ナースはつらいよ

ナースのあなたに知ってほしい!患者様の「死にたい」のサイン

こんにちは、しまりんごです。
ドキドキしそうな、過激なタイトルで自分でもびっくりしています(笑)
が!しかし、真面目なお話です。

私は精神科病棟、精神科訪問看護を経験してきましたが、どうも一般科に勤務している友人に話を聞いているうちに、自殺を既遂してしまうケースはどうも精神科病棟よりも、一般病院のが多いらしいということに気が付きました。首つりや高いところからの転落で亡くなるケースが多いんだという話をよく聞くのです。

精神科には、うつ病やパーソナリティー障害などの自殺企図リスクの高い患者様がいらっしゃるので、当然それを防ぐ意味の管理は厳しいです。閉鎖病棟には鍵がかかっていて出られませんし、病室の仕切りのカーテンレールを使い首をつろうとしても、わざと立てつけが弱くなっているので体重をかけると落ちます。荷物は入院時、外出後などきちんと確認し、刃物類は一切持たせませんので爪切りさえ必要なときに声をかけてもらいます。一昔前まではナースコールさえ病室につけなかったほど徹底しています。

けれど、本当に時々、自殺を既遂してしまう方もみえます。つまり、「物」を管理するだけでは不十分だということです。

「死にたい」と思っている患者様はサインを出していることが多いです。しかし、忙しい勤務の中、意識していないとそのサインを見逃してしまうことがあるのです。今回は、ナースが気づくことができれば不幸な事故が避けられるかもしれない患者様のサインをご紹介しようと思います。がんの告知を受けたなど、身体的な病気によって大きなショックを受けた後、以下のようなサインがないか注意していただければと思います。

やたらと明るい

病名の告知などで少し前まで落ち込んでいるように見えたのに、やたらと明るいように振る舞っているときはとても危険です。自分の中で「死」を決意した患者様は、吹っ切れたように明るくなる時があるのです。家族など周囲の人に自分の決意を悟らせまいとしているときもあります。

消灯後、何やらこそこそやっている

自分の死後のことを考えて、家族が困らないようにやっておかなければいけないことを人目につかない時間にやっていたりします。遺書を書いたり、お金のことで教えていかなければならないことをメモしたり。夜遅くまで起きていて何かしている気配があれば声をかけてみてください。

急に面会が増えた

もともと付き合いの多い人が面会者が多いのは当然ですが、自分から電話をかけたりして面会を求めているようなことがあれば要注意。今のうちに会いたい人に会っておこうという心理が働いていることがあります。

外出や外泊の希望が増えた

外出して死を遂げる準備をしていたりします。面会に来られない人に会いに行ったり、法律の専門家に相談に行ったり、死ぬために必要なものを揃えに行ったり。外出から戻った後の自殺は特に多いそうです。

感謝の言葉が多く聞かれる

「看護師さん、ありがとう」そう患者様から声をかけられることはよくあることだと思いますが、すごく気持ちが込められているように感じる、回数が多いように感じるなどの違和感があるときは注意が必要かもしれません。「発つ鳥、あとを濁さず」ではありませんが、最後に感謝を言葉にして逝こうとする人は多いため、精神科でもこういう場合は注意するように教えられています。

世の中を悟ったような話し方をする

例えば、がんを告知されたとします。それを受容するには5段階の過程があると言われています。否認、怒り、取引き、抑うつ、受容の5段階です。自分の置かれた状況を受容できるようになるまで、時間がかかることがわかります。それなのに、大分早いと思われる時間の経過で、全てを受け入れたような、悟ったような話し方をしていると感じた場合、それはむしろ不自然なことです。本当は受け止められていない可能性が高く、内的には自暴自棄になっていることもあります。

いかがでしたか?死にたいと行動を起こしてしまう人は、すごく落ち込んでいるように見える人かと思いきや、そうでもないのです。既遂するには、誰にもばれずに決行したほうがその確率は上がりますよね。だから、なるべく落ち込みはみせません。

ちなみに「死にたい」と口に出す人は、死ぬことよりも、それを止めてもらうことが目的。関心を集めたいという願望がそうさせることが多いです。だから、本当に死を望んでいるわけではありません。はっきり言葉にはしなくても自殺をほのめかす人も多くはそういうケースに当てはまります。けれど、例えば多量服薬した薬の種類や量により、リストカットした場所や出血量により、自殺企図の発見が遅れたことにより、自殺が既遂されてしまうケースがあります。もしこのような患者様と関わる機会があれば、精神科での治療をすすめることが必要かもしれませんね。

最後に、がんなど身体的な病気によるショック以外でも、失恋やリストラ、近親者の死などで急性的に自殺のリスクが高い方も見えます。その場合、冷静になることもないまま、勢いで既遂してしまうことがあります。未遂で病院に運ばれてきた場合、また同じように事を繰り返す可能性があるので、危険と思われるものはそばに置かず、なるべく目を離さないことを強くおすすめします。

この記事を書いた人

しまりんご
育児花丸旦那さんと4歳の息子との3人暮らし☆専業主婦に対する憧れも密かに抱きつつ、常勤で走り続けるワーキングマザーです。趣味は楽器演奏と、映画鑑賞。最近は手芸店巡りが大好き。目指すは、なんでも挑戦する30代♪
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闘うワーキングマザー
しまりんご
精神科や緩和ケアなど経験がちょっと特殊!

育児花丸旦那さんと4歳の息子との3人暮らし☆専業主婦に対する憧れも密かに抱きつつ、常勤で走り続けるワーキングマザーです。趣味は楽器演奏と、映画鑑賞。最近は手芸店巡りが大好き。目指すは、なんでも挑戦する30代♪

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