え！？ここまでやるの！～小児科看護師～

こんにちわ、Chuckyです。
みなさんは、小児科(病棟)勤務についてどこまでご存知ですか？

私は、新卒で小児科病棟に入職致しましたが、｢え！？ここまでやるの！？｣と思ったことが何点かありました。

これから、小児科を希望される方、配置換えで転職になった方に読んでいただき、少しでも参考になればいいな、と思いながら執筆していきます。

小児科病棟(もしくは、小児科クリニック)にみなさん、人生で一度は足を運んだことがあると思います。

そこでまず、目に入るのが可愛く壁面装飾された診察室じゃないでしょうか。

あれ、実は、看護師さんが作ってる場合が多いんです。(保育士さんがいるような病棟では保育士さんが作ってくれることも)

時期によって、流行りのキャラクターが違います。

ディズニープリンセスが流行った時期には、ディズニープリンセスの装飾を、戦闘キャラが流行った時期には戦闘キャラの装飾を･･･。

おかげで、子供たちの流行をキャッチすることができ、コミュニケーションの、導入には役立ちます。

私のいた病棟ではキャラクター関係は、使用OKだったのですが、キャラクター類が一切禁止の病棟(や、クリニック)もあります。

その時は自分のセンスで季節に応じた装飾をしなければなりません。

これが、業務中に行うのが難しく、画用紙とハサミを持って時間外に行うことも･･･

今どきですから、壁面装飾の参考文献や雑誌、壁面装飾セットといって、あらかじめパーツが切り抜かれた画用紙も販売しています。

どうしても工作が苦手な方は、管理職に相談して使用してみるのもいいかもしれません。

次に、レスパイト入院についてです。

レスパイト入院とは“レスパイト”という言葉のとおり、休息･息抜きを示します。

ここでいう対象は、乳幼児や障害児を持つお母さんです。

普段、子育てをしているお母さんが疲労困憊で倒れてしまっては本末転倒。

レスパイトケアとして、お子さんをお預かりするという制度です。

レスパイト入院してくるお子さんは、基礎疾患が重症であることが多く、“病状悪化で入院したわけじゃなくても”かなり神経質に看護しなくてはならないことも多いです。

そして、基礎疾患が重症になるほど日常生活援助も技術が必要になってくるので、１：１の看護で対応する場合もあります。

小児科と言えば、乳幼児のお子さんもたくさんいます。

中でも数ヶ月単位で入院しているお子さんに関しては、“離乳食の最初の一口”に立ち会うことも結構あります。

ミルクしか飲まなかった赤ちゃんが、リンゴジュースを口に入れた時のなんとも言えない表情･･･。

本来であれば親族くらいしか見ることの出来ない場面に立ち会えて貴重な体験ができます。

しかし、見るからにアレルギー体質の患児や、アレルギーを発症しそうなものをはじめて食べる時はやはり緊張します。

心苦しい話題ではありますが、入院してくるお子さんの中には、“虐待”を疑わなければならないケースもあります。

洗濯してない服を着用している、極端に痩せている、洋服内など露出しにくい部分に怪我が多い。

など、気になることがあれば報告する義務があります。

しかし、これもナーバスな問題。もし違っていたら失礼きわまりない！ってことにもなり得ます。

見極めが難しい問題でもあるので、先輩や管理職との共通理解をしっかり行っていきましょう。

虐待疑いがあるとして、“母子引き離し”の場面に立ち会ったことがあります。

これが本人のためだと思っていてもムネがさけるような気持ちになることもありました。

今回書いた記事の中では、看護手技の上達よりも、小児科ならではの特殊なことが多いような内容ですが、働いてみるとやりがいがあることがたくさんあります。

私は新卒時から小児科で勤務できて自分の糧になったと思います。

小児科へ就職希望がある方や、機会のある方は、ぜひチャレンジして欲しいです。