看護師を辞めたいときにすべきこと

｢看護師を辞めたい！｣

そう思ったことのある方は何人くらいいるでしょうか。
一度も思ったことのない人は居ないんじゃないでしょうか。

今日は看護師を辞めたい＆いざ辞めると覚悟したときにするべきことをまとめてみました。

｢看護師を辞めたい！｣方はこれを読んで、方向性を決める上での参考になることを願います。

退職を考えている方は、“看護師”を辞めたいのか、“職場”を辞めたいのか、自分の気持ちを見つめ直してください。

“看護師”の仕事自体を辞めたいという方は、迷うことがないのかも知れませんが、“職場”を辞めたい方は辞めたい理由を突き詰めて考えてみましょう。

その、悩みは職場を変えることで解決できるものが多いです。

看護師資格を所有してさえ入れば、働き方は様々。自分のライフスタイルに合わせた働き方も可能です。

看護師の求人情報を見たことのない方はぜひ、閲覧だけでもしてみてください。

｢え？こんなに求人があるの？こんなところでも仕事が出来るの？｣

きっとそう思うはずです。

また、先述した“看護師”自体を辞めたいという方も、今は企業で働けたり、ツアーに同行したりする看護師業務もあります。

私は看護師資格を持っている方ならぜひ、資格を生かした職場に転職して欲しいと思っております。

現在、｢辞めたい｣と思う方は若年層に多い傾向にあります。
(離職率平均は常勤看護師10%程度、内新卒看護師7～8%)

さて、仕事を辞めてどうしますか？

とは言え、まだ20代前半なら“実家に戻る、実家のお世話になる”が可能かもしれません。

しかし、20代後半となるとなかなか、難しいものがあるかもしれません。

さて、看護師を辞めた場合、もちろんながら収入は下がります。

女性労働者の中で看護師の年収ランキングは11位にあり、その平均は480万円程度とされています。逆に女性労働者全体の平均年収は350万円程度(厚生労働省の発表より)

年収が130万円下がっても生活していけますか？今の生活水準を保とうとしたら、貯蓄は減っていく一方です。

また、看護師資格しか持っていない方、年下の上司相手にOL１年目からほんとうにやり直せますか？

上記内容を踏まえ、｢辞めたあと、どうするか？｣をしっかり考察する必要があります。

さて、転職を考えている方には自分の経歴を見直す作業をして欲しいです。

“看護師”を辞める方は新たなスタートするので病棟、科目経歴は関係ないかも知れませんが、“職場”を辞める方は次の就活では、経歴と経験がキーになります。

看護師歴が長く、オールマイティにこなせる方は何の心配もいりませんが、入職してから転科してない方(特に、産科やNICUなど特殊な業務の多かった方)は、次も同じ科目をすすめられることが多いです。

また、違う科目に配置された場合も“わからないことが多いけど新卒ほど丁寧に教えてくれない”ことや、“ある程度の即戦力となることを期待”されていることがあります。

一から学びたいと思って意気込んでいても、就職先の雰囲気とギャップが生まれるかも知れません。

そして、注意したいのが新卒看護師の転職です。中途採用の看護師求人を見てみると、“臨床1年以上経験”という条件をよく見ます。

これは、交渉出来る場合もあるみたいですが安易に考えてしまっては就職難に陥る可能性もあります。

私の最初の転職は、看護師3年目でしたがそれでもなかなか厳しいことを言われることもありました。

上記したとおり、看護師が転職を考えたときにすべきことは大きく３つあります。

• 方向性を再確認する
• 退職後の見通しを立てる
• 自分の経歴を見直す

“忙しくて何もかも嫌になる”ことってありますよね。
しかし、何もかも嫌になった時こそ、衝動的に行動することは危険です。

転職活動は計画的に、最低半年程度の余裕を持って行うといいでしょう。