産休・育休中の過ごし方あれこれ
こんにちは、保健師のアオです。
前回は、妊娠発覚から産休までの過ごし方をご紹介しました。今回は、いざ仕事を終えてお休みに入ってからの過ごし方をご紹介します。「私はこんなふうに過ごしていたよ」というご提案から、「もっとこんなふうに過ごせば良かった」反省点まで、産休・育休中のあれこれを並べてみました。
上の子は保育園への登園を継続
産休に入る頃、上の子は2歳になる前でした。産休を機に保育園をやめてしまうと、仕事復帰時にはまた新たに保育園を探さなければなりません。そうなると、「保育園に入れるのか?」という不安が生じます。私の住む地域では、産休育休中でも保育園に通うことが可能でしたので、上の子には保育園の登園を継続しもらいました。自治体によっては、産休に入る時点で保育園を退園しなければならないところもあるようなので、お住まいの地域の保育園の仕組みをよく調べておく必要があります。
保育園の登園を続けることで、子どもにとってもメリットがあります。夏場は毎日水遊び、冬は毎日雪遊び、粘土や絵の具、どろんこ遊びなど…お家ではなかなかできません。特に大きなお腹の妊娠中や小さな赤ちゃんがいる間はなおさらです。なかなかアクティブな遊びができない妊娠中や出産直後でも、上の子は体を持て余すことなく楽しく遊ぶことができました。
また、規則正しく食事やお昼寝をすることで上の子は生活リズムが崩れることはありませんでしたし、風邪もひきにくくなり体が丈夫になりました。産後は夜間の授乳で寝不足になりがちで、母の方は生活リズムが崩れてしまいます。保育園に行っていなければ上の子は、私と一緒にお昼寝したり食事時間が遅くなったりして、規則正しく生活するということは難しかったかもしれません。
日中の時間はこう過ごした
毎朝、上の子と夫を送り出すと貴重なおひとりさま時間が始まります。とはいえ、朝食の片付けや洗濯、掃除など家事をしているとあっという間に時間が過ぎてしまうのです。おひとりさまランチは本当に簡単なもので済ませていましたが、とっても気楽でした!あとは、仕事をしているとなかなか観ることができないワイドショーやドラマの再放送を楽しんだりしました。
また、仕事をしているとなかなか参加できない母親教室やマタニティヨガに行ってみたり、親子で参加できるイベントに出向いてみたりもしました。この時参加したイベントのことは、とっても楽しかったようで、今でも上の子は覚えています。
出産予定日の1ヶ月後にケアマネ試験が控えていたので、カフェで勉強もしました。通信講座を利用して、興味のあった資格の勉強もしました。とにかく期間限定の主婦を楽しもう!と、色々やってみました。
職場との繋がり方
出産後、無事産まれたことを職場に報告しました。産後落ち着いてから、出産内祝いをお渡しすることも兼ねて職場に子どもを連れてご挨拶に行きました。久しぶりの職場の雰囲気に、少し緊張しましたが、いずれ職場復帰することを考えると直接出向いてお礼をすることが望ましいかと思います。
また、職場復帰の1カ月前には職場の上司と打合わせするために職場に足を運びました。復帰後にどのような流れでケースを引き継ぐのか、どの事業を担当するのかなど打合わせることで、復帰後のイメージが湧いて心の準備ができました。
やっぱり気になるお金のこと
やはり気になるのがお金のことです。産休前は夫と二人分の給与があったものが、お休みに入ると私の給与はゼロ。単純計算をすると、収入が1/2に減るわけですからやはり節約は必須でした。私の職場では保育料手当てが出るのですが、それがお休み中は手当てが貰えないことも痛手ではありました。ちなみに、雇用保険から支給される「育児休業給付金」では収入の半分程度の給付金が貰えました。
復帰の時期とそれに向けての準備
保育園への入りやすさを考慮して、新年度開始に合わせての復帰としました。そのため、子どもは生後7カ月で保育園に入園。復帰前は子どもの入園準備などで忙しく、私の場合は仕事に向けての準備にはあまり時間がとれなかったように思います。もし可能であれば、仕事復帰に向けて担当分野を勉強したり、日々変化する制度や法律、医療の知識習得にも目を向けてみると、よりスムーズに仕事復帰ができるのではないでしょうか。
もう少しのんびりと育児休暇をとれば良かったかなぁとも思うこともありましたが、保育園入園や経済的なことを考えるとベストな時期だったと思います。また、仕事に復帰すると「妻」「母」だけでなく「保健師さん」としての自分の居場所もでき、以前とはまた違った視点でも仕事の面白さを感じることができました。
この記事を書いた人
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病棟看護師として2年勤めた後、保健師へ転職。
現在、保健師8年目。プライベートでは二児の母であり、ワーキングマザー6年目。
主に、地域での看護のお仕事や子育てとの両立についての記事を書いていきたいと思います。
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