愛情いっぱいの出産祝い
子供が生また時は、沢山の方々から「おめでとう!」という思いや言葉とともに様々なものを頂きうれしいものです。
その中でも第2子を生んだときに職場の先輩から頂いたプレゼントに感動し今でも重宝しています。
さて、それは何だと思いますか?
先輩の心遣いに感動
その先輩は、上の娘がお姉ちゃんになったことに「おめでとう」と、上の子にお祝いのプレゼントをくれたのです。
その言葉を聞いて、下の子の誕生は、上の子がお姉ちゃんになった大切な記念日なんだということに気づかされました。
甘えん坊で繊細な心の持ち主の3歳になる娘は、私のお腹が大きくなるにつれて抱っこしてもらえないことに苛立ち赤ちゃん返りするようになりました。
下の子が生まれる前から、こんなんで大丈夫かと懸念していました。
そんな状況を察して娘にプレゼントをしてくれる上司の心遣いに感動しました。
プレゼントの中身
次の三冊の絵本が入っていました。
おへそのあな/長谷川義史(著)
お腹の中の赤ちゃんがへその穴か世の中を覗いているという作者の斬新なアイデアに脱帽です。
赤ちゃん目線で描かれているお腹の外の絵がとってもユニークです。
家族みんなが暖かく赤ちゃんを待ち望んでいる姿が微笑ましく、子供にこうしてみんなに望まれて生まれてきたんだよと話すと喜びます。
そして、最後のページの赤ちゃんからのメッセージにジーンと涙が湧いてきました。
友人が第2子が生まれると聞いた時には、早速この絵本をプレゼントしました。
4歳になる友人の子に、この絵本を読んであげたら、お腹の赤ちゃんに話しかけたり、お腹に向かって手を振るようになりました。
そんな可愛い姿にニンマリしてしまいます。
ちょっとだけ/瀧村有子(著)、鈴木永子(イラスト)
私が下の子におっぱいをあげていると、お姉ちゃんが戸の隙間から覗いては泣くいじらしい姿に切ない気持ちになりました。
でも、娘がかまってほしいと思う時には応えてあげることができないことが増え「ちょっと待って」「あとで」と娘のことを後回しにして我慢させてばかり。
それなのに、やきもちを焼いて駄々をこねるので叱ることも増えイライラすることがありました。
この絵本には、お姉ちゃんになり感じる切なさを乗り越えて成長していくけなげな女の子が姿が描かれています。
この絵本を読み娘も娘なりにお姉ちゃんとして頑張っていることに気づかされました。
ちょっと時間が空いた時は、新米お姉ちゃんをちょっとだけでなくいっぱい抱っこしました。
私は母として、娘はお姉ちゃんとして成長させてくれた絵本です。
やさしいイラストに心が和みます。
下の子が大きくなった時に読んであげると兄弟愛が芽生えたようです。
生まれてきてくれてありがとう/にしもとよう(著)、黒井健(イラスト)
私も子供もお気に入りの絵本です。小学生になっても「読んで」と子供にせがまれたほどです。
絵本の中のセリフ、「あなたは、世界でたた一人のかけがえのない存在。うまれてきてくれてありがとう。」と生まれた時は思ったのに、子供が成長するにつれてついつい他の子と比べては、こうなって欲しいあーなってほしいと願望が膨らんでしまい子供にプレッシャーを与えてしまいます。
そんな時に、この絵本を引っ張りだして読んでは反省しています。
そして、子供が生まれた時の感動が蘇り、かけがえのない唯一無二の存在である子がここに存在する幸せを感じます。
動物の母親がわが子を愛情持ってギュッと抱きしめる姿、その愛情を受け止める子供の表情がなんとも言えません。
愛情たっぷりの絵本です。自己肯定感が高まります。
さいごに
子供はずいぶん大きくなり自立し、あの時のことは遠い昔に感じます。
この三冊の絵本を読むと、あの子育ての頃が懐かしく思い、ついこの間だったような気もします。
子供の虐待やいじめなど世知辛い現代には必要な絵本に感じます。
この絵本を読むと誰もが暖かい気持ちになるように思います。
出産祝いを何にしようと悩んでいる方がいましたら、おすすめのプレゼントです。
また、生きるのが辛いと思う方にもぜひおすすめします。
普段当たり前のようにある何気ないことが幸せだと気づき、今ある与えられた命に感謝の気持ちが生まれ幸せな気持ちに満たされることでしょう。
この記事を書いた人
- 十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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十数年、一般病院で勤務。その後、老年看護、認知症看護、ターミナルケアに興味があり老人施設に就職しました。現在、認知症ケアに特化し、看取りを積極的に行っている老人施設で働いています。
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