにかく足がヘトヘトです。触ると痛いくらい浮腫んでいる事もあります。フットケアも大事なのですが足浴やマッサージって思いの他手間がかかりますよね。私はお風呂上りにボディローテーションでふくらはぎを揉み、足の裏に湿布を貼って寝ていました。

超ズボラですが、何もしなかった翌日は本当に足がバキバキです。簡単なことでいいのでフットケアは毎日するのが有効的です。

外来勤務ってどの病院もそうなのでしょうか。(私は一箇所にしか勤務していないので)

外来勤務する看護師は臨床経験数十年というベテランの方が多く、みなさん様々な病棟を経験してきていらっしゃるんですね。

なので、外来勤務も他科ローテーションで回ることが多いです。つまり、今日の午前が眼科で午後耳鼻科、明日は整形外科、なんてこともあるのです。

･･･。覚えることがとにかく多い！！！

私は小児しかほとんど経験がありませんでしたので、小児科メインで勤務させていただき、徐々にローテーションに参加しましたがそれでも正直、毎日毎日勉強ばっかりでした。

内視鏡類の洗浄や、1日数十人を超える採血、視力を測る機械の取り扱い方、各種検査、団体でくる健康診断･･･。

未経験のことがたくさんあったので、先輩方にはたくさん迷惑をかけました。

｢外来なので時間通り帰れる楽な仕事だ。｣と言っていた転職サポートの方･･･、どういうことですか！？

って気持ちでいっぱいでしたが、3ヶ月する頃には業務にはなんだかんだ慣れて楽しく仕事をしていました。

外来は、はっきり言って給与がガクンと下がります。

なぜなら“夜勤がない”からです。これはひとつの外来の魅力でもあるので、一概にデメリットとは言い難いです。

しかし、勤務内容のわりにあまりにも少ないんじゃないか！？と感じることもあります。

正規職員でしたらボーナスが出ますが、派遣勤務の私は完全時給制。せっかく夜勤がないのなら有給もあって、ボーナスもある正規職員で応募すればよかったと、後悔することもありました。

外来勤務では、救急車対応や重傷者優先などで予約していても患者さんにお待ちいただくことが多かったです。

そのため、｢予約をしているのに！何のための予約だ！｣という趣旨の訴えを起こす患者さんは少なくありませんでた。

私は総合病院だったので、1日の外来患者数は1000人を超えることもしばしばありました。回転が早いのも外来の特徴ですが、苦情対応で流れが止まってしまうと確実に残業です。

しかし、多くの病院では苦情対応マニュアルがあったり、苦情対応窓口などという部署もあったので、患者さんの訴えやトラブルを無事解決出来ることがほとんどでした。

私は完全に甘く見てスタートしてしまった外来勤務･･･。

外来に転職を考えている方は特に、この記事を読んで実態を理解しておいて欲しいです。