行ってみよう!やってみよう!!ツアーナース3
こんにちは、おじゃりんです。ツアーナースに興味のある看護師さんもいるかと思い体験をつづっております。
私は子どもを対象にした添乗しか行ったことがないのですが、今回はそんな子どもたちと関わっていて面白いと感じたことを紹介していきたいと思います。
年齢や地域によって子どもたちの特徴が違う
ツアーナースの募集は小学生が多いです。私は首都圏に住んでいるため東京都内の学校の移動教室について行くことがほとんどでした。移動先は関東近郊の山や海で、2泊3日が多いです。
東京都と一口に言っても東から西まで街中にある学校もあれば山の中にある学校もあります。付き添った学校で一番規模が大きかったところだとひと学年200人弱のところがあり、一番規模が小さいところで1学年10人でした。
10人の学校と200人の学校では行く先も違っていたのですが、大規模校の移動教室はまさに集団生活の規律を学ぶような移動教室になり、小規模校ではまるで家族、親戚で行く旅行のようでした。
都会の子どもたちの健康課題が見えてくる
いわゆる都会の学校に通う中学生。ハイキングは小学校よりもなだらかで短いコースでした。
しかし、中学生だから余裕というわけではありませんでした。きっと普段から舗装された道ばかりを歩いているのでしょう。あまり運動習慣もないのかもしれません。
また、つまづいて足首を損傷した生徒もいました。聞いたところ石にも木の根っこにも引っかかっていないそうです。何もないところでつまづいたと・・・体の基礎ができていないなと感じました。全体的に生命力の弱さを感じる学校でした。
小学校3年生と6年生では全く違う
公立学校だとは早くて小学校4年生から宿泊行事が入るようですが、私立や国立大学の付属小学校で小学校3年生の付き添いをしました。同じ小学生といえども年齢差は3歳といえどもやはり6年生と3年生の違いは大きいです。
3年生はまだまだ幼いためトイレの問題が特に大きいと感じました。自分が親になったとき、小学校3年生くらいまでは旅行の時下着も含めて着替えの予備を持とうと思いました。それくらい3年生ではまだまだ幼いです。
逆に6年生ともなるとかなり頼もしい感じになります。話は通じるようになるし、仕事を頼むこともできます。責任感も芽生えてきています。子どもの発達を肌で感じることができます。比べてみると面白いです。
あまりかかわってこない子どもがいればものすごく人懐っこい子どもたちもいる
基本的には何かあったときの看護師なので子どもたちが主役の移動教室に深入りすることはありません。そのため知らないおとなに興味を示さない子どもが多いです。これは小規模なのか大規模なのかということはあまり関係ないと思います。
そういった学校に当たっと時には本当に影、座敷わらじのような存在になります。「看護師さんてどの人?」と、私が目の前にいながらそんなことを言う子どももいました。もちろん、一番最初に全体に向かって自己紹介していますよ。
しかし、たまに、たまにいました。果敢に攻めてくる子どもたち!!自己紹介をしたその瞬間にちゃん付で私を呼び、自然散策中もグループで近づいてくる女子。自由時間に宿舎内の保健室に遊びに来る女子。思春期の入り口にいて年上の女性に興味津々で、彼氏はいないのか、結婚していないのかと質問攻めにしてくる男子。
とっても馴れ馴れしいのでおとなにこの態度をとられたらとてもうっとうしいと感じるところですが、子どもだから赦せます。むしろかわいらしく、ほほえましいものです。
歳を聞かれたらわざと実年齢より10歳上にサバ読んでみたり、ナイトハイクで怖がってしがみついてくる子どもを脅かしてからかってみたり、子どもたちとのおしゃべりは楽しいです。
いろんな地区のいろんな学校に行ってたくさんの出会いを楽しもう
子どもたちと仲良くなれてきたかな、と思った頃に仕事は終わり、その子たちと会うことはもうないでしょう。ちょっと寂しさも感じますが、また次の仕事先で新しい出会いが待っています。
いろんな場所に出向き、たくさんの人と、子どもと関わることで新たな発見をし、自分の感性も磨かれていくような気がしています。
この記事を書いた人
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人と関わること、子どもと関わることが好きだけど、ものすごくエネルギーを奪われてしまうタイプの人間です。
子どもと戯れる生活になり、日々ストレスと驚きと喜びを感じながら生活しています。
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